高校数学 三角比(三角関数) #11

リュディアです。引き続き三角比(三角関数)について見てみます。今回も余弦定理です。余弦定理には2つの書き方があります。同じ定理なので、どちらの書き方であっても式を変形すれば求まるのですがスピードを求められる高校の試験や入試では2つとも頭に入れておいた方がいいです。今回のまとめでも基準とする三角形は以下のものです。

まず前回のまとめでも書いた辺の長さを基準にした余弦定理を書いておきます。

これはそれぞれ辺の長さa, b, cを基準とした余弦定理です。では角A, B, C を基準とした余弦定理も見てみましょう。辺を基準とした余弦定理との関係も書いています。

いろいろな文字が並んで、三角比の表現も出てきて、さらに3パタンも、と思うかもしれませんが、これらは順に回っているだけで規則があります。次の図を見てください。

この図を頭にイメージとして入れてしまうと、暗記というのではなくて何となくぼんやりとしたイメージができて公式を書けるようになります。周囲から見ていると暗記しているように見えるのですが、本人は暗記というよりは頭にイメージがあるのです。違いに注意してください。これで余弦定理は終了します。

では、ごきげんよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?