見出し画像

電車でGO!シリーズのRTAについて

この記事は以下の記事の続編のようなものです。今回は初代電車でGO!と汽車でGO!について取り扱います。

電車でGO!(初代)


 Speedrun.comに登録がある電車でGo!シリーズは初代の他には汽車でGo!のみです。Dと比べると線路から出られないGoは人気がないのでしょうか。
 さて、電車でGo!はEasy~VeryHardでカテゴリが分かれています。初代の上級路線では難易度によってダイヤが変わり、Normalに比べてHardはダイヤが厳しく、逆にEasyはダイヤが緩くなります。定刻運転ならHardの方が早く終点に着きますが、Speedrun.comのカテゴリルールでは初期持ち点が40のEasyがデフォルトに定められています。
 0m停車ボーナスは「Good/Greatのサウンドが鳴る」ため取ると遅くなります。うっかり0m停車を取ってしまうとタイムロスとなるので、1mズラして停めるのが理想ですが、慣れていると自然と0mに寄せてしまいます。
 信号システムに関して、約3秒早着しただけで45km/h制限の注意信号が出現し、次の信号位置までに速度を落とさないと強制停止、ATS確認という裏技もありません。累計9秒以上早着すると特定区間では踏切事故のフラグが立ちますが、どうやら持ち時間が20秒未満だと出現しないようです。つまりわざと持ち時間を少なくすればその区間の注意信号を意図的に無効化できます。なお、踏切事故は分かってない限り減速が間に合わない位置で出現するため、持ち時間20秒未満だと即ゲームオーバーになる初見殺しを避けた為と思われます。ただ、山手線の徐行予告は持ち時間と関係なく出現します。見てから25km/hに落とすのは無理なので、出たら持ち時間20秒を素直に捧げましょう。
 上級路線では持ち時間が多いと雨が降りブレーキ性能が悪くなり処理落ちが発生します。踏切事故スキップの都合で持ち時間を減らして走る東海道線と京浜東北線は問題ありませんが、徐行信号を突破する山手線は雨に降られやすいです。
 持ち時間の効果的な使い方は主に高速域の非常ブレーキ・駅進入速度超過の2つです。23キロぐらいからの非常ブレーキにはペナルティがないので、どんどん使って停車にかかる時間を短くしましょう。駅進入速度超過には0mで止めてもボーナスがなくタイムロスにならないため停車しやすいというRTAらしい利点があります。高槻(40)と東神奈川(60)の低い制限では、持ち時間が無くならないように調整して違反します。
 
 なお、記録を詰めるならPC版が圧倒的に有利です。スタート時の発車標演出(約10秒)をスキップ出来て、処理落ちも少なく、更にEasyの初期持ち点も90と大幅増加しているので機種別でカテゴリを分けた方が良いレベルでタイムに差が出ます。処理落ちが酷いと左上の到着時刻では早くてもトータルで遅れをとります。

汽車でGO!

 Speedrun.comに登録があります。ゲームとしてはシリーズでも知る人ぞ知るマイナー作品かもしれませんが、RTAイベントではBootcamp第1回という初期で登場しています。

 このゲームは以下の4点によりRTAらしい走りが可能です。

  1. 3ノッチ-逆転器40,20の位置でブースト加速が得られる

  2. 逆転器のエンジンブレーキ効果で減速力を上げられる

  3. 2P操作の蒸気圧過多で信号制限をリセット出来る

  4. ドレーンや蒸気の使い方で持ち時間を回復しやすい

さて、蒸気上記のイベントで走られた動画を見て少し疑問が生じました。「最高速79km/hで新橋の減速70に対して蒸気圧過多で停止するより、減速70~注意45まで守れば強制停止回数が減ってその方が早い??」
 この発想の通りに走ると確かに有楽町の場内までは進行信号になりますが、何故か有楽町出発で突然停止信号が出てきます。結局信号リセットの必要があるので、試行錯誤の結果に新橋を「49km/h以下で蒸気圧過多の強制停止を受けながら通過」するのが最速だという結論に至りました。
 また、秋葉原駅は停止位置を越えると停車駅構内にも関わらず何故か蒸気圧過多の判定が存在します。これを利用すると停止位置に60km/h近くで突っ込むと15m程度で止まります。多少オーバーランで減点は受けますが、停車時間を極めて少なくすることが出来ます。
 その他にもブレーキを詰められる箇所を詰めたところ、40秒ほどのWR更新に成功しました。同じ路線でもC58 363(最高速79km/h)の初級とC57 180(最高速95km/h)の中級では後者の方が早いタイムが出ます。他には蒸気圧過多を封じた1P1Cカテゴリも存在します。2Pカテゴリもありますが、投炭作業のボタン一つだけでゲームを楽しめるかどうかは微妙なところです。

 一見これ以上詰めるところのないゲームに見えても、実はまだ短縮余地が残っている作品があるかもしれませんね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?