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I Just Threw Out The Love Of My Dreams

タイトルは私の好きなWeezerの曲名からもらいました。アジカンがカバーしたものを聴いて知ったんだけど(アジカンありがとう)、失恋したときはこれ聴いてわんわん泣いた。

(この曲は多分失恋ソングではない……失恋した時、私は何聴いても自己解釈して泣いてしまうということを2日間くらいはやっていました)

「I just threw out the love of my dreams」を「夢のような愛を捨てる」と読んだ時から、そのフレーズの強烈さにずっと脳を焼かれてる。
夢のような愛って、なんだろうか。当時は「もう叶わない思い」のことだと思っていたし、やっぱりそれを振り切って強くならなきゃならないよな と信じていた。恋を、愛を知った気になって、失恋を知った気になって、一丁前にその気分に浸って、もちろんとても悲しんで、そして多分その失恋を"消費"した。あれは良い思い出だった、つらいこともたくさんあったけれど、私の人生にとって良い経験だった と思わなきゃ……と思っているうちに、心の底からそう思うようになった。強くなれた と思った。

強くなったのかなあ。
最近はもう全然わからない。失恋を消費した私は、「次次!」と新たなる恋愛の航海に乗り出していくこともなく、悲しいかな、そこに少し壁を作るようになってしまった。「恋人がいたとして、今の自分には恋人との時間を作る暇ないよな」と思ってみたり、「恋人が欲しい」と言う人を一歩引いて見てみたり、そんな自分が時に醜く見えて、悲しい。それでもやはり、そういう概念に囚われないこの日々は自由で生きるのが楽だとも思う。それでも。それでも、恋人を愛おしく見つめる人たちのまなざしは、いいなぁと羨ましく思う。人を愛したい。ああ、私は人を愛したいのか……。

周りには大好きな人たちがたくさんいる。みんな大好き、愛してる。けれども、友人も先輩も後輩も勝手ながら私が決めさせていただいた「友人」「先輩」「後輩」のラベルが貼られていて、私はそのラベルの剥がし方を忘れてしまった。どうにも私はラベルの貼られていない人を恋しく思っているらしい。誰だそいつ。現れろ。他力本願、馬鹿だな。

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