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匂いのするサービスを創りたい

【お断り】このnoteは雨の匂いにかまけて書いた妄想です

SaaS系のプロダクトはユーザーの作業をサポートするものが多いが、それ以外の情緒的価値の筋の一つとして「ユーザーのいる場所の雰囲気が感じ取れる」「何か変化が何となく分かる」というのはどうだろうか。その名も「匂いのするサービス」

例えばこんな感じ

・今まで大量の資料を手書きでさばいていたが、とあるツールが導入され気分が解放される。気分がラクになる。モダンなUIでサクサク動く、ように感じる。いままで手書きだったのでその喜びもひとしお。他の業務も同じように変わっていかないかな?と思う。これまで苦行だったからこその解放。会社が変わっていくのを感じる。ちょっとだけ誇らしくなる。

・模試が近いとテストがたくさん配信されてくる。今週あたりからだんだん配信量が増えてきている。そういえばそろそろ模試の時期だったなーと感じる。前の模試の点数を思い出して、勉強しなきゃと思って机に向かってみる。先週までは一切自分から机に向かうことはなかったんだけど、配信されたテストを見てこの先を予感してちょっとだけ行動が変容する。

既存で同じようなデザインはないか

例えばLINEはクリスマス近くなると壁紙に雪が降り始める。これも明確にクリスマスを予感する。そんな壁紙を背景に恋人とどう過ごすか?の相談をしたりする。ただしこの場合雪を見てクリスマスを思い出すようでは恋人は失格である。もしくは愛人とのLINEで雪を見て妻のギフトを検討しだす、なども失格である・

例えばGoogleのロゴはその日にちなんだデザインに変わる。インタラクションな仕掛けも相まって面白い。「今日は何の日?」と言われても祝日でも無い限り人は覚えていない(ドラえもんの誕生日は9月3日とかおおよその人は知らずに、Googleがドラになったのを見て初めて知る)。

他にもあるかもしれないが、この2つについては季節や日のような「既に決まっているもの」を表現しているに過ぎない。冒頭で妄想したのは定数ではなく変数を匂わせるサービスである。

ユーザーに作業を行わせるだけでなく、何か自分や環境の変化を思わせるようなサービス。具体的なアイデアはないだろうか。

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