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NiziUは超ニュートラルな存在。(だと思う)


小学生の時に初めて買ったCDは、2001年発売の「ベスト!モーニング娘。1」。高校の文化祭では、クラスのみんなとAKB48「大声ダイヤモンド」のダンスを完コピした。
私の青春は完全にアイドル文化に染まっていた。


12月2日に正式デビューを果たした新生アイドルグループNiziU。新しいアイドルが出てくるたびにデビュー曲のチェックを欠かさない私が、彼女たちのことを調べないわけがない。

日テレの「スッキリ」の特集を入口に、YouTubeからSNSでのエゴサまで、とにかく気が済むまで調べまくった。

韓国合宿でのパフォーマンスなんて彼女たちの表情まで思い出せるほど繰り返し見ている。

厳しいオーディションを勝ち進み、デビューまでの道のりを進むにつれて、みるみる顔つきが変わっていく彼女たちに魅了された人は少なくないはず。
最近のアイドルには珍しく、ターゲットがかなり広い。と思った。さらに、楽曲の雰囲気も今までのアイドル像とは少し違うことも気になり彼女たちは「超ニュートラル」だと自分の中で納得できたので、そのことについて残しておこうと思う。


彼女たちが超ニュートラルと言える要素は、国籍、キャラクター、クオリティの3つ。

以下より、1つずつその要素を読み解いていく。

まずは、国籍。

知らない人もいると思うので、ざっくり彼女たちの誕生の経緯について説明すと、韓国のJYPエンターテインメントグループと日本のソニーミュージックの共同プロジェクトから生まれた。
日本国内の拠点に加え、ハワイやLAなど全10都市を会場にオーディションが行われ、この時点で世界に通用するグローバルガールズグループを作ろうという決意が見て取れる。

厳しい審査を勝ち抜き、最終的に残ったメンバーは9人。その内5人が過去に韓国の芸能事務所の練習生の経験があり、1人は日米ミックス。
どんなに短い期間であっても海外への滞在は、まだ10代の彼女たちにとって大きな影響になっていることに間違いない。

(ニナ、リマ、マユカの英語の発音が良すぎる!)
(J-POPのカタカナ英語以外のものが聴いてみたかったら嬉しい…)
(マコの韓国語っぽさのある日本語もクセになる。)
(Step and a stepのパートで「自分のペースでいい」の「じ」が、「ち」の音と混じっている感じ。細かすぎるかも)


NiziUの楽曲の作詞作曲は、J.Y.Parkさんだけではない。(*1)
作詞:J.Y. Park“The Asiansoul”・Yuka Matsumoto
作曲:J.Y. Park“The Asiansoul”・Lee Hae Sol
作詞にはYuka Matsumotoさんという日本人の方も含まれている。ソニーミュージックパブリッシングにご所属で、他にもK-popの日本語の歌詞を制作されている。
作曲に関わっているLee Hae Solさんは、JYP publishingのご所属。TWICEの楽曲なども手がけている。


K-POP全てに共通することではあるが、サビ部分は絶対に簡単な英語で構成されていて、これは、世界でより多くのリスナーをキャッチするための工夫だと思う。
また、曲を作ったあとに音をはめているからなのか、日本語の音のはめ方がとても新鮮に聞こえる。

このように、国籍がミックスされているので、彼女たちを一概に「日本のアイドル」とか「K-POP」とは呼べないと思う。

(ちなみに、オール韓国語ver.のMVあるの知ってました?)


