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【日記】まったり温泉旅~鬼怒川温泉編~

だいぶ時間が経ってしまったが、2月25日から一泊二日で鬼怒川温泉に行ってきた。
鳴子温泉に続き、まさかの2週連続旅行だった。予定を立てた自分でも意味がわからないが、職場の先輩と一緒に行ってきた。

朝早く出発し、混む前に日光東照宮に到着成功。
人生2度目の日光。以前行ったときは20代前半の若造で、東照宮が寺なのか神社なのかすらわかっていなかった。挙げ句に当時はどこもかしこも修復作業をしていたため、囲いに覆われた建物をただただ眺めた記憶しかない。

しかしながら、今回の私は違う。
数年前から御朱印集めを始めた私は、日光東照宮が神社だということを知っている。それに、修復作業も無事に終わったとのこと。今回こそ、万全の態勢で日光東照宮を味わえるはずだと意気込んでいた。

結論から言うと、とても楽しかった。
すべてに圧倒された。迫力や規模が、その辺の神社とは訳が違う。
しかし一番衝撃を受けたのは、日光東照宮の隣にある輪王寺の『日光三所権現本地仏』だった。
撮影禁止だったため写真はないが、むしろそれがいい。記憶のなかにだけ残っている三体の仏像はとても神々しかった。
高さ7.5メートルの黄金に輝く大仏様(しかも3体)に見下ろされたら、自分の存在などちっぽけなものに思えた。
阿弥陀如来像や千手観音菩薩像に優しく見下ろされるのも良かったが、私としては馬頭観音菩薩像の鋭い視線(もはや睨み)に見下ろされるのが良かった。励まされているような気持ちになったのはなぜなのだろう。しばらく馬頭観音菩薩像と見つめあっていた。

日光東照宮参道。記憶より広かった。
本物の三猿を見ながら、幅広いグッズ展開に驚く。
眠り猫は思ったより小さい。けれど可愛い。
奥宮宝塔。ここまでの道のりが険しくて挫折するかと思った。

各所で入念にお参りをし、御朱印もいただいた。
お参りをすると心が洗われる気がする。日光東照宮はパワースポットだからというのもあるのだろうか。

近場のレストランで昼食後、満足して次は日光駅周辺へ。目的は素敵なお土産と美味しいもの。とにかく目的もなくブラブラした。
日光ラスクやSOPPO焼き、揚げまんじゅうなどを買い込む。揚げまんじゅうはタイミングよく揚げたてを買うことができた。美味しくて感動。揚げたての美味しさをなめていた。あと5個はいけた。

たい焼きならぬ猿焼き。2つ頼んだら4つ渡されたのだがペアだったのだろうか?
格好いい旧日光市役所をバックに。


その後、鬼怒川温泉へ向かう。
今回お世話になったお宿は『静寂とまごころの宿 七重八重』。
しばらく旅行も行けなくなりそうな日程だったので、いつもより奮発した。
奮発したかいもあって、とても素敵なお宿だった。駐車場に着いた途端に宿の方々が車を取りに来てくれ、荷物も受け取ってくれる。川沿いの景色も良く、静かな雰囲気が落ち着く。説明も丁寧で、困ることなく部屋へ。

私にとってはこうやって、少しお高めのお宿に泊まれるようになったときが、「自分も大人になったなぁ」と実感するときだ。この瞬間を感じることも旅行の目的かもしれない。ちょっと大袈裟だが、この瞬間のために日々仕事をしているといっても過言ではない。

部屋で少しのんびりしたら、早速温泉へ。
無色透明で匂いもしないので少々不安になったが、入れば身体はぽっかぽかになった。気持ちのいいお湯だった。
そして、この宿の温泉の魅力は露天風呂。まるで中空に浮いているかのような崖っぷちにある。下を覗くと下には川、川を通る風が気持ち良い。暖かみのある照明を透かして見える湯気も美しい。しかも身体を伸ばして寝湯まで出来るのだから、あがったり浸かったりを繰り返せば無限に入っていられそうだった。
湯不精(なんて言葉があるかは知らないけど)である私も晩に2回、朝に1回、合計3回入った。夕方と夜、そして朝、とすべて雰囲気が違っていてそれも楽しかった。

食いしん坊には大事な要素である食事も、豪華で美味しかった。晩御飯なんて、豪華すぎて食べきれなかった。一か月経った今でも心残りだ。半分残してしまった美味しい釜飯、おにぎりにでもしてもらえば良かった…

晩御飯の量に驚く。食いしん坊である私でさえ食べきれなかった。ちゃんと空腹で行ったのに!
朝御飯から魚を焼けるとは。なんと楽しい朝食!

約10年前に行った日光への旅行とは違う、ゆったりとした旅になったがとても楽しかった。
歳をとって、「たくさんの観光地を楽しむ」ことより、「時間をのんびり過ごす」ことを味わえるようになったような気がする。
今後もこのような大人な旅で脳も身体も癒しながら、日々の仕事を頑張るか。そう思った。

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