他者の体験を想像すること -日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2019-

2019年11月29日~12月1日の3日間、毎年参加している日本財団主催のソーシャルイノベーションフォーラム2019に参加して来ました。小泉進次郎大臣も毎年参加されています。環境大臣ということもあり、今回は環境について社会課題を中心に話されていました。

温暖化というのは古い言葉になりつつあり、気候変動とか気候危機と呼ばれるようになった。Coool Japanと日本では呼ぶが、海外では一部Coal(石炭)Japanと揶揄されることもあるという話題提供をされていました。

さて、今回のフォーラムテーマは「行動からはじまる、新時代。」
まさに今の自分が欲していたテーマです。

Prasoon KumarbillionBricksの講演は、フォーラムのスタートから特に心に刺さりました。

Kumarは世界中からホームレスの人たちが居なくなるために活動をしています。
(彼らの活動はコチラ。全て英語です。)

世界中に10億人のホームレスが居て、これから10〜15年で20億人にホームレスは増加すると話していました。(その中の約3割が子供)

自分に問いを立てる

彼のメッセージは、非営利事業に従事するにあたり、今一度自分に問いを立てたいなと思うものでした。

①人道支援、ボランティアだからと言って、コストから考えてはいないか?
→ボランティアだから、これくらいのものからという思考でスタートしないこと。

②価値のあるものを提供しているか?(生活がしやすくなるものを提供する)
→私達が提供出来るサービスではなく、本当に必要とされているものを提供しているか。無価値なものを提供することは、自己満足になりがちである。

③支援をする対象者が、私達のサービスを受けた時に、彼らの尊厳が守られたり、誇りを持つ事が出来るか?
→生活がしやすくなるものを提供していく

Just do it.

誰かを助けたい時、支援をしたい時、その対象者の不安や悩み、苦しみと同じ体験は出来ないからこそ、深く深く話しを聞いて。それでも、やはり分からないからこそ、他者を思い、他者の体験を想像し続けて、気持ちを寄せて行くしかないのだろうなと、これが自分に出来る寄り添うという事ではないかという思いで、日々の仕事やリンパカフェの活動を行っている。

よく燃え尽きないの?と聞かれるけど、燃え尽きている暇が無いし、目の前の人が苦しい時に苦しいと言っている暇が無いというのが、僕のスタンスで、かれこれ…これで10数年出来ているので、今は大丈夫だろうと思っています。

これから、個人的に取り組みたい事は、病気や障害がある方、何らかの理由により仕事の継続が困難になった方の両立支援、これはその方の所属や自信・家計の基盤を取り戻す支援のひとつの在り方だと思っているし、安心して暮らすために必要な要素だと思う。

このような考えを当事者や仲間達に、自分の意見を話しながら、ご指摘を受けながら磨いていかないといけないし、足を止めないように頑張ろうと思った3日間でした。

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リンパカフェ@おおさか
2020年02月23日 13:00〜16:00 受付開始 12:30
開催場所
天満橋セミナールームコクリ
大阪市中央区天満橋京町2-15 岡本ビル7F
詳細はコチラ👈

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