見出し画像

続メトロメロス

はじめに

 全文無料で読めますが応援したくなったら買って下さい。投げ銭も全額hideくんに投資します。下記関連記事も同様。マサキシキの人は無料です。校正が入ってないとダメなタイプなので誤字脱字誤日本語は江戸の華です。文章パズルするからダメ日本語になりがち。

サウンドトラックは未発表デモ曲部分のみ有料で他は全て無料で読めます。


メトロメロスのテストプレイ

 今回は私が手伝ったことのうち、デバッグとテストプレイについて話します。
 これは毎回言った方が良いのですがhideくんの作るゲームはとても難しくて、本人がゲーム上手い上に真面目に何百回もプレイするから難易度も跳ね上がります。

 はじめてプレイした一面はスーパーマリオ2とかチャンピオンシップロードランナーくらいの難易度に感じて、二面もいきなり地獄になってたので、愛がないとゲームが好きになる前に遊んで貰えなくなると頑強に主張して1〜5面くらいの難易度をかなり下げて貰いました。

 テストプレイなのでもちろんノーマルで遊ぶし私もちゃんとクリアもしてるんだけど、この段階ではノーマルモードしかなくて、hideくんが命を削りながら一面ずつ作っては遊んで「自分の作った面で18回死んだ」みたいな話を聞いたりしてました。


余談

 私はゲームが下手なので昔はアクション性のあるゲーム全て嫌いでした。ゲーム音楽が好きなのでゲームはバンバン買ってたけどね。なので……という訳でもないけど子供の頃ゲームはKOEI信者。で、2018年くらいに昔のゲームの各移植作を比較するブームが来て(沙羅曼蛇とかパロディウスだ!とか)続いて、アレックスキッドとか忍とか巻き戻し機能のお陰でクリア出来た事でアクション性の強い昔のゲームに対する抵抗がなくなりました。難しすぎるゲームは今でも嫌いだけど面白さがわかった。

 続いて遊んだのがPCエンジン版の加トちゃんケンちゃん。これ互換機だと表示にラグがあって泣きながらクイックセーブ駆使してエンディングまで遊びましたが「難しすぎるゲーム」に該当すると思います。が、PCエンジンミニで英語版遊んだらジャンプのタイミングが全然シビアじゃなくて驚いたので、実機が欲しくなってた事を今思い出した。その後PCエンジン版妖怪道中記も買って互換機でクリア。


 と、まあそんな感じなので色々な横スクロールアクションに免疫も出来ていたので、メトロメロスを最初に遊んだ時にhideくんが昔と比べて比較にならない程の進化は実感しましたが、異常に難しい難易度は変わらずで懐かしいなと思いました。

 本作は色々な人の協力の下、hideくんが一人で創り上げたゲームです。私も少なくとも作曲以外で名を連ねる程の事はしてません。テストプレイくらい?

メトロメロスに遊び慣れない頃の感覚

 まず高速で動くので疾走感があって、闇雲に高速で走ろうとするだけでも面白いと思ったので、前半数面くらいはそれだけでクリア出来る様になってて欲しいなと思ってました。それが反映されてるかどうかはさておき、テキトーに遊んでたら2面でトゲに削られなかったとしても3面辺りで死ぬと思う。

 むやみに簡単にするだけでは初見殺しみたいな概念すらなくなってしまうので、とにかくクリアしたい人は体力の減りが緩いイージーで遊んで貰えば良いよねと思ってました。これは昔の自分にはなかった概念。そもそも死んで覚えるとか初見殺しとか全部「難しそうだし面倒くさそうだから嫌だ」という程度の認識だったし。

 3面もスムーズに突破してたら闇雲に全速力で走るだけじゃダメな事にも気づけるだろうし、猫(とったらMキー又はいわゆるBボタンで使う無敵アイテム)の存在を説明書とか読まないから知らないという人だとボーナスステージまで行けないと思うけど、むしろ知らないままボーナスステージ到達してたらすごい。

嫌いなステージ

 GTA SAのラジコンヘリとか飛行機バイクで乗り付けるとか飛行機教習所とか、もう二度とやりたくないミッションがいくつかあるけど、そこまでではないにしろメトロメロスはランダムで出てこないので運の要素がありません(テキトーに操作して運良くクリア出来たみたいなのは別)。が、クリアの仕方を考えないといつまでもクリア出来ないであろうステージが中盤以降増えていきます。

