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都内で感じる”異国”

今日のカバー写真は、モスク。

このモスク、日本にあるんです。代々木上原にある、東京ジャーミィ。一般公開がされている、トルコ系のモスク。音楽も、中で話されている言葉も日本とは思えないような異国を感じる場所です。

モスクとは、イスラム教の礼拝場のことで、日本でいえば、神社みたいな感じ。私の印象では、イスラム教徒の人にとってモスクのほうが寺院より、もっと日常にある気がする。

モスクの感想の前に、モスクに入るのに必要なイスラム教の習慣を超簡単におさらい。

〇女性は肌、髪の露出をしない(だから女性は頭にスカーフを巻いてるんだね!誤解されがちだけど、このスカーフは、家族以外の男性の視線から女性自身を守るため。正式にはヒジャブっていう。)

〇1日5回、礼拝をする

〇豚肉、お酒は摂取しない

モスクにいくなら、最低限、女性の肌の露出は厳禁なこと、イスラム教徒にとって神聖な場所であることを理解しておけばOK!(東京ジャーミーでは、ヒジャブとローブを貸してくれるので、半そでで行っても大丈夫!)

モスクの中にはいると、まず圧倒されるのがその綺麗さ。本当に、日本にいるとは思えない。中では、お祈りをしている人がいたり、座って話し込んでいる人がいたり。

私が行ったときは、観光客と、お祈りに来ているひとの割合は3:7ぐらい。礼拝堂には、女性だけのフロアもあり、全体が見渡せる。

モスクの中の話をしたところで、モスクの外の話も。モスクの外では、ヒジャブをかぶった子連れのお母さんが子供と遊んでいたり、おじさんたちが話していたり、とっても和やか。
また、イスラム教徒の人は、モスクでお祈りをする前にWUDUというところでお清めをします。東京ジャーミーにもWUDUがあり、女性は女性用、男性は男性用のWUDUでお清めをしていました。

東京ジャーミィでは、トイレと併設されていました。トイレは、洋式もあったけれど、シャワーがついているトルコ風の和式もありました。こんな感じ。(もっときれいだったけど!笑)東京でこの形のトイレに出くわすと思っていなかったからびっくり!

ハラルマーケットも併設されていて、トルコの食材(なぜかブルネイのもあった)やお土産も買える。店員さんも、もちろんイスラム教徒の人でした。

最後に、モスクに来ていた女の子に聞いた話を。彼女はマレーシアから旅行にきたついでに東京ジャーミーに寄ったとのこと。旅行先でも可能な限りモスクに行く、と聞いて、モスクがいかに日常に入り込んでいるかを実感。

東京ジャーミーとても素敵なところでした。イスラム教徒にとって、神聖な場所ということを心に置いたうえで、ぜひ行ってほしい。イスラム教に対する考えも少し変わるはず。

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