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社会に出る前に知っておきたかったお金の話③厚生年金のはなし

前回は社会保険のうちの「健康保険」について記載しましたが、今回は「厚生年金」などについて記載したいと思います。

「厚生年金」は年金制度の1階部分と2階部分をあわせたものなのはご存じだと思います。また健康保険と同様、労使折半での支払いです。
今の若い人は年金納めても年を取ったらもらえないから納めなくていいんじゃないかと思っている人も多いのでは?確かに老齢厚生年金、老齢国民年金は期待薄・・・
ですが、年金にはほかにも支給されるものがあり、それには加入条件が必要だったりするので馬鹿にできなかったりするのです。

それは
障害年金
遺族年金

それぞれ、厚生年金は国民年金に上乗せのかたちでもらえますが、障害年金に関しては3級またはそれ以下の障害(その場合は一時金)で給付されるのは厚生年金部分のみなので、障害の程度によっては国民年金だけの加入だと給付を受けられないこともあるそうです。

また、学生時代、国民年金に加入していましたか?
学生のうちでも20歳を迎えたら年金納付または学生免除で届けが必要です。未加入のときに障害を負ったら障害年金を受けられないので、万が一に備え年金未納は避けたいですよね。

前回お伝えした健康保険と今回お伝えした厚生年金、産前産後休暇中や育児休業中などは免除されます。産休育休中は出産手当金や育児休業給付金などでお給料の一部と同じ金額は支給されますが、社会保険は労使ともに免除になるので、手取り額の減少は少し抑えられます。天引きされる額で一番大きいのが社会保険ですからね。

また、転職などで退社するとき、退社日によって社会保険が引かれない場合もあるのはご存じですか?社会保険は月末時点で在籍している必要があるので、月末以外の退社の場合社会保険が引かれません。
つまり、月末に離職していたりする場合は国民健康保険や国民年金に加入しなくてはいけないのです。
被扶養者がいる場合は人数分の健康保険が必要になりますし、第三号被保険者を養っている場合も国民年金を2人分かけなくてはいけないのは注意しておきたいことです。

社会保険料はお給料のかなりの額をしめるので、しっかり学生の時に知識としてつけておきたかったものです。

育児・教育に関する情報を発信できればと思っています。