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エストニア滞在日記 マンスリーレポート

9日目。僕はこの会社に加わって以来、暗号資産・ブロックチェーンのマーケットレポートを毎週・毎月書いている。エストニアに来てからもそれは変わらない。月末に差し掛かると気分が少し憂鬱になるのはその為だ。自由に考察して書けるのは楽しい。でも大変だ。そんなことを思いながら、今月の分に取り掛かった。

まずはウィークリーレポートを見ながらその月に起きたトピックスを振り返り、その中から業界に影響の大きいもの、自分の興味を引くものを探す。そして、今月は匿名通貨モネロのハードフォークをメイントピックに取り上げることにした。モネロの通貨としての概要は知っていたが、改めて詳しく調べてみると、それがダークウェブなどで悪用される理由などもわかって面白い。今回のハードフォークの背景なども一通り調べ、無事に書き終えた。

夕方になり、哲誠が外から帰って来た。銀行で口座開設する為にあれこれとまわったが、どこも渋られたらしい。仕方ないよな。事業内容は正直に暗号資産関連と言えないし、僕ら外国人だし。しかしまあ、哲誠といい健友といい平然と英語で話してくるやん。やばい、エストニアに来てから日本語しか話してない。ここは日本かと一瞬焦り、無性に外に出て自分が外国にいることを確かめたくなった。

てな訳で、仕事後には哲誠とランニング。よかった。レトロな街並みを走りながら綺麗なブロンドヘアーの女性ランナーともすれ違い、自分が外国にいることを再確認することができた。帰って食事し、食後には健勇とお酒を買いに近くのスーパーに出かけたが、どうやらエストニアでは22時以降お酒は買えないらしく断念した。「最悪や。」と二人で文句を言いながら大人しくアイスとハリボーを買って帰った。確かに、そのおかげもあり、日本と違ってその辺に酔いつぶれている人もいなくて治安が良い。

就寝。

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