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やっぱり日本は異常であり平和だ、何一つ解決されない茶番劇

やっぱり日本はいびつな社会だ。日大アメフトや体操女子のパワハラ問題、ジャニーズの未成年飲酒問題、でんぱ組.incら著名人の大麻所持問題そして今回の吉本騒動など、本来国民で議論されるべき政治・経済の話を隅に置いて、スポーツや芸能の話ばかりが話題を集める。それだけではない。どの問題を取っても、その根底にある歴史的構造の中で保身に走る当事者たち、それを面白おかしく取り上げるメディア、そして風説を煽るSNS民によって物事の本質が歪められ、それらが一切解決に向かうことがないのだ。正直ごちゃごちゃしすぎて何から突っ込んで良いのかわからない。でも、吉本騒動を例に適当に突っ込んでみる。

反社会的勢力との付き合いがあったか、そして彼らとの金銭の授受があったかが最初に問われた今回の騒動だが、芸人たちがついた軽はずみな嘘によって事態は大事になり、それを受けて開いた会見をきっかけにいつの間にか論点が企業のパワハラ問題へとすり替わった。「ただ、謝りたかったんです。でも会社が謝らせてくれませんでした。会見したら全員クビだと言われました。」と涙ながら口にする彼らの姿に同情した人も多いだろう。もはや芸能人主体となりつつある各局報道メディアはその翌日に案の定手のひらを返した。ネットでもあちこちで彼らを擁護する声が聞こえた。擁護も何も二つの問題を並列して考えるのはおかしい。

その後に吉本の社長が開いた会見も日大アメフト監督の会見並みに支離滅裂なものであったが、だからと言ってそれを世間が責め立てるのはいかがなものか。経営陣と演者が話し合って社内で解決してくれ。それに芸能事務所とマスメディアの癒着関係なんて今に始まった話じゃない。懇意にしているもしくは力関係で上にある取引先のお願いを時に聞くという文化はどの世界にだって存在しているのだ。どんなに世界がオープンになっても時々の基準において弱肉強食の原理がなくなることはない。ただ、今の時代には個人が集団となって誰でも叩くことができてしまう。たとえその相手が間違っていなかったとしてもだ。この流動的で強大な”パワハラ”の方が私は怖い。

そもそも反社会的勢力ってなんだ。見た目はごく普通の人間。でも中身は怪物。自然に付き合ってたら写真を週刊誌に高値で売られて食べられる。喰種もしくは亜人かよ。今回の騒動でも一切のお咎めを受けることなく最後まで笑っていたのは奴らだけだ。世の中を見ると奴らは大金が絡むところには必ず存在して、企業だけでなく政治家や警察を含めた政府もまた相手が怪物と知りながら自分たちを守るために強く対処することができないのだろう。それくらいに反社会的勢力は日本社会に溶け込んでいる。クリーンな世界しか見えていない人は考えを改めてグレーな世界を当たり前と思った方が良い。冗談ではなくそれが当たり前なのだ。

とまぁ、吉本騒動を振り返ってあれこれ述べてきたが、またしても全てが有耶無耶のままか。これに尽きる。日本は一体いつからこんな茶番好きの国になってしまったのだろうか。どうでもいいけど、暗号資産業界こそ反社の割合多そう。みんな怪しい。

#反社 #パワハラ #吉本 #暗号資産

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