互いのペース、互いの成長

少し前、私の価値観や生き方の方向性が変わり始めた頃の話。私は『自分の予定を何週間も前から立てることを、好まない』ようになった。その理由は『先々の予定に縛られているような感覚になること』を知ったから。自由を好む私は、『どうしても!!』って程の理由や気持ちが無い限り、日にちが近くなってから動くことがくなった。他にも、病気の症状が理由で先々の予定は難しいことも、実際にある話。例えば、夏にプールで遊ぶ!なんて予定は、本当に直前にならないとなんとも言えない状況だった。当時私は、妹と正にプールの予定をしていた。しかし私は、上記のような【具体的理由】があったので、返事を直近前日の夜になっても保留にしていた。その事に対して、当時まだ20歳前後の学生だった妹は、私の行動に、全然納得が出来ずに泣いたらしい。『何でお姉ちゃんは、連絡しないのか』という疑問と怒りや『行きたい気持ちが全然見えなくて悲し過ぎた』みたいな【感情的理由】だったそうだ。
そんな妹も、この4月から晴れて社会人になった。何年か前に上記のようなことがあった訳だが、当時の予定も実際には遂行出来て楽しんだ。その後も、『暇さえあれば自由に連絡を取り合っては遊ぶ』なんてことは頻繁にあった。そんなことの積み重ねなのか、今では【私の自由な言動や行動】に対して【妹自身が感情的になる話】は聞いていない。むしろ反対に、そんな妹からこんな話を聞いた。『妹にとっては、乗り越えた話。終わった話。なのに、それと同じようなことを延々に自分に話してくる』みたいな人がいるって話。そんな人に対して、「話を聞くこと自体が疲れる。当時、その『現実と向き合うのが必死だった自分を思い出して』しまって【嫌な気分】になる。だから、もうそれ以上は聞きなくない!」と言って遠ざけたそうだ。

そんな話を妹から聞いた時は、『へぇ〜、そんな【嫌な気持ち】になることがあるんだ』って半分他人事のように思った記憶がある。しかし、それを最近『私自身も実感しているな』と思って納得した。私の場合は会社での話。以前の投稿にもあった、『過去の私と重ねて見えてしまう人』に対しての自分の感情。結局のところ、今回の妹の話と通ずる話だなって話。【嫌な気分】になったり、【どうしても気になってしまう】って思ったりする自分。そんな【葛藤する自分】に対して、【なんとかして感情を抑える努力】をする訳だ。そりゃ【嫌な気分】にもなるよねって納得する。

過去の自分とは既にバイバイしたはずなので、今の自分は『普段通りならば、きっと何とも思わない』こと。なのに何故か【過去の自分を思い出させるような事象】を目の当たりにすると、【過去にネガティブだった感情】は『いとも簡単に蘇ってくる』って話。ぶっちゃけ『困ったもんだ』っと笑えてくる。だけど、『自分だけな訳でもない』ってことを今回、学年で言うと7歳差もある妹から教えてもらった訳だ。『年齢なんて、本当に関係ないよね!』と改めて実感した。

実際のところは『自分の身に起こる様々な事象や経験』から『どのようにして自分に活かして生きるのか』って問題だ。私は今回、そんな妹の成長を感じて、大変微笑ましい気持ちになった。『いつまでも子供みたいな妹ではない』訳で、最近会う度、話す度に『大人になったね😊』っと思うことが多い末っ子の妹。また、『妹が、妹の人生の中で【妹自身の成長】に繋がる生き方をしている』ように見えて、素敵だなっと純粋に思う。【私は私】【妹は妹】の人生の中で、『それぞれの経験・財産・成長』が必ずあると思っている。決して同じではないけれど、【互いのタイミング】で似たような経験も全く異なる体験も、きっとあると思う。そんな『互いの人生の中、互いのペースで成長したいよね!』なんて思ったのである。

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