論述対策(生きる力・教員の資質能力)

この記事の目的

この記事では、私が作った論文の模範解答を載せていきたいと思います。
教員採用試験の指導の先生から合格論文とお墨付きをいただいています。

問題(生きる力・教員の資質能力)


社会が急激に変化する中、現在の子供たちには、予測困難な社会を生き抜いていく力が必要とされています。このような力をもつ子供たちを育てるためにあなたはどのような取り組みをしていきますか?教師に必要となる資質・能力を踏まえ具体的に書きなさい。(600字)

回答


急激に変化する予測困難な社会を生き抜いていくためには、自ら課題を発見し、学び、考え、判断し、行動する力が必要である。これらの力を兼ね備えた人材を育成するために、私は教師として2つの取り組みを行っていく。

1.主体的・対話的で深い学びの視点からの授業

従来の授業の手法を大切にしつつ、この視点を意識した授業実践を行っていく。児童が学習内容に興味・関心を持てる働きかけを行い、学級内外の多様な他者との対話・協働の機会を作る。さらに、授業で扱う題材に関連した既習の内容を提示するなど、知識を相互に関連づけられるようにする。このような学びを提供するためには、教師自身が時代や社会の変化を的確につかんでいる必要があるため、自分自身も常に学び続けながら教育活動を行っていく。

2.社会に開かれた学校づくり

組織的・共同的に、「チーム学校」として教育活動に取り組む。例えば、学習内容に応じてゲストティーチャーを招いたり、保護者との連携を図ることで児童が学習を実生活に結びつけて考えるきっかけを与えたり、各分野の専門家と連携することで授業の質の向上を図ったりする。

子供たちの生きる力を育成するためには、教師自身が学び続ける姿勢を持つと同時に、1人ではなく関係者と連携して教育を行うことが不可欠である。常に研究・修養に励みながら、子供たちの「生きる力」の育成に取り組んでいく。

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