スタイルを持って仕事をすること、バイカラー仕様のガウンコート、ダウン品質表示を初めて行ったことでも有名なブランドの作るダウンカーディガン、7色展開のシェトランドウールセーター、3連休はコラボレーションの発売が目白押し...2018.11.23(13)
近所にストリート系のラーメン屋がある。
僕が西荻窪に引っ越してきてから少し経った頃だから、できてから4年ほどだと思う。
どこかの有名店から独立した店主が始めたらしく、オープンしてすぐに行った時には長い行列ができていた。
あれから4年が経って、久しぶりに訪れてみると店の前にロードバイク、スケボー、冷凍庫にはステッカーがびっしり。
アメリカのストリートブランドとコラボしたTシャツをはじめ、しっかりとした作りで決して安くないオリジナルグッズも売っている。
スタッフの髪も青、金、長髪。耳にはピアス、ユニフォームはスカルのTシャツ。
そして一切笑わない。接客業なのにそれでもいいのかと思うかもしれないけれど、彼らは格好良いのだ。
看板メニューである軍鶏そばの仕上げに軍鶏を乗せる繊細な手つき、2人のスタッフが向かい合って麺の湯きりをするパフォーマンスをカウンターで見ているとなんだかラーメン屋をやるのもいいな、と思えてくる。
彼らにはスタイルがある。それに従って仕事をしているのだ。
やっぱり、スタイルのある大人は格好良い。
スタイルを決めるのは、まぎれもなくファッションだ。そして、「俺はこれはしない」と腹をくくること。
ファストファッションは着ない、古着しか着ない、定番品しか着ない、このブランドしか着ない...。
その人のいろんなこだわりがファッションに現れて、周囲にそれを表明することでその人やお店はブランドになる。
そして、これからの供給過多時代にはスタイルのある人や店しか残らないだろう。
あなたのスタイルはなんですか?僕のスタイルは、100年無事に生き残ったもの、これから100年生き残るものしか着ないこと。
ラーメンを食べることは年に一度あるかないかだったけど、この店には定期的に来たいと思う。
それでは、ここからは今週の『服と暮らし』です。
この記事が皆さんのよりよい暮らしの参考になれば幸いです。
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