死体寸前でも幸せを見つけられる理由。

指一本、1mmも動かなくて、
呼吸もできなくて、
機械(人工呼吸器=レスピレーター=レスピ)に繋がってるから、声も出なくて、
去痰できないから首の穴(気切)からカテーテル入れて(吸引)吸い出してもらって(吸引=サクション)
寝返りも他者に体を動かしてもらって、
首すら動かせなくなっていた当時、
ナースコール押す術がないから、口を開けた時に反応する特殊なセンサー付きの機械をリハビリから借りて、
親と口パクで話す(声出ず、唇読んでもらって言ってることを読み取ってもらって)会話するとナースコールなっちゃうから、リハが付けてくれたの外して会話して、
寝る前に誰か付けてくれるけど、それが何しても全然ならなくて、
夜中父親が病室に泊まってるけど、イビキかいて寝てて、
機械が反応した時に微かになるピッって音じゃ全然起きなくて、
人工呼吸器に水滴溜まってるから、サクションお願いしたくて何回もナースコール試みたても、鳴らなくて、
そしたら、レスピのアラーム鳴って看護師が誰か来てくれた!
アラームが何か見ないで消して直ぐ去っていって...
いよいよ水が溜まって呼吸器付けたまま溺死しそうで...集中治療室(=ICU)にいた時ですら、本当に死ぬと思ったことなかったけど、この時ばかりは初めて本気で死ぬと思った。
今度はアラーム見て、サクションしてくれた。
延命できた。
たかだか水蒸気の結露が気切に繋がったチューブに溜まるくらいで死にそうになるこの状態で...
毎日楽しいことが見つけられた。
生きる意味があった。
幸せだった。
これを経験して、周りに生かされていると実感した。
生きたいって思わせてくれる環境をベッド上で部屋から出れない状況下で、話してくれるから与えてくれた。
ここ人と明日も話したいから、生きたいって思える環境を作ってくれた。

この状況で楽しいとか思えるメンタルも凄いとは思う。でも、それは周りにいた家族や友人、スタッフが素晴らしかったからだ。

絆って凄い。
命...一人の物じゃないんだよね。
一人で生きてる人なんか誰一人いなくて、気がついていようが、そうでなかろうが、健康だろうが、病気だろうが、怪我してようが、皆んな周りに生かされてるんだよね。

言葉にできない色々、そして全てに感謝...!

ぜひサポートよろしくお願いします。 ・治療費 ・学費 等 に使用し、より良い未来の構築に全力で取り組みます。