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元初まりの話3

みというのは、
人間の顔をして、肌は鱗のない、人間のような肌はをした、しろぐつな(白い蛇)である。

みというのはどんなものかと言うと、それは、殺しても死なんという性分です。よく言うと辛抱強いし、悪く言うとしぶとい。しかるに、女房に対して、こいつ本当にしぶとい奴だ、と言って、なんぼいじめたって、生きている間、その性分は変わらないのです。それに勝とうなんて思っていると、亭主のほうが先にまいってしまう。こういう、しぶといところがあるので、家が末代まで続く、一家が繁栄するのです。
ですから互いに、たすけあっていくことが、陽気ぐらしの根本だということです。

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