クラウドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」で自主制作CDを作ったお話

私事ながら4/15にフレンドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」でCDを制作資金をご支援頂いての自主制作CDをつくりました。

そのリリースまでの雑感というか備忘録というかを、いつかまとめてみようと考えていたところ、ちょうどアルバム制作を予定されている #宅録お母さん よりご質問を頂いたので、お答えしてみたいと思います。


<目次>
Q1. なぜ配信ではなくCDのアルバムを作ったの?
Q2. 全体の予算感が聞きたい
Q3. クラウドファンディングはなぜ1口500円で20,000円達成したの?
Q4. リリースまでのスケジューリングを教えて~
A. そして反省点…。


Q1.なぜ配信ではなくCDのアルバムを作ったの?

単刀直入にCD世代だからです!
ジャケットとか盤面デザインを考えるのとか考えるのワクワクしませんか?

…と言ってしまえばそれで終わっちゃう話なんですが。

音楽配信サービスは今や色んな所が仲介サービスを行ってくれてて手間こそ殆どかからないものの、少額ながら継続的な維持費が掛かってしまいます。
メジャーなアーティストのような再生数を叩き出せれば問題ないのですが、自分の規模感で維持費を賄えるだけの再生数が期待できるかというと、それはちょっと厳しい。あと誰が聴いてくれているかわからない…。

ではCDはどうか?と考えると、CDをプレスするとなると一括でなかなかなお値段がかかります。どれくらい売れるか見当もついていないド素人がポ~ンっと出せる金額ではないです。

なんてことを悩んで過ごしていたのですが、調べてみるとどうやらCDプレスではなくCD-RコピーというプレスCDのようにちゃんとした製品化できるものがあるらしい。しかもロットも少数なので値段も安価

あとここも重要なんですが、自分はネット上でしか活動をしていないのでライブで販売などはできません。業務委託で販売せず、自分でネットで販売をすれば、どんな人が買ってくれているかも知れる!感謝の気持ちを伝えられる!というのもあり、CDを作ることを選びました!

ちなみにbandcampでデータ販売は行ってます!サービスが充実しているので手数料は15%くらいとられますが…。


Q2.全体の予算感が聞きたい

ということでこのCD-Rコピーというサービスを利用して作ることに決めました。ちなみに自分はこちらの業者に依頼。

バンドのミカタ
https://bandnomikata.ocnk.net/

ジュエルケース、フロントカード4P、帯付き
つまり一般的に販売されているCDみたいな形ですね。
それで100枚 30,888円

仕上がりはこんな感じです。見栄えはプレスCDのそれと遜色ないです。

イラストは「しかばねのおむすび」さんのイラストを使用させて頂き、ジャケット、盤面、帯などのデザインは自分で作りました。

イラストの使用料については、しかばねさんからのご善意から「今回は完成したCDを頂ければ」とのことでしたので、恐縮ながらお言葉に甘えさせていただきました。

ですのでトータルの出費は30,888円でした。

1枚単価はプレスと比べると割高になるのですが、CD-Rコピーはロット数が少なくても作れるというところが嬉しいところ。
500枚以上売り切る見込みがある方はあんまり参考にならないかもですね。


Q3.クラウドファンディングはなぜ1口500円で20,000円達成したの?

とりあえず以下のことをやりました!

その①「最小額500円に設定」
気軽にご参加頂けるように「最小額500円に設定」に設定しました。
その②「リターン」
スポンサー募集のような感じで、「CDにご支援頂いた方のお名前を記載」というリターンを設定しました。
その③「宣伝」
毎日一曲ずつ収録曲の紹介ツイートをし、支援について宣伝をしました。

と、思い返すとこの3つくらいしかありません。
このくらいは誰でも思い尽くし、誰にでも出来ちゃいますよね。
なので、書いといてアレですが上記はあんまり参考にならないと思います。

改めて少額ながら何が達成する要因となったかを考えると、重要なのは

・普段どんな活動をしているか
・それが周りに認知されているか

だったんだと思います。

自分の場合は「毎週日曜21時に月曜日への不安が少しでも楽になるように2分20秒の音楽を公開」という活動を昨年より継続して行っています。
同じく音楽つくる方ならおわかりいただけるかと思うのですが、毎週となるとこれがけっこう大変なんですよね…。
あとは #宅録お母さん のように「3ヶ月で100曲つくる」という活動なんか凄くわかりやすいかと思います。普通、出来ませんから!

