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マネックスグループ ゼロ室

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マガジン

  • 暗号資産・ブロックチェーンコラム

    暗号資産・ブロックチェーンに(多少強引に)絡めて好き勝手書いてます。

  • 気まぐれコラム

    気まぐれで書いたやつ。

  • エストニア滞在日記

    男4人でエストニアに滞在していた頃に書いていた日記。

  • 銀行員時代

    銀行員時代の振り返り。僕が本当の意味で自立するまで。

最近の記事

国内業界レポートを作成してみて

今週、マネックスクリプトバンクから日本国内の暗号資産・ブロックチェーン動向を網羅的に調査した業界レポート「Blockchain DataBook 2020」をリリースした。本レポートは業界データベースサービス「LOOKBLOCK」に収録されているデータを基に作成されている。以下ではその過程で見えてきた業界の「今」をほんの一部だけ紹介する。 この業界では暗号資産交換業とマイニング業を除いてマネタイズの難しい状況が続いており、BTC価格も冴えないなか、倒産している「企業」も多い

    • 「みなさん、仮想通貨って知ってます?」

      最近、個人的に嬉しいニュースがあった。なんと、あの乃木坂46のセンターを務める「あしゅ」こと齋藤飛鳥がbitFlyerのイメージキャラクターに就任したのだ。 乃木坂46と言えば、今や日本一のアイドルグループといっても過言ではない人気を誇っており、つい先日Abemaで放映された「乃木坂46時間TV」では3日間の合計視聴者数が3000万人を突破した。リアルタイムではないが今の時代に視聴率20%超えである。恐るべし人気と言えよう。 そんな人気グループのセンターがまさか暗号資産業

      • ウェビナーに参加してみて

        新型コロナウイルスの影響で次々とイベントの中止が報告され、その多くが活動の場所をオンラインへと移している。そんななか、私が初めてウェビナーに参加したときの所感を述べたい。 オンラインイベントの活用は目的に応じた使い分けが何より重要である。音楽やスポーツの場合は、その場の一体感や生の興奮を味わうことが何より大事であるため、VR技術などによるリアルに近づけたオンラインの世界はあっても、リアルに勝るオンラインはありえないだろう。芸能関係の場合は、その人の行動や会話、交流に興味関心

        • 帰ってきた、新しい日常

          緊急事態宣言が明けて、街にも人やお金の流れが戻ってきました。週末の渋谷、新宿はどこも人だかりができていて、気のせいか、コロナ前よりも人が多く感じるほどです。これまで家の中に押し込められていたエネルギーが一気に放出されているのでしょう。良い意味で、ごちゃごちゃとして嫌いだった東京の日常が帰ってきています。 ところが、帰ってきた日常の至るところには新しい日常も散りばめられています。ファッションと一体化したマスク、どの入り口にも備え付けられた消毒液、一定の距離を保った座席間隔、ス

        国内業界レポートを作成してみて

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        • 暗号資産・ブロックチェーンコラム
          81本
        • 気まぐれコラム
          18本
        • エストニア滞在日記
          15本
        • 銀行員時代
          13本

        記事

          「久しぶり」で気づくこと

          大学時代、私は大事なときに大怪我をした。部活動の集大成として決死の想いで挑戦していた最後のリーグ戦。ほんの一瞬で残りの競技人生を失った。当たり前が当たり前じゃなくなったとき、人はそのことの大切さに気づく。私もこのとき、アイスホッケーという競技がどれほど好きであったのか、試合に出れないことがどれほど悔しいことなのか等、言われてみれば当然のことだが、改めて色々な感謝の想いに気づくことができた。 そして引退前、怪我は完治していなかったが、最後の試合に私は無理を言って出させてもらっ

          「久しぶり」で気づくこと

          見知らぬ人同士がいがみ合う"今"の世界

          何やら新しい世界があるという。彼曰く、そこでは見知らぬ人同士が自由にやり取りし、互いに有益な情報を交換し合っているらしい。「その世界には私でも入れるの?」と聞くと、彼は「もちろん、簡単な登録手続きで誰でも入れるよ。」と答えた。「知らない人に自分を晒すみたいでなんだか心配だなぁ。」と言うと、彼は「大丈夫、そこでは別の自分として振る舞うことができるんだ。」と私の消しきれない不安を和らげた。確かに、お得な情報が自分の知らないところで出回っている、そう聞いただけで、人間誰しも興味が湧

          見知らぬ人同士がいがみ合う"今"の世界

          エストニア滞在日記 Bad Day 〜携帯紛失〜

          15日目。昨日飲みすぎたせいで朝から猛烈な頭痛と吐き気に襲われた。気持ち悪すぎて吐くものも出てこず、うおぇ、うおぇと何度も声だけが漏れた。ただでさえ気分はどん底なのに、さらに極めつけとなったのは朝起きてから携帯を失くしたことに気づいたことだった。室内をあれこれと探してみても一向に見つからない。家に帰るまでの流れを振り返ろうとしても当然記憶はなく、今日はみんなで新居に引っ越す日であったが、荷物を整理するどころか、むしろ辺りが荷物で散らかった。 結局最後まで見つからず、チェ

          エストニア滞在日記 Bad Day 〜携帯紛失〜

          コロナモラトリアムの終焉

          首都圏の一都三県と北海道をのぞいて、ついに緊急事態宣言が解除された。25日には安倍首相が全国解除の可能性についても判断する予定だ。 およそ二ヶ月間つづいた自粛生活もいよいよおしまいか。みんなは解除を嬉しいと思っているのかな。それとも、まだ早いと思っているのかな。いざ、解除の流れが強まると、モラトリアムの終焉を感じずにはいられない。これは前にも経験したことがある。そう、幼い頃の長い夏休みが終わってしまう感覚だ。いや、大学という人生の長い夏休みが終わってしまう感覚かもしれな

