カリヨン奏者は塔の中

Carillonという、教会の塔についていてメロディを奏でる鐘の演奏をしています。持ち運びの出来ない楽器なので、自分で塔に出向きます。

楓印の国で演奏する「もみじ」

昨年10月末のことになりますが、カナダ国会議事堂・ピースタワーのカリヨンに、在カナダ日本大使ご夫妻をお招きし、カリヨンの演奏を直接お聞き頂く機会がありました。その折の様子は日本大使館のウェブサイトにも取り上げて頂きました。
https://www.ca.emb-japan.go.jp/itpr_en/Carillon_Performance.html (英語)
https://www.ca.emb

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より良い音楽づくりのために

西洋の音楽を演奏する人間にとって、いわゆる「西洋音楽史」の知識は欠かせないものです。カリヨンも例外ではありません。演奏するだけでなく聴くことを趣味とする人にとっても、演奏される曲の背景を知っているとさらに楽しみ方が広がりますので、知っていて損になることは何一つありません。
そういったこともあり、よく「西洋音楽史を系統だって学ぶには大学の聴講生などになった方が良いのだろうか」「カルチャースクールなど

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曲目紹介します!【イベント】11月11日(日)東京・浅草橋/ルーベンスとアントワープとカリヨンのお話

今回のイベントでは、折角の楽器ですので、まずは楽器そのもののを主人公にし、歴史や成り立ち、仕組み、を中心としたお話を、と考えています。もちろん、音も聞いて頂きたいですから、「カリヨンらしい曲」を、と考えています。
ここで実は、浅草橋のスタジオで行うがために問題になることがあるのです。
例えば伊丹もそうですが、塔の中での演奏だと、音を聞くのは塔の外から、鐘の音だけを聞くことになります。しかし今回の浅

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【イベント】11月11日(日)東京・浅草橋/ルーベンスとアントワープとカリヨンのお話

これまで日本でのカリヨンに関するイベントはどうしても伊丹の「フランドルの鐘」に限られてしまいましたが、今回、上野の西洋美術館で開催される「ルーベンス展」に合わせ、「17世紀フランドル・ルーベンスの世界とカリヨンのある風景」という題で、ルーベンスの活躍した時代に思いを馳せ、音楽と美術とのお話と音をついに東京は浅草橋で!楽しんで頂く機会を設けました。
 ルーベンスゆかりの地アントワープからやってきた、

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伊丹「フランドルの鐘」について毎日新聞に取り上げていただきました

9月24日付の毎日新聞にて伊丹「フランドルの鐘」について取り上げていただきました。ベルギー大使館のFacebookでも記事について取り上げられています。
https://mainichi.jp/articles/20180924/ddl/k28/040/225000c
記事中の11月9日の「フランドルの鐘」記念日演奏会に出演します。

今回は「ブランル」と呼ばれる舞曲を中心にしたプログラムを検討中

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カリヨンの演奏環境と音量事情

最近ツイッターで、フルート・ピッコロ奏者の方と「演奏環境での耳の保護」という会話をする機会がありました。ピッコロの音量はかなりのもので、実際にオーケストラなどで同じ舞台上でも近くにいると、それなりに威力のある音量に感じられます。場合によっては打楽器のフォルテシモ並みの音量に感じられることも少なくありません。演奏会で聞く分には聞き手は客席ですし、演奏会もよっぽどでなければ365日毎日ではありませんけ

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