今日は、私がKindle電子書籍を作る過程で学んだことをシェアしたいと思います。

私はKindle本の制作時は、「でんでんコンバーター」を使って、シンプルなテキストファイルや画像を標準フォーマットである「EPUBファイル」に変換しました。

制作には以下のファイルを準備します。
・本文を書いた.***txtファイル
・スタイルを定義する_custom.cssファイル
・表紙のcover.png
・図や写真などの***.jpg/***.pngファイル

これらを「でんでんコンバーター」にアップロードすれば、電子書籍のEPUBフォーマットにサクッと変換してくれます。

目次も自動で作成してくれて、とても便利です！

なのですが、「表紙」の次に「目次」が自動で作成されるのです。

いや、別にそれでもいいんだけれども、

私は「表紙」→「はじめに」→「目次」の順番がよかったのです。

だから、「表紙」→「目次」→「はじめに」　から　
「表紙」→「はじめに」→「目次」になるように、
Epubファイルを分解して、順番変えるということをやってみたので、
それについてまとめておこうと思います。
（次回きっと忘れてまた調べることになりそうなので、自分のためにメモです。）


１）EPUBファイルをzip展開します。

拡張子を「.epub」から「.zip」にかえるだけで展開できると書いてある記事もあったのですが、私はなぜかできず無料の解凍ソフト「The Unarchiver」を使いました。

展開すると、
・META-INFフォルダ
・OEBPSフォルダ
・mimetypeファイル
が現れます。
そしてOEBPSフォルダ内に「content.opf」ファイルがあります。
このファイルをテキストエディタで開くと、EPUBの読み込み順序を確認できます。



２）目次ページを移動する

目次ページ（<itemref idref="_nav.xhtml" />）は、デフォルトで表紙の後（<itemref idref="_cover.xhtml" linear="no"/>）に配置されています。私はこの目次ページを「はじめに」のセクション（<itemref idref="_bodymatter_0_0.xhtml" />）の後ろに移動しました。

ちなみに
<itemref idref="_bodymatter_0_0.xhtml" />
<itemref idref="_bodymatter_0_1.xhtml" />
<itemref idref="_bodymatter_0_2.xhtml" />ってたくさんあるけれど、
これは改ページするたびに新しいのができるみたい。

３）再びEPUBに変換する。
変更を加えた後、ファイルを再びEPUB形式に変換します。今度はソフトを使わなくても、拡張子を単に「.zip」から「.epub」に変更するだけで済みました。

４）最後に確認
Kindle Previewerで完成した電子書籍を確認し、問題がないかチェックしました。


EPUBフォーマットの調整やカスタマイズの必要性に直面する可能性のある他のKindle作家のみなさんにとって、お役に立てれば嬉しいです！

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