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「頭が良い」人とは、想像と現実両方の世界を行き来できる人だ

昨日、ガイアックスの年内最終出勤日、仕事納めの日でした。

弊ソーシャルメディアマーケティング事業部ではコンサルタントメンバーによる、「頭が良くなる勉強会」が実施されました。

タイトルだけ見ると頭が悪そうですが、内容は非常にタメになりました。この記事はその勉強会の議事録兼メモになります。

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■■前回の復習:「頭が良い」≠処理力が高い

一回前の勉強会では、下記をざっくりお伝えしました。

・頭の良さ ≠ 処理力 
・頭の良さ = 課題設定能力 = 問題を見つけ正しく定義できる力

また課題を上手く設定するためには、物事を抽象的~具体的に広く捉える(※)ことが必須であり、知識のインプットと応用が欠かせないとも言いました。

※ちなみに脳科学の世界では、人が物事を見た時にその情報を脳内でカテゴリ分けすることを「分節化」と言う。


■■物事は「情報」であり、捉え方は人それぞれ

私は革靴が好きなので、人の足元を見ると「あれはリーガルだ」とか「チャーチかな、かっこいいな」と思います。

ただ、他の一般人からしたら「黒い靴」、「茶色の靴」くらいしか区別できていないかもしれません。

ひょっとすると、靴を履かない文化圏の方が革靴を見ると「なんだかぶかぶかした塊」に見えるかも。

▼靴の形をした物体と、情報の捉え方(一例)

・私の反応:「●●(ブランド名、デザイン名、製法)だ!」
・一般的な反応:「革靴だ!」
・靴を履かない文化圏の人の反応:「なんだあれは!?」

「革靴」という情報一つとっても、理解のレイヤーが異なります。頭が良く、課題設定が上手い人は、物事を上からも下からも捉えることができます。

例えば「リンゴ」を見て、食べ物のリンゴを見い出し、美味しそうだと思う人は多いと思います。

ただ「赤くて丸い、かつ硬い物体」として見れば、世界中で手に入る「投擲武器、競技の道具」になるかもしれません。

イメージ的世界で物事を見ると、概念の共有はしづらくなる半面、応用が効き思わぬ発見があったりします。


■■イメージと物理、両方の世界を見る重要性

突然ですが、「仏の半眼」をご存知でしょうか?

あれはただ眠たそうにしているのではなく、上半分で想像(イメージ)の世界に思いを巡らせ、下半分で現世(物理的な世界、俗世)を見守っている、と言われています。

つまり、イメージ・物理、どちらか片方ができれば頭が良い、という話ではありません。

理想を描きつつ現場で起こっている問題に肌ざわりを持って実感できる、両方のアプローチができ、それぞれの目線の人と協業できることが「頭が良い(かつ仕事もできる)」ということです。


■■実践方法:副交感神経を刺激する呼吸

でも実際、仕事中に、想像力を豊かにしてイメージ世界に飛び込めるのか? という話になりました。

「リラックスすることが大事」とは前の記事でも書きましたが、容易にできるのか?と。

そのコンサルタントは、呼吸を工夫することで、コントロールできない副交感神経を(ある意味でコントロールして)活性化させるそうです。

その方法が「逆腹式呼吸」。呼吸ならクライアント先でも、職場でも黙って実践できるからおすすめだそう。

細かい手法は別途追記しますが、私も今年から思考が浅い時にこれを実践しようと思います。ただ、もちろんこれは手法・手段の話。

そもそもインプット不足だと「子供の夢」のように低レベルのイメージ世界にしか発展しないので、引き続き2019年も勉強していきます。

サポートしてくれた方、いつでも靴を磨かれに来てください。