ルクソードと夢の時間
明晰夢だった。
自分でこれは完璧に夢の中だと分かっていた。
ルクソード様と夢の中で時間を止めて、
ずっと遊んでいたかったけれど、
目覚めてしまった。
いつも私の夢には意味があるように感じて、
なかなか現実世界で良いことがないから、
最近は夢の中に逃げ込んでいたけど、
そんな私にも希望が持てるような夢だった。
ゆめのはなしだから、
どこまで正確に書けるかわからないけど、
起きたばかりの今だから、
筆を取ってみようと思う。
夢の始まりは、
僕が自分のベッドで
三体くらいの魔物に襲われるところ。
魔物と言っても、別にそんなに大きくはなく小さい赤ん坊サイズの魔物だ。
こいつらが僕を殺そうと夢の檻(ベッド)に囚われていた僕に向かって、何やら攻撃を仕掛けてきた。
銃みたいなものでお前は死ぬんだぜと脅しかけてきた。
でも、私は不思議と怖くなく、これで死ねるなら良いなあくらいの感覚でいたら、魔物は手が出せないのか脅したままでどこかへ行ってしまった。
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最近、私は安楽死のYouTube動画を観たばかりなのだけれど、そこで出てくる安楽死の仕方が本当に苦痛がなさそうで、眠るように死ねるというものだったから、50%くらいはそれなら安楽死したいと思っている。
この夢の魔物に脅されたところで、心が揺るがないのもこういう心情が夢の中で反映されているからなのかもしれない。
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まものに脅された後の続き、、、
魔物達は勝手に去っていった。
残された私は何をしているかというと、
超能力の開発訓練じゃないけれど、
体外離脱の練習をしていた。
そう、夢の中でもベッドという夢の檻で寝ているだけしかないから、せめて意識だけでもどこかへ飛ばそうと頑張っていたみたいなのだ。
実際に試していたら、それができてしまって私は今ベッドがある二階から一階へと下りていくことにした。
一階へ下りると、そこには母親と弟がいた。
こたつ机の前で母親と弟は仲良く話しているところで私は二人の前を横切って座った。
でも、二人は私に全く気づかずに話を続けている。
だから、気づいてもらうために気配をオンにしたら、ようやく気づいて、いつの間にそんなところにいたのと大層驚かれた。
私としては堂々と二人の前を横切ったのに、気付かないのが不思議だった。
しばらくすると、父ともう一人の弟がやってきた。
二人も会話の輪に加わってみんなで話していたのだが、次第に私だけ口がすぼまり、喋れなくなってしまった。
そして、どういう経緯かは忘れてしまったけれど、父が急に怒り出して、父が私にとっかかってきた。
それがさっきの魔物達と同じようなものに憑依されているなって分かったので、私は弓矢で父の背後を狙って射止めた。そうすると、父の顔はみるみる表情を変えて、ウサギのような魔物の顔になり、元通りになった。
父が怒り出して襲ってきた時に、時を止める感覚で対処した。
その後、ちょっと時間が経ちお父さんはどこに行ったか聞くと、二階にいると聞いたので二階に戻った。
そこには若い頃のお父さんが寝ていた。
自分も若い頃のようにお父さんと遊んだ。
ルクソードさんに時間を止めてもらって、時間の続く限り幸せな夢だった。
夢の中でこの時間もいつまでも続かないと分かっていた。
私が夢の中で遊んでいる時に、現実の自分は寝ていると分かった。
そうして、夢は父との戯れで幸せなところで終わった。
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ルクソードさんが時を止めてくれたかのような夢見でエモーショナルな気分に浸っている。
でも、夢を見た感動がすごいんだけど、それを文字にするの難しいね。
終わり。
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