 ステージ11は長いステージなんだけど、クリアの仕方を考えなくてはならない程の難易度ではなくて、だからこそなんかつい高速で突っ走り続けたくなるのが良くない。そのまま突破出来る程簡単ではないので(猫の配置場所をちゃんと脳で事前把握出来てるなら簡単)、真っ先に思い出すのがステージ11。続いて12。11をようやくクリアしたー!!と思った後のステージ12はもっと苦戦したので記憶に残ってます。多分ステージ12は「敵ではなく影を見る」が身についてないとクリア出来ないと思う。

 終盤面はそもそもどの面もやりたくないかと思いきや、特にラスト3ステージくらいは正解ルートが少ないのでクリア出来る様になったら逆にあまり死ななくなるかも。あ、いや。どうだろう。飛んでくる敵とかもいちいち意地悪で、ぶつかったら溶岩落ちとか、連鎖ダメージとか多いので、無敵になったけど間に合わなくて無敵のまま死ぬとかを何度も観る事になる……はずなんだけど、個人的には11と12の方が詰まりました。テキトーに遊んでたからかも。

 でも。一番記憶に残ってるのは最終(数)ステージでもなく、11、12でもなくステージ17。ホーミングミサイルが後ろからバンバン飛んでくるけどぶつかるとそのままダイレクトに溶岩とか、ハードルに足を取られて溶岩とか、ある程度しっかりと覚えないとクリア難しいので、ちゃんと脳を使わないと本当にクリア出来ない気がする。どのステージも中盤ステージ曲なので無限に聴いた気がする。とくにステージ17。

 いつの間にか面表記からステージ表記に変わってた。ま、いいや(?)

私みたくアクションゲーム下手な人にノーマルで遊ぶアドバイス

自キャラを裏技で変えてるので消してます。hideくんのXみたらわかるかも。

 どうしても難しいという方はイージーで遊んでみて下さい。トゲとか踏んでもノーマルほどは削られないので。なので、最初はノーマルで遊ぶ方がお勧めかも。アクションゲーム苦手な私が言うんだから間違いない。救済措置のイージーが死ぬほど簡単に感じます。

 が、イージーは死ぬほど簡単で良いと思う。ゲームって「とにかくエンディングまで遊ぶ」が目標の人もいるし、私のようにゲーム下手な人エンディングまで到達する感動が人一倍強いはず。これも私は近年遊んだアレックスキッドやスーパー忍2で学びました。

イージーでも難しい方へ

 メトロメロスのイージーよりも更に簡単が良いと言う人はまず死んだ理由を考えてみて下さい。私はゲームが下手だったので凄く判るのですが、ちょっとでも難しそうだともう諦めて雑な操作になって死ににいくというか、その時点で遊ぶ事を拒否してました。もしそうだったとしたら、ちょっとそこを我慢して頑張って本気で死なないように遊んでみて下さい。

 次に
「減速」と「敵を避ける」「闇雲にジャンプしすぎない」に焦点を当てて遊んでみて下さい。敵は敵の影を避ける、です。敵ではなく影を見て、それを避けて下さい。それだけで本当にゲーム性を理解出来ると思います。

改めて遊んでみて

 いまテキトーなステージからはじめて(忘れた)ノーマルで試してみたらキーボードで遊んでるのにステージ13までいけた。テストプレイはもちろんコントローラーで遊んでます。でもステージ13は本気で遊んでないというか、トゲを本気で避けないで爆走してたから死にました。トゲを踏むくらいなら減速。
 こうやってゲームが下手な私でもちゃんとクリア出来るし、難しい難しい言ってても自分流必勝ルートが見つかったらクリア出来るゲームなので、だからこそ中盤以降の難易度はhideくんが作ったそのままで何も口出ししてないと思います。泣きながら必勝ルートを覚えてクリアしました。


自分語り

制作者hideくん「メモしながら遊んだら簡単なんだけどね」

 hideくんはメモしながら遊んだり攻略したりするのが好きなタイプで、私は攻略というより考察も含めたメモのような形でノートに書きながら遊ぶのが好きでした。

 近年はそういう遊び方してませんが2020年の例のアレによるステイホームでそういう遊び方や映画の見方をしてたら、ノートに書いたり考察したりする楽しさを思い出せました。時間なくてそんなの全然やれてないけど、でも自分の根底ってこういうのなんだろうなと思い出しました。オタク気質。

 hideくんが「メモしながら遊んで欲しい」という意図を持って作ってると知ってるので、その通り、メモしながら遊んでクリアしました。それを踏まえて言いますが「メモをしながら遊んだら簡単……ではないけど相当楽になります」かな。なによりメモしながら遊んだ方が楽しいです。

