見出し画像

1歳児の嘘

こんにちは、京野です。

今回は、1歳半の頃に覚えた「ない」「あった」という言葉をきっかけに息子が小さな嘘をつくようになった、というお話。

幼児教室で聞いた子供の嘘への対処法をご紹介します。

はじめての嘘

みなさんはお子さんのはじめての嘘を覚えていますか?

息子は1歳頃から急激にものの名称を覚え、「君のタンスはどこ?」と聞くと「ここ!」と得意げに自分のタンスを指差し、「靴下とって」と言えばこれまた得意げに「はい!」と取ってきてくれていました。

「褒められるのが嬉しくてママの言うことを得意になってやる」という期間がずっと続いたのですが、1歳半になった頃から「ない」という単語を覚えたことを堺に、「靴下とって」と言うと「なーい」と返すようになりました。
実際は、靴下はタンスの中にたくさん入っています。

そこで「あれー?ほんとにー?靴下なーい?」と聞くと、「あった!!」とびっくりした表情を作って靴下を持ってきてくれました。
息子は楽しそうに笑っています。

私は「これはすごい」と思いました。

高度な笑い

嘘をついてこちらの表情を伺うのが面白いらしく、その後も

・ソファの下に自分のお気に入りのおもちゃを隠して「ママ、なーい」と申告してきて一緒に探して「あった!」という宝探しゲームをする。
・これまで手遊びで頭、目、耳、鼻、口、膝、おなかなどの身体名称を完璧に指せていたのに、「目」というと「頭」を指したり、「耳」というと「口」を指したりして、わざと間違えいたずらの顔でこちらの表情を伺ってくる。

というようなことが続きました(このブームは現在も続いている)。

幼児教室の先生に相談したところ、これは「高度な笑い」の獲得なのだそうです。

もともとは

・母親が笑うから笑う
・くすぐられて笑う
・絵本が楽しくて笑う

という「母親から子供への笑いの提供」=「一方向性の笑い」だったものが、自分で「外す」ことで笑いを作っている

そして、そもそも外しができるのは「正しいもの」が分かっているからできる

ということで色々な意味で高度なのです。

成長してるなぁ。

個人的には既に「外しが面白い」という感覚を持っていることが興味深いし、いかにも「いたずらしてます」という顔をいつのまにか習得していることも驚き。

すっかり人間らしくなりました。

子供がいたずらの嘘をついたら

この「外し」の笑いをされてイラッとしてしまうこともあるかもしれません。

でもこれは子供の成長の証。

「違うでしょ!」と怒るのではなく、「あれ?」と茶番に乗ってあげるのが良いようです(心の余裕がないと難しい)。

一緒にいたずらを楽しみながら、正しいことをさり気なくインプットできると良いですね。

では、また。

いただいたサポートは自己研鑽に使わせていただき皆さんにアウトプットという形で還元させていただきます。いつもnoteをお読みいただきありがとうございます。