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金木犀と綿の実と


そろそろ、金木犀が散り始めました。
木の下には鮮やかなオレンジ色の花が
ばらぱらと落ち、
翌日には茶色くなっています。

金木犀

昨日、金木犀のミニ巾着袋のキットを
見つけ、秋の夜の楽しみが始まりました。

ちっちゃいちっちゃい。
レゼデイジーステッチを4個づつ。
何百個あるんだろう🤣
最後まで刺せるかな?

すぐに一休み。桂花烏龍茶というのは、
金木犀が入った烏龍茶なのかーと、
以前から知らずに飲んでいましたが、
今年初めて袋を見ました。
老眼鏡かけないとわからない。

やさしい味です

ほんのり香ってさっぱりして美味しい。

お茶を飲むのに、針休め。
その辺に刺して置きたい時に思い出した!
目の前にはたくさん拾って食べた
鬼胡桃の殻があります。
昔、友達から教わった胡桃のピンクッションを思い出しました。

とりあえず3個。
食べ終わった鬼胡桃の殻に、
端切れをぐし縫いして綿を詰め、
木工ボンドでペタリ完成。
綿の実も、栃の実拾いで通った公園の
管理事務所の方から、
分けてもらったものがありました。

和綿の実

初めて綿の実を見て、
何個か分けてもらいました。
綿の中に種があるのですが、
これがなかなか取り出しにくい。
しばらくするとコツがつかめました。
しかし、こりゃなんて大変なんだ。
布団いつできるのよ?
としみじみ
古の人々の苦労を想像した次第です。

綿繰り機という2本のローラーに挟んで
こすり取る手動の機械がある事も知りました。

お米の粒の皮をとって
食べたのもすごいし、
綿の種を出して油を絞ったり、
綿を集めて撚って服を作ったり…。
果ては南北戦争の綿畑、最近ではウイグルの綿花と気が遠くなります。
人々のたくさんの時間を使って
やっと一杯のご飯、1枚の服ができた頃に思いを馳せて、綿の種をちょいちょいむしり取りました。
気が遠くなりそうでしたが、なぜか心が落ち着き、手仕事の不思議さも感じました。

テーブルの上にほっぽっておいた
その綿を「使うのはここだ‼️」と
胡桃のピンクッションに入れて、
綿も成仏である。

金木犀の花、お菓子みたい

などと秋の夜長は刺繍や編み物楽しいな。
百円の老眼鏡は10個、
あちこちに置いてありますが、
なんで時々ひとつも無くなるんだろう?
健康診断では裸眼で両目とも1.2で、
遠くはよく見える。
眼鏡をかけて歩くと転びそうで怖い。
いろいろ大変だ。

10月24日の午前中
クチナシの葉っぱがきれいな午後
金木犀色の夕方

今日は
入院していた90歳の父親の
退院が決まり、
病院から戻ってみんなで喜びました。

ほっとしてココロも穏やかな良い夜です。
もう少し刺してから寝ましょう。


            終わります☺️

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