寝ぼけ眼で振り返り

ビューティフルに ビューティフルに
生きて 死ぬ、ための僕らの人生 人生!

「ビューティフル」ドレスコーズ

名前は知っているけどなんとなく触れずに生きてきたものってたくさんある。ドレスコーズはそんなバンドだった。
「ビューティフル」を聴こうとしたきっかけは思い出せないけど、たぶんInstagramのリールで流れてきたとかそんなんな気がする。

そうして聴いた時「ああ、そうだよな」と素直に思えた。2曲目に収録されている「愛する or die」で少し笑えて、最後の「宗教」を噛み締める。全部で3曲収録されているシングルを、何度も何度も聴き直した。
確か仕事からの帰り道で、帰宅ラッシュで地下通路がパンパンで、その時任されていた大きい仕事のせいで定時という概念が消えた私は疲労困憊で、聴きながら泣きそうになったのは覚えている。あの時私は働くために生きていた。生きる理由とか生き甲斐を考える余裕はなかった。

人は自分がしていることが正解かどうかわからない状態が続くと、壊れる。相談したところで結局自分自身で解決しなきゃいけない。じゃあもう全部やるしかない。理不尽というには易しい気がするけど辛い。でももっとしんどい人はいる。じゃあやらなきゃいけない。
そんな一種の思考停止に陥っていた私を「ビューティフル」は救ってくれた。

生活のために働いて、美味しいご飯食べてたまに遠出したり好きな人たちとお喋りして、好きなものに触れて移りゆく四季を感じながら生きたい。
そんな気持ちを思い出してしまったから余計に辛くなってこのあと退職することにはなったけど、あの状況が続いていたらどうなっていたかわからない。だから、これでよかったしよかったようにしていくしかないのだ。朝が来るのが怖くて眠りたくないなんてもう二度と思いたくない。

今年1年どうだった?と聞かれてろくに働きもせずただ浪費しただけの1年だったと言うと、もう10年の付き合いになる美容師さんは学びの年だったんじゃない?と返してくれた。

そんな良い言い換えをしてしまっていいのか!?と思った(実際言った)ので、帰宅してから1年の振り返りも兼ねてiPhoneの中にある写真を見返してみた。

1月の北海道から始まり、京都の伊根町、広島の尾道、関西各地の美術館や神社仏閣、サマソニ、フェリーに乗って山口県、念願のイタリア、舞台を観に東京と横浜、自身の誕生日に貴船神社。。。

確かにいろんな所に足を運んでいた。ちょっとびっくりするぐらい。どこへだって行けることを私はいつも忘れてしまう。1で躓いたらあと全部放棄する癖もやめたい。やらなきゃいけないことや悩みは解体して細かくしてから取り組めば、そんなに怖いことはないんだから。

私の2023年を綺麗に言い換えれば次のステージに行くための勉強期間だった。こんなに時間を持て余すことはおそらくこの先無い。はず。
放置していたnoteをまめに更新できたから良い年ってことで。オタク事中心に更新するとかいいながら、パーソナルなことばかりでごめんなさい。ニート編はもう少しだけ更新します。舞台やライブが決まってるので、オタク事の更新も増えるはず。

2023年もお疲れ様でした。よいお年を。

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