【書評】リーダブルコード


概要

基本的な文法は一通り分かっているプログラマー向けに、「読みやすい」コードを書く手法を紹介している本です

本書は一貫して一つのことを主張しています

コードは他の人が最短時間で理解できるように書かないといけない

※「理解」とは変更を加えたりバグを見つけたり出来るということ

なぜか?「優れたプログラマと信頼されるための重要な要素であるから」「他の人は半年後の自分かもしれないから」「コードを読むのが楽しくなるから」・・・と数えきれない効能があるからです

本書の構成は以下の4つになります

第一部:表面上の改善

「変数名・関数名の命名」「コードの整形」「コメントの付け方」の3つのサブテーマに分かれます

第二部:ループとロジックの単純化

「制御フローを読みやすくする」「巨大な式を変数や関数に分割する」「変数の削減やスコープ範囲の縮小」といったサブテーマに分かれます

第三部:コードの再編成

「無関係の下位問題の抽出」「一度にひとつのことをする」「ロジックを明確化する」「やらなくてもいいことを見極める」といったサブテーマに分かれます

第四部:選抜テーマ

「テストコードを読みやすくする」「実際の具体例」といった実践的なテーマ


特に心に残った箇所


上級者が無意識のうちにやっていることを言語化し、豊富な例で説明している点がおススメです

読みやすいコードを書く利点として、「半年後の自分自身も含めた他の人が積極的に機能を追加しバグを発見するようになる」という行動面のメリットを挙げている点が興味深いですね。確かに読みにくくゴチャゴチャしたコードは触りたくないです笑 

さらに、読みやすさの重要性はプログラミングだけでなく他の分野であっても同じです。ある種の「デザイン」と通じる部分もあり、デザインのコーディングへの応用として読むと更に面白いですよ!

行動・変化

本書のあとがきでも指摘されているように、まずは過去は忘れて「これから書く」コードを読みやすくすることに取り組むぞ!とウズウズしています笑

手始めに第一部と第二部のような比較的導入しやすいものから取り入れていこうと思います。最近はオンラインプログラミング問題を解いているので、そこから適用していきたいですね。

あとは研究で使っているコードもかなりゴチャゴチャしているので、読みやすいコードを自然に書けるようになってきた段階で、本書を手元に置きながら改善していこうと思っています

オマケ

Qiitaではもう少しエンジニア視点で書いているのでよければこちらもどうぞ


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