次に、キャラクター。

最近のアイドルはコンセプトがそろっているグループが多く見受けられるが、NiziUは違う。
オーディションの時からこの傾向は顕著で、課題曲がバラバラだったり、コンセプトもそれぞれ違った。

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「髪型も髪の色も衣装もお揃いで、顔が全員同じに見える」状態ではなく、「それぞれが違う髪型や髪色にして、衣装もそれぞれに違う。」
(ここには主観が入っているかもしれません。ぱっと見で違うなという印象があるかどうか、ということです。)

「全員が同じことをこなして、クオリティの高いものを選ぶ」というよりは、「それぞれが自分の魅力を理解して、それを最大限表現する」ことに重きを置いているように見える。

それぞれのキャッチコピーとファンマークは下記の通り。(*2)

マコ・「NiziUのリーダー」 #🍋🍫
リオ・「NiziUの元気の源」 #🥚#🍳
マヤ・「NiziUの白鳥」 #🦢
リク・「NiziUのエネルギッシュなリス」#🐿
アヤカ・「NiziUのふわふわビューティー」 #🌷🌷🌷
マユカ ・「NiziUのカメレオン」 #🐱#🦎
リマ・「NiziUの魅力的なボイス」#🍜
ミイヒ・「NiziUのスマイルメーカー」#🐰🍞
ニナ・「NiziUの明るい末っ子」#🐶

ファンマーク(以下ファンマ)というのは、SNS上での新しい文化であり、アカウント名の後ろや自己紹介に自分の推しのファンマ(絵文字の組み合わせ)を付け足すことで、その人のファンであることをアピールするためのものである。(芸能人だけでなく、TikTokでのインフルエンサーもファンマークが決まっていたりする。)


また、曲の雰囲気でグループのキャラクターもガラッと変わるギャップが魅力だと思う。

(個人的にNiziUは、POPだけでなくガールクラッシュを歌っているのがアツい…!)

(私たちってまじで最強だよね~!!という雰囲気が本当に大好きすぎる…!)

(私がガールクラッシュと認識している曲は、Boom Boom Boom , Sweet Bomb!


最後に、クオリティ。

Niziuは、まだ発展途上
韓国好きの友人に言わせると、韓国アイドルの魅力は一糸乱れぬダンスに高い歌唱力であると語る。昔から韓国アイドルを追いかけている人からするとすこし物足りないように思えるらしい。

NiziUと同じJYPグループのTWICEも、SIXTEENというオーディション番組から誕生しているが、当時のオーディションは、JYP練習生内のオーディション。
全員がプロになれるスキルを身に着けている状態と比べると、クオリティが全然違う。
NiziUを生んだNizi Projectは、プロも素人も関係なく同じスタートラインから始まっている故のことである。


(ちなみに私の推しはアヤカ。どんどん垢ぬけていく彼女の姿がとても魅力的で、マイペースで芯があるところが好き。)
(韓国アーティストが好きな友人は「プロの貫禄のあるマコ、リマ、マヤあたりが好き」らしく、あまり共感はしてもらえなかった。笑)


初期のAKBを思い返すと、「普通の女の子がプロになっていく」に当てはまる。
ここには彼女たちの成長ストーリーがあるので、多くの人が引き込まれる理由になっていると思う。

「プロ=良/素人=悪」ではなく純粋に、彼女たちのそれぞれのスキルが異なることも幅広いファンを増やす要素になっているのには、まぎれもない事実であると思う。

まとめ

今までは無かったタイプのアーティストなだけに、彼女たちは新しい日本のミュージックシーンをつくっていくことになる。
その重圧というか、期待の大きさは計り知れないが、前例がないということは他とは比べられない自由があるので、ポジティブな声を味方につけて、大きくはばたいてほしい。

(ミイヒちゃん含めたNiziUを観れる日が来るのが楽しみ...!)


以上、新しいアイドルNiziUを私目線で分析してみました。

紅白ふくめ、彼女たちの活躍がとても楽しみで待ちきれません!!


メイン画像引用元→https://www.instagram.com/p/CB68juHpfC5/?igshid=t1yda64oh4kb

参考URL

(*1)https://j-lyric.net/artist/a0618a0/l050e8a.html

(*2)キャッチコピーは、歌番組などのTV番組の中から。ファンマークは、のInstagramの投稿から引用しています。(ファンマークについては、投稿によって変わったりしているので正確ではないかもしれません。間違っていたら教えてください!)

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