文言噺『ブルース・ブラザースと2000と』

『ブルース・ブラザース』がこの夏スクリーンに蘇る!!
全国の午前10時の映画祭対象劇場で2週間限定公開!!
詳しくは公式サイトでチェックだ!!

…と、「人間は長文を前にすると最初と最後しかちゃんと読んでない」というどっかで読んだ知識を元にド頭へ宣伝を持ってきました。この記事で興味を持ったらこの夏の一本にぜひ!!

さて本編。
私の好きな映画作品の一つである『ブルース・ブラザース』。「この作品はどう面白いの?」と聞かれても「とにかく観て!!」という昨今のSNSみたいな返ししか出来なくて申し訳ないが、実際そう返すしかない。
というのも、この作品は作品の概要を話して興味を惹くのには不向きだからだ。ストーリーに魅力がない訳ではないのだが、彼らが演じ、BGMが彩り、あの歌声があってこそ『ブルース・ブラザース』であり、人伝いの情報では今一つ面白さが欠けてしまう。落語を書き起こしたものを読んだところでその文字程度の面白さしかないように、この作品も観てこそ真価を発揮するのだ。

この記事早々に記事を全否定である。勘弁してくれ俺。

といってもこの情報社会、全く知らない作品にそう易々と手を出せる人間は少ない。名作という保証があるとはいえ「面白いなら観に行こう‼」というくらいで劇場に足を運んじゃくれないだろう。
ということで、そんな方々のために作品の軽い紹介をしよう。
このブルース・ブラザースは、孤児院で育った義兄弟のジェイクとエルウッドが生まれ育った孤児院を救うため、音楽で資金を集めていく際に巻き起こるドタバタ劇を描いたものだ。作品の全体的なテンポが良く、歌われる曲もノリやすく何度も聴きたくなるたまらないものばかりだ。あと「チョイ役にはもったいないだろ…」という豪華アーティストも出てたりする。拳銃ぶっ放すレイ・チャールズが観られるのはたぶんブルース・ブラザースだけ。

他にも「あのシーンがオススメ!」とか「実はこのシーンがあの映画でオマージュされてる!」とか書きたいことは色々あるのだが、あまりこうベラベラと書いてしまうと観賞した際の衝撃や面白さが薄れてしまうのでここらで留めておくことにする。好きだからこそ喋れないのだ。

経験は時に人を苦しめる。映画を多く見てしまった故か先の展開や内容の粗に目を向けてしまう『雑念』が年々出てきやすくなっており、観賞中にそれがチラリと顔を覗かせる度に「ああ…私は映画を楽しみに来たのになんでそんなことを…」と少ししょんぼりする。
が、この映画を観ている間はそんなことは起こらない。この映画を観ている間だけは純粋だったあの頃の「一人の少年」として観賞できるのだ。私を邪魔する私はいない。心の底から作品を楽しみ切ることが出来る…

そういった点も私がこの作品が好きな理由の一つだったりする。

時は進んで続編である『ブルース・ブラザース2000』、これは前作とはっちょいと毛色の違った作品となっている。大まかなベースは近しいものだが、やはり『ジョン・ベルーシ』の死去による不在が大きいのだろう。面白いは面白いのだが、何かが足りない…そんな気がしてしまう。
あと前作よりミュージカル感が強め。少々SF感もあるし。

前作が兄弟の物語だとするならば、今作はエルウッド一人の物語である。
ジェイクを失ったエルウッドが、彼が生きていたことを遺すためか…それともバンドに自身の居所を求めたのか…劇中で触れることも語られることもなかったが、どこか彼を追い…そして成ろうとする姿があった。基本的にはコメディだが、ちょいと深読みするとこころなしか切なくなる展開だったりする。やはり彼の存在は大きかったのだ。

とはいえ、これも私の一意見である。興味を持ったら実際に観てみて自分はこう思った~的なのをどこかで形にしてほしい。読みに行きます。



あっ、最後に宣伝です。

この夏、『ブルース・ブラザース』がスクリーンに蘇る!!
全国の午前10時の映画祭対象劇場で2週間限定公開!!
この夏の一本にぜひとも映画館に足を運んでくれ!!

詳しくは公式サイトでチェックだ!!

…といったところで今回はこのへんで。それでは。

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盛岡デミタス

140字の壁を越え、今日も行く行く脱線超特急。
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