自分に似合うものを決めつけない。


最近、キャップ...いわゆるベースボールタイプのものを人生ではじめて買った。もともと、「かぶる」ことがあんまり好きじゃなかったこと(小学生のころは指定の帽子をかぶらずに、よくおこられていた)と、帽子をかぶって外に出ると、店では帽子はとったほうがいいのか・でも髪の毛ぺしゃんこじゃんとか、めんどうなことが多かったからである。

いまの30代の人にとって「なつかしい」である最近のスニーカーだったり太いパンツだったり、ストリートな格好のブームは、20代の僕たちにとっては新鮮にうつっていたりする。


僕はといえば、大学生の頃には長袖のシャツとスキニーパンツ・コンバースという格好が自分のなかで「お決まり」になっていて、それから24歳くらいまではほとんどおなじ格好をしていた。冬はこの上にコートを羽織るだけである。もしくは夏のどんなに暑い日も、長袖のシャツである。

だれかが、「半袖のシャツを着るのではなく、長袖のシャツをまくるのがエレガントなんだ」なんてことを僕に吹きこんだのだ。

そして24歳くらいの夏に、「半袖のシャツじゃなくて、Tシャツを着ればいいじゃん」というあまりに灯台もと暗しな答えにいきつくのである。

その夏から、僕のいちばん好きな季節は夏になった。


「自分に似合うものを決めつけること」が当時の僕のおしゃれだった。シャツもスキニーパンツもコンバースも、よく似合っていたと思う。

だからTシャツだけで外に出ることも最初は抵抗があったし、なんだか失礼なことをしているような・ひとりだけ場ちがいな格好をしているような感じがした。

でも、自分に似合うものを決めつけないようにしてから、おしゃれをすることがもっとたのしくなったような気がする。今年はキャップをかぶって、もっとおしゃれをたのしむのだ。


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自分に似合うものを決めつけない。

松尾翼 Matsuo Tsubasa

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