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【エモい】学生時代のリーダー経験を振り返ってみる

大学を卒業して、あっという間に2年と半年が経ちました。

もう当時の思い出を振り返ることも、学び舎に足を運ぶことも当分ないと思っていました。が、今週末にその機会が訪れます。

学部の創立10周年ということで記念イベントが行われるそうで、なんと小生も、卒業生や現役生、受験生の前で登壇の機会を頂戴しました。

当日の記憶を掘り返しつつ、学んだことや今に活きていることを書いていきます。私は、今じゃ懐かしいですが、100人規模の組織のリーダーをやっていました。


■■私が大学で打ち込んでいたこと

■国際交流学生委員会とは

私は大学1年生から3年生の半ばまで、学部公認の委員会活動に打ち込んでいました。

「国際交流学生委員会(Global Japanese Studies Student Committee:GJSSC)」という団体です。そこは学部生の中から留学生の受け入れ役をマッチングして、彼らの日本での生活を支援する組織でした。

具体的には日本語の話し相手になったり、観光地を一緒に巡ったり、地元の小学校の授業にお邪魔して文化体験をしたり、学内でイベントを開催し交流の場を提供したり……色々やっていました。

メンバーは全学年合わせて当時30人前後でしたが、私が委員長を務めた3年前期に、認知度向上や呼び込みが奏功して100人規模に成長しました。

■委員長としての具体的な業務

▲組織のオリジナルパーカーが完成して嬉しかった

「学部生の中から留学生の受け入れ役をマッチング」を柱にしていたため、サポート事業とイベント事業という二大セクションがあり、その周りに会計書記、広報が分岐していました。

そこで、ざっくり下記の仕事を回していました。

・①二大セクションのリーダー(副委員長)達と一緒に、平常サポートやイベント業務を回す

・②学部内や学外のイベント依頼を受け、担当を割り振り、実行する

「マネジメントの仕事は言語化しづらい(パパってなんの仕事しているの、という娘からの質問に回答しづらい)」など言われますが、本当にその通りでした。

まず①を行うために定例会の手配や連絡、出欠管理もろもろやっていました。次に②は教授や地域の偉い方に話を聞きにうかがい、メンバーのなかでスキルとやる気の合う人を見つけてお願いし、留学生を集客して盛会を祈る(?)などです。


■■社会人になって活きていること

▲個々人と思い出濃すぎて、エモさが半端じゃない

学生時代の委員会活動を通じて、人を引き付ける文章や企画、英語、仕事の段取り、下手なりに色々勉強しました。

が、一番の学びは、やはり「リーダーとしての振る舞い」だと思います。ぶっちゃけて言うと「力不足を感じて後悔していること」とも言い換えられます。

あの時の委員会活動が良い原体験になっていると思います。

■大きな目標を掲げて共感してもらえるか

私の委員会組織には、明確なミッションとか大目標は今思うとなかったですが、運営メンバーのなかで共通認識があった強い想いは下記です。

・A:留学生の日本での生活をより良いものにしたい

・B:国際日本学部と言えばGJSSC(団体名)という、学部を代表する組織でありたい

どのメンバーもAの実現のために、頭と身体に汗をかいて打ち込んできました。そのうえで、Bを誇りに頑張ってきました。

「できる営業マンは自分の売り物に疑いがなく(時に根拠のない)自信がある」なんて言いますが、

少なくとも委員長である私はこれを自分に問い、時に定例会で伝え、メールやSNSで叱咤激励し、メンバー皆と歩んできました。これは組織の規模は関係なく、たとえ小さなプロジェクトであっても大事なリーダーシップと思います。

■自分にしかできない仕事を探せているか

▲400人のホールってこんなに緊張するのか

より仕事論になりますが、いちメンバーなのかリーダーなのかで活動の仕方が変わります。

私はアイデアマンではない反面、企画をまとめて人を繋げるのが得意だったので、下級生の頃はよく現場に出たがっていました。

ただ、それを上級生になり、委員長というリーダーになった自分が率先しすぎると、下級生の成長機会を奪うだけではなく、自分がやるべきもっと付加価値の高い仕事(=委員会活動全体に貢献できる範囲の大きいこと)に注力できなくなってしまうと気付きました。

2年生前半はまさに覚えることが多くダメダメでしたが、後半から同期のアドバイスに支えられ、少しずつ会の人数やイベントが増えて、感覚値ですが大学側や留学生の満足度も上がってきました。

問題のあるメンバーをフォローしたり、炎上案件に手を焼いたり、本当に色々あったのですが、自分にとって付加価値の高い仕事を探すスタンスは今でも大事にしています。


■■ちなみに

冒頭ですこし紹介しましたが「国際日本学部 卒業生座談会」という、イベントに登壇します。

私だけ場違いなような、素晴らしい人たちとご一緒するので緊張必至です。

当日いらっしゃるかた、多分朝から晩まで、ずっといると思うのでぜひ声かけてくださいね。日曜ですが、普段会えない方々とお会いできることを楽しみにしています。

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