文言噺『平成と令和』

なったねぇ…新しい元号に…
不敬ではあるが「まぁ私の生きているうちにゃ元号変わるんだろうな…」とか思っていたりしたが…まさか生前退位して奇麗に新しい元号に変わるとは…

しかし元号は変わったが…これといって「わぁ!令和だなぁ!」と思うような出来事はない。申し訳ないが気分は平成の延長戦だ。
それこそ新紙幣やら平成にはなかった新技術でも来れば話は別だが…
今のところは「新元号が一発変換できなくて不便だな…」くらいしか感想がない。我ながら感性の乏しさを感じる。

令和から平成に変わったことで、一つの区切りができた。
これによって今までは「〇年前は~」「ここ数年の~」という平成の中だけでの比較だったが、令和になったことで「平成」が比較対象となった。こいつはちと厄介だ。
これまで「まぁ去年よりは…」「ここ数年よかマシか…」とやや楽観的な観方が出来たのだが、今度は「平成すべて」が相手になるわけで。
…なんだかお兄ちゃんと比較される弟のような気分である。頑張れ令和。

まだ令和も始まったばかり。面白い時代になることを願いたい。