ミスター・ワッシャー。


昨日、糸井重里さんと田中泰延さんが「ワッシャー」の話をされていて思ったんだけど、「ワッシャーのような仕事」というのは、まさに最近の僕が得意を感じていることである。

ボルトとナットのあいだにはさまれて、なじみをよくしたりクッションになったりする。ボルトが緩んでしまうのを防ぎながら、時にはじぶんの身を削ってふたりを守れるような、中間管理職のような存在。

「中間管理職」と聞くと、どうしてもひたいが少し広めでふくよかな体格の中年男性を想像してしまうから、たぶん一般に苦労の多い役回りなんだろう。実際に「〇〇です、中間管理職をやっています。」と自己紹介されたことがないので、どのあたりの人がそれに当てはまるのかはわからないけど。


「そういえば、なんだか仕事がうまくいってるときにはたいていこの人がいるなあ。」っていう、「縁の下」的な役目を担ってくれる人のありがたさは、仕事をするようになってからいっそう味わうことが多くなった。

料理をつくっている間にテーブルのセッティングをしてくれていたり・朝起きると今日着るシャツにアイロンをかけてくれていたり・なくなりそうな日用品をリストにまとめてくれていたり。そんな仕事をいつのまにかしてくれているミスター・ワッシャー。


そういえば、小学生のころからいじめっ子といじめられた子のあいだにはいったり・サッカー部でレギュラーと控えで起こったいざこざをなだめたり・恋人どうしの友人のケンカでおたがいの話を聞いたり。これまでも「あいだにはいる」ことって多かったような気がする。

きっと、自分のことばっかり考えなくてすむから「あいだ」が心地いいんだろうな。


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