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自作アニメーションに挑戦した(未完成版)

お正月限定アイコンが仕上がったのが昨年末のこと、

ちょうどその頃Procreateで描いてみた系の動画の中でアニメーション機能の使い方に触れているものを見て、今の環境でも「動画」が作れそうだ、と気づいた

最初は本当にボールが跳ねる様子とか、透かして動かして変形させたらできる、みたいなものを作ってみようとしたが、アニメーション機能が使えるならやってみたいことを書き出した中で、いろんなシーンを作ってみたいという気持ちがあることがわかった

その中で作ってみたいシーンを作るなら「〇〇の〜なシーン」(オリジナルでなくFAとして制作できる)が作ってみたい(キャラを作らないで作成できるからアニメーションにだけ専念できる)という気持ちが芽生えて、制作してみることにした

ここからは我流(時々プロの動画などで情報収集し修正を加えたりした)で進めた一連の工程をざっくりまとめてみる

1️⃣内容を決める

何をさせたいかをはっきりさせるために、描きたいシーンを実写動画や既存のアニメーションを見たりしてイメージを固める

この直前、パスタを本物っぽく描くだったり、ちょうど正月アイコンも食べ物絡みのものを描いていた…ならその系統にチャレンジするのが一番成長を感じられるかも?と考えて、今回は「食べている瞬間」ではなく「食べるシーン」に決めた

それと、普段から私が何もできない時、一番見ているジャンルがもくもくと大食いしているASMRで、インプット量が普段からそこそこあるし、関心のあるテーマだから逃げ出さないですみそう、というモチベーション維持の理由もあったりする…

もくもくと食べてる〇〇を見たい!の一心で、ループアニメーション作りを開始した

2️⃣アニメーションの流れを決める

実は前段階で何を食べさせたいかはある程度決めていたので、ここからはアイデアスケッチみたいなことをしだした

本来なら「絵コンテ」(アニメのワンシーンをマンガのように流れで指示するもの)を書くものらしいが私は、なんとなくポーズとらせて、→で繋ぐように…さらにいえばほぼ棒人間スタイルから

今回はループアニメーションで作るので、最初と最後は同じカットで終わる必要がある

なので、次の一口を食べようとしているところ、からスタートするように考えて、

食べようとして(構え)

手を動かして一口とる(食べ物と食器が近づく)

それを口元へ(食べ物と食器が口に近づく)

ぱくっと口の中に(食器が完全に口に入る)

咀嚼して(もぐもぐ口が動く)

飲み込む(目線が下に行く)

次の一口をとろうとする(顔を上げて構えに戻る)

これをループさせて、口に運んでは飲み込む動作をただひたすら繰り返すアニメーションの計画を立てる(実際はもう少しだけポーズが増えた)

初期段階は構え→とる→口に入る→もぐもぐだけを描いて、動かしはじめた

3️⃣作ったシーンが動画として繋がって見えるまで絵を増やす

本来は、原画といって動きを決定する元の絵を作って、それが動いているように繋ぐ絵を他の人が追加する、というのが王道の流れらしいのだけど、一人で作っているのでどのポーズが入っていたら動きがわかるのかを端的に抜き出すのはとても困難…おそらくこれは本来動画で描くべきものだろうな…というものもおそらく描いてしまっている…なので、一から描かなくても、パーツの移動や拡大縮小で動いて見えるポイントをパラパラ漫画の要領で量産していく…ただ動かすだけだとスライドしているだけに見えるので、あえてバラバラの間隔で入れてみたり…

ここでいろいろポーズを追加したくなって足してみたもののループにして毎回入れると違和感が出てくる動きが見つかる

私の場合足してみたけどしっくりこず削ったものはいくつか書くと…
・瞬き(半目)
・左右への視線の動き
・口の動きのバリエーション(うわー✨という感じの大きく口を開けるモーション、じっくり味わっている表情など)

食べる直前にわくわくしてる感をループアニメーションに盛り込むとかなりクドくなってしまい、入れてはいけないポーズがあるのだなと学びを得た工程だった

4️⃣細部を詰めるまえに、素体だけで動いて見えるようにラフを作る(公開できるのはここまで)

最初はキャラをのせて描いていたが、別のレイヤーに同じキャラに見えるように描くのが無理と判断して、プロの方がこの工程を挟んだほうがいい!と言われる素体のアニメーションを先にかためることにした

ここでも基本的に、目のアタリなど新しく描く必要があるものを除いてすでにあるパーツのコピー&ペーストでなるべく調整

いくら他のレイヤーが見えるような機能を駆使していても、拡大縮小やパーツ移動で微妙にパーツの場所がズレて、顔が予期しないタイミングでサイズが変わったりして、ここの修正作業がProcreateだとかなり骨が折れる作業かもしれないと思った(ちなみに動画の中割りという段階を含んでいると思われる)

私は肩と腕の連動したポーズづくりに苦手意識があるようで、ここは流れの違和感が消えてから着手する予定…ちなみにこれを描くと修正が本当にしづらくなる

とりあえずプロトタイプということで試行錯誤の結果としてここで公開する

持っているものを箸やフォークに変えたらおそらく他の方もいろんなメニューを食べているシーンのアニメーションに挑戦できる素材になっていると思うのでもしこれを使って作品を作ったらぜひnoteのコメントで教えてもらえると嬉しい!noteの場合は記事の引用をしていただけると通知が来るので確認に行きやすい

⚠あくまでご自分の一次創作を充実させるための使用をお願いします!

FA含む二次創作に使うのは禁止します!(作ったものを使用者以外の誰かが自身のコンテンツとして作品を発表する可能性がある使用はやめてください)

予告なくこのGIFは公開をやめる可能性があります

手前に食べ物を置くとそれっぽく見えるように動かしていてフレームは1秒4でD社アニメーションの6分の1

追記:2月初旬現在、素体ラフが終わりキャラがのった状態まで到達
手の形が身体を描き足した時、無理な動きをしていたので手や腕、肩などの大幅な描き直しを実施し、素体からキャラのラフへ
作業途中でレイヤー上限に達したため下書きや最初のアイディアスケッチなど削りながら制作を続行中

2月中旬現在、線画に一枚一枚描き直し…ラフで一部分を描き直して動いているようにしてたものをコピペせずに全部1本線の手描きで直していると不自然さが抜けてほどよく手描き感の線のゆらゆらが生まれる…ガサガサしてた映像がピントが合っていくようでアニメーション作業の「動画」の方の手作業がアニメをアニメらしくしているんだな、と実感…

3月上旬から中旬、線画が終了し着色段階に本格的に入る前に背景を考えていたらかなりの時間を費やしてしまった…結論をいうと動きをしっかり見せたかったので背景そのものはシンプルにしつつそのキャラにまつわる小物をいくつか配置することにした
あとは着色イメージを固めていっているが自分で設けた締め切りまでに影つけまでいけるかかなり怪しくなってきた…線をなじませる色トレスの色がイメージ通りいかず配色決めをやりなおしている…別記事でも触れるつもりだが「課題」が見えてきた

3/23完成したので追加の記事書きました

最後に、

本音を言うと…素材を使用してくれた皆さんの作品から勉強したいんです!お願いします!!いわゆる人の線画塗ってみたとかラフ交換してみたとか…そういう絵師さん同士がお互いを高めあうような企画に参加する勇気はないのでせめてnote読者のみなさんとなにか一緒のお題で創作するきっかけを作ってみたかったんです

いただいた支援は、描く発信の機材(今使っているペンもサポートや記事購入のお金で購入しました)や他のnoteユーザー様の支援、将来みつけたい目標のために使わせていただきます!