ねこが家族になるまで
みなさん,こんにちは!めもりー(@m3m0r7) です。
この記事はエンペイ Advent Calendar 2023 の 24 日目です。
はじめに
さて,皆さんは新しい家族をお迎えしたいと考えたことはありませんでしょうか。我が家では「いつかねこをお迎えしよう」という話をしており,3 年ほど前に一匹目(ラグドール),1 年ほど前に二匹目(ラガマフィン)をお迎えしました。
ペットをお迎えするときは,寿命まで一緒に過ごす覚悟が必要です。旅行の自由が制限されたり,ねこ優先の生活になります。
他にも,お金に覚悟を決めなければならないと言われています。ねこ一匹あたりが生涯(大体 15 年〜 20 年ほどが寿命)にかかる費用は 200 万から 250 万と言われています。二匹なので 400 万から 500 万ほどかかります。
もちろん,こういったお金を用意することは前提ですし仮にお金がなければ,借金も辞さない覚悟でお迎えをしています。
なお,本記事ではペットショップの話題が出ます。不快な方は閲覧を控えることをおすすめします。
ねこをお迎えする前に
私達が,ねこをお迎えする前に
ねこカフェに何回か通い,そもそもねこに触れられるのかチェック
そもそもペットをお迎えしても継続してお世話ができるのか
この 2 点を確認していました。
今やっておけばよかったな,と思うのはお迎えの前に犬猫アレルギー検査をしておけばよかったな,という反省です。もう遅いですが。
ねこを飼うことにより,そもそもアレルギーがなかった人も出てくるようになると言われているのですが,もとからアレルギーがあったのかそうじゃないのかで必要な資金の計算がだいぶ変わってきます。ねことともに暮らすために抗ヒスタミンを飲み続ける覚悟と資金がそのときあったのか確認が必要です。
今は私は幸い犬猫アレルギーは発現していないのですが,年中花粉症ですし,夫は後発か先発かはわからないですが,検査したところ軽度の犬猫アレルギーだったので,夫婦共に毎日抗ヒスタミン薬のお世話になってしまっています。
ねこカフェに何回か通い,そもそもねこに触れられるのかチェック
特定のねこカフェだけではなく,いくつかの種類のねこカフェに訪れ,そもそもねこへ接触することができるかどうかの確認を行っておりました。
おやつをあげたときの挙動,おもちゃで遊んだあとの挙動,触った感触などを確認しておりました。
そもそもペットをお迎えしても継続してお世話ができるのか
ねこをお迎えする前に実はハムスターを飼っていました。ハムスターを飼っていた時期は,ねこをお迎えするということは念頭ありませんでした。
本人たちの体調が悪ければ(有給などを使って)動物病院に連れていけたのか,トイレの掃除,ご飯の追加,水の交換など…。
ただ,ハムスターという儚い命が寿命を全うするまで幸せに過ごせていたのか,寿命を全うした彼らに我々はコミットメントできていたのか,ということに思料していました。結論,ペットをお迎えすること自体には家族としては課題感はなさそうだなという判断になり,ねこのお迎えに前向きになりました。
先住ねこをお迎えするにあたり
先住ねこをお迎えするにあたり,予算を 80 万ほど用意する必要がありました。ねこをお迎えするのにあたり,以下のお金がかかっています。
生体代
保険料
避妊手術費
ケージ代,おもちゃ代,その他ねこのいたずらを防ぐための家具の追加購入
継続的なご飯代
追い敷金(ペットを飼う場合はすでに払った 1 ヶ月分に加えてもう 1 ヶ月分払う必要がある)
もちろんブリーダーや,保護猫をお迎えするという手もありました。ただ,最終的に家庭内の合意でペットショップからお迎えしました。理由はいくつかあるのですが
保護猫の場合は制約が厳しい。ねこに束縛されるなら大歓迎だが,知らない人間・団体に束縛されるのは我が家の性格的に厳しい。
ペットショップも同様だが,良いブリーダーかそうではないかを見分ける術がわからない。
ペットショップの場合は腐っても,事業として行っているので(オペレーション最適化という意味でも)購入者側に一方的に不利な条項を締結することはないだろう,という判断
アフターフォローに期待したい
ハムスターと比較すると,大型な生き物であるのでアフターフォローに期待したいところです。ペットショップの場合はアフターフォローが手厚そうだと考えました。
夫と私ともに実家に犬やねこなどがいた経験がないので,大型な動物は初めてです。動物病院の選定なども,どうすればよいかわかりません。
特にペットショップは動物病院と提携を結んでいることもあり,ワクチンの接種,避妊手術のプロセスを教えてくれたり,アフターフォローで暮らし方までのプロセスを丁寧に教えてもらえます。私達も様々な書籍で事前に学習してお迎えをしていますが,長寿な生き物と時を共にする経験が初めてということもあり,ちゃんと育てられるのかどうかという不安はやはりありました。
そういった意味で最初はペットショップだな,という判断になりました。
そもそもペットショップにいる動物たちに非はありません。