つまり「周りから見てちょっと大変そうなことを頑張ってる」というのがミソなんだと思います。

① 周りから見てちょっと大変そうな活動をする。
② 認知してもらえるよう公言する。
③ 続ける、もしくは達成する。

作品が良い、曲が良いという人たちはごまんといるとこのご時世。
この3ステップを普段の活動に取り入れてみると、周りの目も少し変わってくるのかもしれません。


Q4.リリースまでのスケジューリングを教えて~

CD作ると決めて、何にも考えずに3/4にpolcaをはじめちゃいました。
そこから色々やって4/15より販売という、だいたいCD販売までに一月半。

以下が販売までの流れです。

3/4(1日目) … polca開始
↓ 毎日宣伝ツイート
3/19(15日目)… 支援金額達成
↓ デザイン検討
3/23(19日目)… CDデザイン諸々ほぼ完成
↓ デザイン微調整
3/30(26日目)… 入稿、マスターCD郵送
↓ 販売サイト作成
4/14(50日目)… CD納品
↓ 諸々最終チェック
4/15(51日目)… 販売開始

こうして書いてみると何ともない感じですが結構大変でした…。


そして反省点 … 。

こうして振り返ると反省点が多いクラウドファンディング、そしてCD制作でした…。ここから先のお話が一番お役に立てる内容かもしれません。

その① リターンはちゃんと考えろ!
今回のクラウドファンディングのリターンは前述した通り「CDにご支援頂いた方のお名前を記載」でした。
こんなリターンでよく希望金額を達成出来たな!と今でも思いますが、何よりCD販売後にご支援者の方からご注文を頂くと何だか二重にお支払いを頂いているような気分で申し訳無さが半端なかったです。
頂いたお気持ちにに対して相応のリターンを準備しておかないと、達成出来るかにも関わりますし、達成してもモヤモヤとした申し訳無さが残ります。
その② デザインは先に提示しろ!
データ配信時代にCDって無用のモノといいますか、いやモノとして如何に価値があるかという点が重要ではないかと思います。
クラウドファンディングを始める前にデザインは勿論、CDのモックアップ(模型)まで作っておいてアナタの支援で「コレが作れます!」「コレがリータンで手に入ります!」と示せると、より支援金を集めれたのではないかと思いました。
中身は音楽なのですが、CDはとどのつまりモノなのでそこを見据えて”手元に置いておきたい”を意識してデザインを考えることは支援募集時も、販売後も、有利に影響する重要な要因だと思います。
その③ 販売サイトも前もって作っておけ!
今やBASEやSTORESなどなど色々とございますが、1円でも手数料を払いたくない!という気持ちで特設サイト作りましたが、サイトを作ったのは自分的に大成功だったと思います!
サイト制作など面倒くさい、手数料払ったほうがマシ!という方はBASEなどで販売される方が良いかもしれません。
ちなみに自分は下記のこんな感じの特設販売サイトを作りましたが、販売当日ギリギリまで事前テストやら、なんやらで時間を取られてしまいヘトヘトになりました。前もって作っておけば…。
山出和仁 - 2分20秒の音楽#1
http://yamaidekazuhito.com/2m20s_music/

当たり前のことばかりですが、実際やってみるとその当たり前さえ見えてないと思うことが多かったです。

そしてCDを販売してみてわかったのですが、データ配信時代とか叫ばれながら案外CDって売れますし、売れるってことは自信に繋がります。
自分の作ったもので喜んで頂けると、もっと喜んで頂きたい、どうやったら喜んで頂けるだろうかと思えてきます。

自分はまだまだ駆け出しとも言えない存在ですが、自分の経験が他の方の糧になれば幸いです。


最後に、
ご支援頂いた方々、ご購入頂いた方々、
この記事を最後まで御覧頂いただ方々、
本当にありがとうございます。




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コメント1件

山出和仁 様|2018/06/18付の記事でふるいのですが、質問です。今回のCD制作とクラウドファンデングに使った時間と、その売り上げ金と精神的負担のバランスはペイできたのでしょうか。もちろんやることは大切なことですが、損得勘定を抜きにして次回もトライしたい、とおもいましたか。もちろん利益が上がることは想定してないとおもいますが。どうしても「自己満足」に陥るのがこの世界で、それの客観性というのは維持できたでしょうか。
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