 メトロメロスは死に場所を覚えて、そこを回避するゲームだと知ると、それを意識して遊ぶので、その違いもあるかな。ゲームはまあ昔よりはクソゲー率低いというか大体面白いと思うんだけど、その面白さを知る前に挫折しちゃうのが現代だからね。サブスク時代の映画や音楽じゃないけど初動こそ大事、みたいな。

終盤ステージは覚えきれないステージ中のいじわるをメモしておくと結構難易度下がります。書くと覚えるからかな。なのでデジタルでも出来る程度とは言ってるけど大体アナログにメモしてます。

 詳細に絵を描いたりマップ描いたりとかするとそっちに凝ろうとするあまり上手く描けなくなってそもそも何もかもが面倒になるのが自分でわかるので、デジタルでもアナログでも簡単に出来る程度の「メモ」に留めてます。

 最終ステージとかは正解ルート1つなんじゃないのこれ?ってくらいシビアだけど、むしろ序盤や11面みたいなところの方が詰まる気がしました。あーいやどうだろう。23面とか100回くらいコンティニューしてそうだし。もうこの辺りになると判っててミスってるから、序盤の困難の方が記憶に残るというか。あーいやどうだろう。23面とか100回くらいコンティニューしてそうだし。

 敵ではなく影を避けるとか、トゲは原則踏んだらダメだから減速してでも回避、減速しすぎてタイムオーバーになったら減速しないで突破出来る箇所を探す、とか考えながら遊ばなくても上手い人ならクリア出来るだろうし、下手な人でも私みたいに「正解ルートを探す」という観点で遊ぶと一気に難易度下がります。

メトロメロスはメモしながら攻略するゲーム

 なんにせよ、面白いゲームだと思うので難易度が高いだけのゲームではないと気付けるくらいは遊んで欲しいな。アクションゲーム苦手な人でも頑張れば3面も突破出来るので、3面クリア出来たら多分5面くらいまでいけるよ。その辺りまで行けたら気付けると信じてます。

 hideくんと一緒にゲームを作ってた頃の自分だったら、頭ごなしに「難易度高いゲーム=クソゲー」みたいなイメージしかなかったので、もっと文句言ってステージに口出ししてたと思う。だから今hideくんが一人で作って本当に良かったとも思う。もしいま一緒に共作みたいに作ってたとしても口出ししないけどね。

 メトロメロスは「メモしながら攻略するゲーム」なのは知ってたし、そこにこだわりを持って作ってたのも知ってたから。hideくん自身は全然そういうことをアウトプットしないので私がウザいくらいにガンガンでしゃばってます。

 なので後半面は特に何度も何度もテストプレイした上での新ステージデータが届いてたから、私は何も口出ししませんでした。初期に届いた開発バージョンはいきなり20面くらいから始まってるデータだったりとかもあったから、そういうので難しいとは言ったけどテストプレイ中のステージを1面に持ってきてるだけだからね。

 余計な事を言うと雑念が入るから「このマップのここがいいね」だとか「この部分は猫使って突破しろっていう意図が丸わかりで逆にわかりやすくていいね」とか思う事はいくらでもあったけど全部黙ってました。

 余計な事を言う事で作品や思想に変化が生じたら嫌だし。私自身ごちゃごちゃ他人に口出しされるの好きじゃないし(きちょうなごいけんとして全部聞くけど100%採用しないし、似たことをするにしても自分の考えで自分の責任の下決断する)。

