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エストニア滞在日記 エストニア美女

3日目。朝起きてみんなの顔を見ると、ようやく4人が揃い、日本でも見慣れていた光景にどこかホッとした。Airbnbで借りていた部屋は広く、健友と孝暁のおかげで食料などの生活品も整っていて、リビングのテーブルでシリアルを食べてから、みんなで外に出た。

昨日エストニアに着いたのが夜で何も見えなかったこともあり、明るい街並みを見て改めて海外に来たことを実感した。道路や建物は一応整備されてはいるが、どこかもの寂しげな雰囲気が漂っている。この感じは前にドイツのベルリンに行った時も感じた。

とりあえず携帯のSIMカードを買いにKioskへ。いくつか種類があったなかで、僕は黄色のゴリラマークのSuperを選んだ。数ユーロと安く、設定も簡単で、今の時代に最も必要なものをすぐに手にすることができた。その後は近くのショッピングモールをふらふらして、哲誠と孝暁とは別れ、僕は健友と二人でトラムに乗って事務所候補のコワーキングスペースの見学へと向かった。

1軒目は金髪美人のお姉さんが案内してくれた。ちょうど昼過ぎのタイミングで、中では外国やコワーキングスペースではよく見かけるウェイウェイ系のランチパーティーが開かれていた。「好きに食べていいわよ。」と言われたので、僕らは乞食ばりに一通りの食事を頂いた。その場にいた入居者からは「Hey Guys!」と声をかけられ、ここは雰囲気も明るくて賑やかな場所だった。

2軒目もこれまた美人なお姉さんに案内してもらった。ここは、最初の場所に比べたらコワーキングスペースの歴も長く、エストニアでは有名なところであるらしい。さっきとは打って変わってウェイウェイする感じではなく、エンジニアだろうか、入居者みんながパソコンと対峙しながらカタカタと手を動かしていた。さすが伝統ある場所という感じ。

帰りには健友とカフェに入り、昼過ぎからビールで乾杯した。ヨーロッパでは水と同じくらいの感覚で昼間からみんながビールを飲んでいる。なんて優雅なひと時なんだ、と日本では味わえない日常の些細な幸せを感じた。

夜はエストニア到着祝いでみんなで外食することになった。Sushiと書かれた日本食レストランのようなところもあったが、宿の近くにあるTarTarという洋風レストランへ行くことに決めた。早めの時間だったからか、店内の客は少なく、店員も奥に下がっているようだった。入り口でしばらく待っていると、奥から店員がやってきた。美しい。今日一の美人であるだけでなく、接客も陽気で、案内が終わったあとには思わず「めちゃ綺麗やな。」と口から漏れた。

父からもヨーロッパの料理は美味しくないと聞いていたけど、ここの料理は美味しかった。ただ、テーブルの上に置かれていた白くて丸い石は最後まで何に使えば良いのかわからなかった。フォーク置き?とも思ったけど、たぶん違う。あれはなんのための置き石だったのだろう。

帰宅後はスーパーで買ったビールをみんなで飲んでから就寝した。実質滞在は1日目だったが、幸せ幸せ。

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