また,引っ越す前もペットを飼う前提でペット可の物件を探したのですが,中々希望の条件で物件が見つからず苦労した覚えがあります。
特に車を持っていないので「家の近くに動物病院があるか」「おやつなどを仕入れる場所があるか」なども一つ条件に入ってきます。
先住ねこをお迎えしたあと
お迎えしたあと,先住ねこはもとからお腹がそこまで強くなく,お腹を下してしまいました。
ねこは場所が移動することによる環境変化などのストレスによってお腹を下すことがある,と事前知識はあったもののそれが現実に起こり直面すると,やっぱりどんなに事前知識があってもあたふたしてしまいます。
人間であれば,お腹下したくらいじゃ病院にいかずに寝て治すものですが…。
ねこの場合は病院に連れて行ったほうがいいのか,数日放置で治るものなのか。病院に連れて行くほうがストレスなんじゃないのか,亡くなったらどうしよう,などいろんな思考が頭をよぎります。
我が家ではアニコムに入っているので,アニコムの LINE で手軽に相談できたのはとても良い体験だなと思いました。
そして,生後半年後に避妊手術が控えているわけですが,これも不安が山盛りです。途中で体調崩したらどうしよう,ストレスになりすぎちゃったらどうしよう…みたいに。
それでも,獣医師さんなどのサポートもあり徐々に不安は薄れていきました。
先住ねこ,結構偏食が強くいろんなご飯を試すことになりました。
最初はペットショップのプライベートブランド(?)を試したり,ロイヤルカナンを試したり。今はリブクリアを使っています。
最初はそのままあげても食べてくれず,ねこ用のふりかけを買ったりしました。ねこ姫の鰹節や,にぼし付きのものです。あとはちゅーるを混ぜたり,ウェットフードを混ぜたり…。
ご飯が変わるとお腹を下すねこも多いようなのですが,幸いうちの子は切り替えはスムーズでした。
現時点では,特にふりかけなどかけなくてもご飯を食べてくれるようになったので安心です。
あとは,お風呂に入れたりしました。身体を洗うのはそこまで苦労しないものの,乾かすのが鬼門です。ドライヤーの音が怖いのかめちゃくちゃ逃げます。
お迎えしてからもう 3 年と半年です。そろそろミドルステージになってきた先住ねこです。
後輩ねこのお迎え
ねこはねこ同士でコミュニケーションを育むことで,メンタリティの成長につながるという話があります。私自身はフルリモートとはいえマネージャー業から執行役員 CTO にジョブチェンした直後で多忙でしたし,夫はフル出社で日中家にいないという背景もあり,お互いにメンタリティを育んでもらったり,お互いがお互いの遊び相手になってほしいと思い,二匹目をお迎えすることにしました。
後輩は結構やんちゃな子なので,先住ねこにちょっかいを結構出すのですが,その度に怒られています。微笑ましいなと思いつつ,喧嘩になっていないのがすごいなと思ってます。
二匹目をお迎えするときは「先住ねこを優先」「少しずつ顔合わせをする」などを強く意識していました。例えば,ご飯をあげる順番,ケージに戻す順番,遊んであげる順番,全てにおいて先住ねこを優先するようにしています。
最初は威嚇したりしていたのですが,こういった気遣いからか次第に慣れてきてくれました。このまま相性が悪かったらどうしようという不安が脳裏によぎりましたが,幸いにも相性は良くなってくれています。
仲が悪いとネコシャルディスタンス(ソーシャルディスタンス)を取るらしいのですが,ディスタンス取れるほど今の家が広いわけではないので場合によっては引っ越しも覚悟していました。
二匹目のねこと先住ねこと相性が悪かった場合,相当大変になるようです。ご近所さんも同様に二匹飼っているようですが,仲が悪いようです。
我が家の子達はお互いにアログルーミングをするような仲になっていたり,一緒に寝るような関係値になっています。
他にも微笑ましい情景として,後輩ねこが自分の視界から消えたときに先住ねこが寂しさから鳴いたりしています。
さらに,直近は後輩ねこのほうが先住ねこよりも体格がデカくなっています。なぜ…。まだ 2 歳なのに…。
お腹も結構強く,今までワクチンと避妊手術以外で病院にかかったことはありません…,と言いたいところなのですがくせっ毛な子でお腹に大きい毛玉ができる子なので刈り取りに連れていきました。ブラッシングをしているとはいえ,いつの間にか大きいのができているのです。
まぁこれはある程度理由は察していて,後輩ねこはグルーミングが致命的にヘタクソなのです…(舌が短い)。爪も自分でほとんど研がない無精な子なのです。それも愛おしくて可愛いんですけどね!!
一度動物病院に行ったら諭吉が数枚飛んだので,くせっ毛の子を育てるのも大変です。
さいごに
最初は山あり谷ありでしたが,ねこ達含む我が家は家族として絆を紡ぎつづけています。ねこと過ごす時間はかけがえのないものです。これからもこの子たちを幸せにさせるために頑張って働くぞ。長生きしてくれよな!!
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