 なので、届いた後半ステージをこちらも泣きながらノーマルで死ぬほど死にまくりながらメモしながら遊びまくって、そこでマップが修正されてると、こちらの攻略が通用しなくなってておいいいいい!!!! って思ったりもしたけど、本当にそんな感じの事は何一つ口に出さず、感想すら送りませんでした。

 hideくん俺が全部そうやって遊んでたって絶対に知らないと思うし、なんなら遊んでないとすら思ってるかもしれないけど、でもまあゲームは全部クリアするまで遊んでるって知ってるからメトロメロスもクリアしてると思ってるかな。
 俺、ノーマルでクリアしてるって話したかなあ。テストプレイはノーマルでやらないとなんの意味も無いからね。イージーはノーマルでダメだー! っていう人の為の救済モードであるべきだから、私のようなゲーム下手な人が本当にちゃんとクリアしようとするのは我ながら貴重な存在だと思ってるけど、でも私のようなゲーム下手な人は私のように諦めも早いので、最初から遊ばないし遊んでもすぐ諦めちゃうのが判るので、その点だけは伝えた気がする。

 私がクリアを諦めなかったのはテストプレイを最初期から頼まれてたからだし、更に一言足すとメトロメロスはhideくんの作品だからね(近年は音楽作ってても作品自体みたことないとかもありがち)

 その話はいいや。口出しは「説明書は絶対に印刷所に小冊子として出すべき。コピー用紙やインクジェットプリントなんて論外」という事くらい。キャラ名付けた方が良いとかはした程度だと思う。後は以前書いた通り。

 お陰でまさに死ぬほど死んだので中盤ステージ曲と終盤ステージ曲は一時期脳から離れなくなりました。

 でも、昔の高難易度ゲームとは全然違うと思う。ゲーム寿命を延ばそうと無駄に難易度の高いゲームって昔多くて。近年まで全部嫌いでした。

 昔のゲームって無駄に難易度高いゲームが本当に多かったからね。私のようにゲームが下手な子はそのゲームが好きになる前に諦めちゃう。だから子供の頃はクリアする楽しさを味わえるRPGやSLG、ADVゲームといったゲームに傾倒していきました。ってSLGとかADVとか表記が懐かしいな。

 メトロメロスの話から逸れたから終わり。

最後にhideくんとマサキと読まなくて良い無関係な駄文

 この一連を追ってくれてる人から見ると、なんか無駄に強気でウザそうなマサキと、なんか無口そうで気弱そうなオドオドしたhideくんみたいな図式が見えそうだけど、全然そんなじゃないからね。ない。今はどうか知らないけど人って本質はかわらないと思うから、そのマサキフィルターを通すと、hideくんは頑固だしどちらかというと自分の信念を貫くタイプ。なんならhideくんは結構デカい。

 私は当時は体重46キロくらいのナナフシ野郎でワタシノ ナハ カワンチャ コンゴトモヨロシク(女神転生1)な感じだったし。でもまあ喧嘩売るのは100%マサキだったけど。自分が間違ってない事で自分を曲げたくないし、それはなんなら今の方が当時よりも更に思ってます。自分が間違ってないのに引き下がった数回の悔しさが今でも原動力。

 ……その数回全てなんだったか忘れたけどw
 ビビった。いま一個くらい書こうと思ったけど、本当に全部思い出せないや。いままで書いてたような事は「書ける事」だから「書けない事」こそ怒りで、その数個どれも恐らく極々限られた人しか知らない怒り……の筈だったのに何一つ覚えてないから、この10年くらいは生涯誓うレベルの怒りなんかなかったって事だし、忘れた事も生涯誓うレベルじゃなかったって事だけど原動力になったからまあ良かった。

 と書いてて一個思い出したけど、こうやって無理矢理思いだそうとなんてしない方がいいし、自動的に忘れられないのはその事を考えるからだよね。要するに暇なだけ。もしこれ、思い出した事を書くとしたら多分いつもの調子で、微妙に気まずい言い方で相手には伝わる言い方で言いそうだけど、なんかいまJ-レゲエばりに全てに感謝したい気持ちで一杯なので、どうでもいいやって思えたので、結局もう怒りなんてとっくになくなってたのかも。

 最後の蛇足無駄に長くてごめん。

 冒頭にも書いたけど、この記事は有料記事ですが全文無料で読めます。マサキシキの人は無料です。投げ銭&売れたら全額hideくんに投資します。

MSX2新作ゲーム メトロメロス 宣伝

ダウンロード版ならエミュレーターとかで遊べるし
http://webmsx.orgならブラウザで簡単に遊べます(USBコントローラーも認識する)
全曲私が作曲してますがサウンドプログラムはhideくん。

メトロメロスゲーム+サントラ2,480円
メトロメロスゲーム1,980円
共にダウンロード版のみ。


ここから先は

0字

¥ 200

私腹を肥やさない感じです。