わたしは何かにとりかかるのが億劫なたちだ。ちょっと眠いときなんかは、歯を磨いたり風呂に入ったりするのが面倒くさくてたまらない。

ところが、眠くて面倒なことも、一度やり始めたらできてしまう。あんなに眠かったのに、やり始めたら目が覚めてしまう。もうちょっと正確に言うと、眠いときの頭の奥のだるさはそのままに、別の回路が覚醒しているような状態になる。一夜漬けで朝一のテストを受けたときも、そんな感じだった。

さっきも、もうすぐ寝入りそうな幸せを感じていた。こういう幸せな入眠感と言うべきものについては、いつかまたnoteに書きたい。ともかく幸せな気分だったのだけれど、歯磨きを忘れていたのを思い出してしまった。歯磨きしないで寝て、起きたときの口の中のあの感じは、たまらなく嫌いだ。結局、よっこらしょと洗面所まで行って歯を磨いた。

歯を磨き終わったわたしは、案の定、あの別の回路が覚醒していて寝付けない。だからnoteを書いた。寝酒は体に悪いというけど、ふわっと幸せな気分のまま眠りにつけるのは楽しそうだなと思う。ただ、酒を飲んでそのままだと、口の中がいやな感じになる。あれは口腔衛生の上ではよくないんじゃないかとも思う。