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神保町ヴンダーカンマーですよ

梅雨の神保町を彩る街路樹の緑になにやら格式ばったバナーがはためく…!?

はい、神保町・奥野かるた点にて毎年開かれております博物関連作品の委託型展示即売会、神保町ヴンダーカンマーに今年もやってまいりました。

同時期に開催され私も参加する博物ふぇすとはライバル……のようですが、少数精鋭で雰囲気を統一しているので住み分けはできていますね。こちらはバナーのとおり格式があり落ち着いていながらも狂気を覗かせてくる感じです。

出迎えてくれたシーラカンスの周りに……

出展者の皆さんのサインが。

テントウムシがつやめきケラトサウルスの鱗が浮き立ちます。

生時のポーズを保った昆虫標本です。

君もエゾの名を冠する獣になれる。

一見売り物のようですが、ペットのご遺体などを標本にする職人さんの見本です。手前のはホロホロチョウ。

緑の中に群れるシーラカンス。

油絵のほうのシーラカンスです。肉感!シンボルに使われたペン画とともに小田隆先生の作品です。

小田先生の動物マンダラポストカードを背にした雨ノ宮一紀さんの女神像。たくさんの生き物の中から1種・1個体を選んで利用したり調べたり見入ったりしているという巡り合わせを連想する並びです。

今回私がおそらく初めて作品を拝見することになった佐野藍さんの彫刻です。ボールパイソンのむっちり感が表されているとともに、多分これ本当にこういうポーズを取っているボールパイソンを模写したのではなく、ボールパイソンのポーズの取り方を把握したうえで丸い構図に収めているんだと思います……なんという把握力と表現力!

ところで佐野藍さんの他にスクリーミング・マッド・ジョージ先生の作品も初めて拝見し(「南国少年パプワ君」のセリフに特殊メイクの代名詞として登場したあのスクリーミング・マッド・ジョージ先生ですよね?)、非常に目を奪われたのですが、大変おどろおどろしいと取られるであろう強烈なビジュアルなので掲載はいたしません……現地でお確かめを。僕は夢に出ないか不安です。

お迎えした品々です。小田先生のシーラカンスTシャツ、久先生の国津神トートバッグ、ほねばたけのお二人の招き剣歯猫とシュリンガサウルスのカンバッジ、のらくらあきらさんのドラゴンしがみつきブローチとカワウに収斂進化したドラゴンのポストカード、佐野藍さんの作品集です。

ところで神保町という土地柄、会場を出てからもその辺りをうろつき「追い散財」をしでかしたのですが、

鳥海書房さんで1袋700円で売られていた鯨類おもちゃ詰め合わせの中に大英自然史博物館のイクチオサウルスが。

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