My Top Songs 2023 その1


1年前にも、Spotifyが生成したこのプレイリストを記事にしていた。『My Top Songs 2023』とは再生履歴を元にSpotifyが生成したユーザー別のプレイリストのことだ。Spotifyだけじゃなく、大抵のストリーミングサービスで似たようなプレイリストが用意されていて、11月末くらいになるとソーシャルメディアで盛り上がる。
…12月に聴いた音楽はどうなるんだろう、と毎度思うのだけど。

さて、今年も昨年の自分を真似て10曲ずつ取り上げようと思う。
今年はほとんど音楽を聴かなかった気がする。知ってる音楽ばかり聴いていた。新しい音楽にはほとんど出会わなかった。…と思っている。
なんだか、意識しないと全部流れていってしまうなと思って、無理してnoteに何度か残してみたけれど、今となってはほとんど自分の中には残っていない。
音楽を聴かなかったという点においては、昨年も似たようなことを書いていた。実際のところどうなんだろう。
ということで、1曲目〜5曲目。

1.『すてきなモリー(Live from《ドレスコーズの味園ユニバース》) 』ドレスコーズ
初っ端からタイトルがゴチャゴチャである。演者はドレスコーズ。曲名は『すてきなモリー』。この音源は、ドレスコーズというバンドが味園ユニバースという大阪のハコでパフォーマンスした際のライブ音源である。はっきり言って、ここ数年のドレスコーズには全く心が動かなくて、ほとんど聴いていない。一時期は自分の生活のとても深いところにあったはずなのに。自分の中では幾つか理由は見つけている。最後の頃に観たドレスコーズのパフォーマンスが(私の中で)とても酷くて、そのままパンデミック下の生活に突入、急速的に気持ちが冷めていったのだと思っている。
と、いうのは置いておいて。この味園ユニバースでの音源は、その直前に出したアルバムを提げてのツアーのものになっているのだが、当然ながら冷めきっている私はそのアルバムを聴いていない。この音源にも大して興味はなかった。それでも、元々がライブ音源好きであること、過去の(つまりは好きであった時期の)曲がパフォーマンスされているので渋々聴いてみたのだった。『すてきなモリー』はドレスコーズのフロントマンである志磨遼平が以前に組んでいたバンド、毛皮のマリーズの曲である。毛皮のマリーズのオリジナルではそのバンドのベーシストであった栗本ヒロコ(通称ヒロティ)が歌っていた。ヒロティが参加しているのであれば、それはそれでその音源は聴いてみたいし、そうでなければそれはそれで聴いてみたいと思ったわけだ。
そんなこんなで聴いてみたこの音源は、志磨遼平が歌っていた。とても良かった。
元々、この曲自体が好きだというのはあるけれど、志磨遼平の歌のハマり方がとても良かった。作詞作曲の人間が歌ってるのだから当たり前と思うかもしれないが、『すてきなモリー』は志磨遼平が木村カエラが歌うことをイメージして作った曲である。別に志磨遼平らしい曲ではない。(そんでもって木村カエラが歌ってるとイメージして元の毛皮のマリーズの曲を聴くと、とても合う)志磨遼平が歌っても良いんじゃん、という意味で何度も聴いたのかもしれない。

2.『夏恋注意報』SHISHAMO
1つ前の記事でも触れている。
私、SHISHAMO好きなんですよね。ただ、リリースされた時期しか聴いてなかった気がする。SHISHAMOのオリジナルアルバムはいずれもなんとなく聴いてはいるけれど、1st・2ndアルバムが結局好き。

3.『やりすぎた天使(Live from《ドレスコーズの味園ユニバース》)』ドレスコーズ
曲名タイトルのゴチャゴチャさはさっき書いた通りだ。『やりすぎた天使』はこのツアー時の最新アルバムの曲。つまり、私にとっては聴いてすらいなかった曲。この曲は、毛皮のマリーズっぽいというか、なんだか既視感のある曲調の集積という感じがあって好きだ。(毛皮のマリーズはオマージュしまくりパクリまくりのバンドだった)
ホフディランみと、あとなんとなく大江千里っぽさがちらっとする。

4.『Papa's Got a Brand New Pigbag - Live』Pigbag
Pigbagと言えば、『最後の警告』でお馴染みのPop Groupのメンバーがやっていたバンドである。大学生の時にPop Groupを知り、その後まもなくPigbagも知ったはず。家には1stアルバム『Dr Heckle and Mr Jive』のLPもある。
が、しかし。私、あんまりぴんとこなかったんですよね。その結果、私の中でPigbagは凍結状態に。「んー名前は知ってるけど、あんまりなぁ」ってな具合で。
そんなPigbagを何かのきっかけで聴いたら、この曲がべらんぼうに良くて。私は、早いアフロビートが好物なのです。めちゃくちゃにダンサブルで最高。今年知った曲で1番を決めるならこれが有力候補。

5.『たまらない予感』奇妙礼太郎
奇妙礼太郎。ずっと一定の距離感で好きなのです。嗜む感じで。奇妙礼太郎の幸せな歌が好きで。これはその幸せな曲の1つ。
たまらない。

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