移動体通信 #4 3G

株式会社リュディアです。今回は第3世代移動通信システムについてまとめてます。前回までのまとめを以下につけておきます。

3G は第3世代移動通信システムのことで、厳密には 国際電気通信連合 (ITU)のITU Radiocommunication Sector (ITU-R)によって発行された IMT-2000で標準化されています。高速なデータ通信をサポートしマルチメディアを扱うには 2Mbps = 2000kbps が必要という意味で IMT-2000 と名付けられました。西暦 2000 を意味する 2000 もかけてるのだと思います。

日本でのサービスは 2001年に NTTドコモが W-CDMA (Wideband-CDMA)方式でスタートしました。ソフトバンクもW-CDMAです。KDDI / au は同じCDMA方式ではありますが CDMA 2000 X1 方式でスタートしました。実質、個人レベルで携帯が普及しだしたのは 3G サービスからと考えてよいと思います。普及した理由は携帯端末が実質無料で販売されたが大きいと思います。しかし 2025年あたりを対象に 3G サービスも終了予定です。いわゆるフューチャーフォンを使っていた方は携帯キャリアからサービス終了のお知らせを受け取っておられると思います。

3G で通信速度も 384 kbps になり、NTT ドコモが iモード、au が EZWeb のサービスをスタートしメールサービスや文字ベースの WEB 閲覧が可能になりました。いずれのサービスもショートメッセージサービス (SMS) ではなく、インターネットを利用したメールやWEBサービスを今で言うフューチャーフォンで提供するためのサービスです。後にガラパゴス化した仕様と言われましたが当時は最先端技術の 1 つだったのだと思います。

スマートフォン登場前に初めてマルチメディアサービスをフューチャーフォンでサポートした移動通信サービスが 3G と言えます。

では、ごきげんよう。






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