          コロナモラトリアムの終焉

          エストニア滞在日記 ㊗️鍵GET!からの泥酔

          14日目。朝起きて定例のゼミが開かれた。今回は日本からリモートで参加した篤彦が担当する番で、相場のテクニカル分析についての講義と、新年の抱負について披露した。篤彦は独立遊軍武蔵の一員で、今回エストニア滞在のメンバーではないが、何かあるごとに健友からタスクが振られ、会社のことを手伝ってもらっていた。 「今年の抱負は『結婚』です!」と篤彦が発表すると、みんな、おぉ〜と驚いた。篤彦には長年付き合っている年上の彼女がいる。前に僕も一度だけ会ったことがあり、その時は短い時間だったのだ

          エストニア滞在日記 ㊗️鍵GET!からの泥酔

          新型コロナで見直される日本的雇用の価値

          新型コロナウイルス以降、米国では失業者が相次いでいる。失業保険の申請数は8週間で3600万件を突破し、5月の失業率は20%に達する可能性もあると言われている。日本においても、その割合は一桁%にとどまっているが、失業者の数は増えつづけている。 こうしたなか、FRBのパウエル議長はオンラインセミナーの講演で次のように述べている。 "失業が長引けば持っているスキルの価値がなくなり、人脈も失われるため、労働者のキャリアに傷がつくか、終わる可能性がある。"(引用) 実にアメリ

          新型コロナで見直される日本的雇用の価値

          「バカになるよ!」

          子どもの頃、テレビの画面に夢中になっていると母親が決まって私に注意してきた。「テレビばっかり見ているとバカになるよ!」「ゲームばっかりしているとバカになるよ!」と。何かに夢中になっていた私は聞く耳を持たずに知らん顔していたのだが、次第にそれが鬼の声へと変わってきて、最後は避難するように自分の寝床に向かうのだった。 GW中、本を読むにしろ、映画やドラマ、アニメを観るにしろ、スマートフォンの画面ばかりを見ている。今では人と話すときですら四角い画面を目の前にしている。そんな姿

          「バカになるよ!」

          子ども頃の発想をもって、毎日を自分なりに楽しく過ごしたい

          久しぶりに千葉にある実家の周りを走った。 懐かしい場所を通り過ぎていく。私が通った小学校、中学校、私がよく遊んだ公園、広場、私がよくお邪魔しに行った友だちの家、マンション。10年以上が経っても彼らの表情は何一つ変わっていない。 途切れとぎれに人とすれ違う。マスクをして仲睦まじくゆたゆたと散歩する老夫婦、ランニングをして汗を流すおじさん、ピザーラの宅配バイトに向かう青年、休校のなか友だちと一緒に遊ぶ少年たち。歳の重なりを感じる。 子どもだった頃と違い、すぐに息

          子ども頃の発想をもって、毎日を自分なりに楽しく過ごしたい

          米国では給付金がビットコインに!?考えるべき10万円の使い途

          安倍政権による10万円一律給付が決まって、一度決めたことを撤回するな、全員一律っておかしいだろぉ、10万円じゃ足らん、どうやって貰うんだぁ、だなんだといつになっても世間は騒がしいなぁ〜と思っていたら今週こんな記事が。 どうやらアメリカでは個人に給付金として配られた1,200ドル(13万円相当)が次々と暗号資産に流れているらしい。それが給付金であるとの確証はないが、CoinbaseやBinance USといった取引所に1,200ドル単位での入金が増えているという。 そもそも

          米国では給付金がビットコインに!?考えるべき10万円の使い途

          「雨宮蛍」的な生活も案外悪くない

          完全在宅勤務になって2週目、今週もほとんど家から出ていない。家の中では髪を結び使い古したTシャツとジャージを着て、完全に「ホタルノヒカリ」スタイルだ。仕事の合間に椅子から立ち上がるときには、心のなかで「どっこいしょ〜いち」なんて言ったりする。綾瀬はるかと違って全然かわいくない。 "あぁ、過去最大級に干物生活を送っている。それはみんなも同じか。世界中が「雨宮蛍」に溢れているとは、なんとゆるくて平和な世界だろう(ウイルスで全然平和ではないが)。何かルーティンでも決めてきちんとし

          「雨宮蛍」的な生活も案外悪くない

          歴史の教科書の1ページを生き抜こう

          小学生の頃、「社会」の教科書を読んで思った。武士ってなんだかかっこいいなぁ。ちょうどクレヨンしんちゃんのアッパレ戦国大合戦がやっていた頃で、映画を観て子どもながらに涙した。 中学生の頃、「歴史」の教科書を読んで思った。人類の歴史は長くていつの時代も争いは絶えなかったのだなぁ。古代から中世、近世そして近代までを時代の流れとして初めて捉えた。 高校生の頃、「日本史」そして「世界史」の教科書を読んで思った。戦争って怖い。まるで日本が被害者であるかのような認識が世界との繋

          歴史の教科書の1ページを生き抜こう

          今大切にするべきは"家族"と過ごす時間なのかもしれない

          親への反抗心からか、それとも大人への憧れからか、成長の過程で誰もが一度は一人暮らししたいと考えるものである。ぼくもそうだった。家から通える都内の大学へ通うか、それとも遠く離れた関西の大学に通うかの分かれ道に差しかかったとき、迷わず親元を離れる選択をした。こうしてひとたび一人暮らしを始めてしまうとなかなか実家に帰ることが少なくなってしまうのだが、長期休暇や年末年始に帰るときにはいつも決まって思う。なんて実家は快適なのだろう、と。 いよいよ、新型コロナウイルスの影響で今週か

          今大切にするべきは"家族"と過ごす時間なのかもしれない