キャリア理論を学ぶ理由にみる、キャリアコンサルタント養成講習を受講すべき理由
どんな人に役立つ記事か
キャリアコンサルタント養成講習を受講すべきか考えていたとき、
・講習にかかる時間や費用
・資格取得後のリターン
などから費用対効果を検討する以外に、「なぜキャリア理論を学ぶ必要性があるのか」という問いを立てて考えていれば、より合理的な意思決定ができたと思います。
そのため、このnoteでは上記の問いについて考えることとします。
キャリア理論について考えることが、なぜ受講判断に役立つのか
私はキャリアコンサルタント養成講習を受ける前、恥ずかしながら、なぜキャリア理論を学ぶ必要があるのかがわかっていませんでした。
実務経験からキャリアコンサルタント試験の受験資格を持っているので、独学で取得することも考えていました。
そんな中、養成講習の通信課題で
という問いに出会いました。
そして、問いに対する自分の考えをまとめながら、養成講習を受けるかどうか判断するときに、この問を立てて考えていたらもっと合理的な意思決定ができたと思いました。
実際のロールプレイについては講習を受けるまでは体験できないとしても、この問いについては、キャリアコンサルタント養成講習を実際に受ける前に考えられるという観点からも、考えておいて損はありません。
そこで、このnoteでは
・キャリアコンサルタント養成講習の受講を迷っている人に向けて
・キャリア理論を学ぶ必要性についてシェアすることで、
・養成講習を受講すべきかどうかの判断材料のひとつ
にしてもらえたらと思い、このnoteを書きました。
前提
キャリアコンサルタント養成講習には、リアルタイムで受講する、いわゆる講習(80時間!)に加えて、通信添削課題があります。
講習は、相談の場面を見据えたロールプレイングが中心に据えられていますが、キャリア理論についても講習や通信添削課題で学びます。キャリアコンサルタントの試験では、筆記試験でキャリア理論に関する出題もなされます。
キャリア理論とは、ほかのnoteでもまとめたような、キャリアを考える上で役立つ考え方の枠組みのこと。
▼エリスの構築したABCDE理論
▼スーパーが唱えたライフ・キャリア・レインボー
こういったものがたくさん出てきます。
では、どうしてこれらを”習得する”必要があるのでしょうか?
さまざまなキャリア理論を習得する必要性
ここで冒頭に挙げた、問いを再掲すると
とあります。
私は、この問いに対して次のようにまとめました。
模範解答も概ね同じでした。
(模範解答の掲載はしませんが、気になる方はXなどでお声がけください)
キャリアコンサルタント養成講習では、様々なお題・ケースに関する模擬ロープレを経験します。
その中で、講師や他の受講生の方が上手だと思う質問の仕方などを学ぶこともできます。
ですが、試験や実際の面談を想定すると、多種多様な相談者の悩みに対応することとなりますし、たった一言でも問いが変われば、その先の話の展開も変わります。
同じ悩み事を抱えていても、相談者個々人の違いを思えば、当然ながらその人にあった問いを投げかける必要もあります。
悩みは複雑な層になっていることがあり、個人の働き方や価値観もまた多様です。
だからこそ、相談者の問題解決に向けたお手伝いをするためには、さまざまな「理論」という視点を借りることで、相談者の方の置かれている立場やものの見方を整理していきやすくなります。
ただし、理論にはその提唱者の生きた時代背景や人間観が影響してくるので、その点も考慮して理解する必要もまたあります。
相談者の方にとって「相談して良かった」と思ってもらえるよう、キャリアコンサルタントとして様々なキャリア理論を習得することで、切り口と引き出しを増やす努力を重ねる必要があり、そのための手段のひとつとしてキャリアコンサルタント養成講習を活用すればいいのだと思います。
・・・と偉そうに書きましたが、私も道半ばなので、がんばります!
今後もキャリアに役立つキャリア理論や考え方など発信していくので、noteのスキやXのフォローをしていただけるとうれしいです、励みになります💪
Xアカウント ▶︎ https://twitter.com/m_kato1214
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?