見出し画像

【アニラジ今昔8】Spotifyに収録されているアニラジ関連楽曲から50曲選んでみた。

ラジオ番組として欠かせないもののひとつとして挙げられるのは、看板となる「曲」。最近では声優さん単独でのトーク番組でもロイヤリティフリー音源がメインとして使われることが多いですが、それでもちらほらとご本人の曲が使われることがあったり。
かつてのアニラジ番組でも様々な曲が使われていたので、もしかしたらSpotifyにあるのではと思って探し、その中から50曲をセレクトしてみました。
……Spotifyにある数少ない曲からどうにか50曲絞り出した、というのはここだけのお話です。

1.Pennywhistle

1991年から文化放送→超!A&G+で30年以上続いているアニメ情報番組「アニメスクランブル」のテーマ曲。昔から今までずっと変わらず、冒頭のリコーダーの音色を聴いて「ああ!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人的には、最初期の日曜朝10時半から放送されていた時代を思い出します。後述の「魔神英雄伝ワタル3」がきっかけで聴くようになってから新聞のラジオ欄を見ていたら、たまたま「1000 聖飢魔Ⅱ◆アニメ」と書かれていて「アニメ?」と思い聴いてみたら、まさにこちらの番組だったので。

2.Tokyo Boogie Night
3.私にハッピーバースデー

1992年からTBSラジオで放送されている「林原めぐみのTokyo Boogie Night」のオープニングテーマ。そして、同番組内とラジオ関西で放送されていたラジオドラマ専門番組「熱血電波倶楽部」から「万能文化猫娘」のテーマ曲をチョイスしてみました。
「Tokyo Boogie Night」は放送開始当時、歌詞にある通り土曜日の「午前2時」の放送とタイムリーな内容。「万能文化猫娘」は主人公のヌクヌクを林原さんが演じ、コミックから始まってラジオドラマ2シリーズ→OVA→テレビアニメ→再OVA化とマルチメディア展開を辿る作品となっていきました。

4.POWER 5.Challenger
6.君が生まれる日 7.Sun shine Moon shine
8.エール 9.DON'T MIND PARTY

文化放送系ラジメーション「魔神英雄伝ワタル」シリーズのオープニング・エンディング曲で、それぞれ「POWER」「Challenger」がワタル3、「君が生まれる日」「Sun shine Moon shine」がワタル3 虎王伝説、「エール」「DON'T MIND PARTY」がワタル4のテーマ曲となっていました。
主題歌を担当したのはアニメ版から続投した「a・chi-a・chi」のお二人。今井永さん・今井久さんによるパワフルかつ伸びやかなツインボーカルと、それまで企画アルバムでしか唄っていなかった優しいバラードを「Sun shine Moon shine」で披露していたのが印象的でした。

10.凪

文化放送系列「広井王子のマルチ天国」内で放送されていたラジオドラマ「火星物語」シリーズのオープニングテーマ。オカリナのソロで奏でられるこの曲は宗次郎さんのアルバム「風人」に収録されているもので、作品内のBGMとしてアルバム内の曲が多く使用されていました。
「遥か遠い昔、これは人々が忘れてしまった記憶の物語……」という広井王子さんの厳かなナレーションとともに流れるこの曲に、心を震わせる方も多かったのではないでしょうか。作品的なはコメディ要素が多めだったのですが、緊迫した展開が続いたときにはドキドキしながらオープニングを迎えたものでした。
……ものは試しにとSpotifyで探してみたら、ぴょこんとヒットして思わずガッツポーズをとってしまったのはここだけの話。再生ボタンを押したとたんに、当時の思い出がぶわっと蘇ってきました。

11.MID-NITE WARRIORS

ニッポン放送系列で放送されていた「岩男潤子と荘口彰久のスーパーアニメガヒットTOP10」の第3期オープニングテーマ。当時まだデビューしたてだったT.M.Revolutionこと西川貴教さんがゲストで出演した際に制作を約束した楽曲で、見事にその約束通りにオープニングテーマとして披露されたのでした。当時この番組は3時間半という長丁場だったので、この曲が聴こえてくると「さあ、聴くぞー」と気合いが入ったものです。
「スーパーアニメガヒットTOP10」はニッポン放送の週末に鳴り物入りで始まった番組で、番組名の通りアニソン専門のカウントダウン番組ということもあり、真裏で放送していた文化放送の「FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50」としのぎを削っていました。
このあたりは当時アシスタントディレクターであった小林順さんのホームページ「残酷宣言」に記載の「ニッポン放送・AD日記/第壱部『ラヂヲ新世紀編』」で詳しく記載されているので、是非是非。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~zankoku2/jun-main.htm

12.怪獣大戦争マーチ

文化放送「佐竹雅昭の覇王塾」のオープニング曲であり、格闘家であった佐竹雅昭さんの入場曲「闘志天翔 -覇王 佐竹雅昭のテーマ-」の原曲。冒頭の一節を聴いただけで色々な作品を思い浮かべる方がいらっしゃると思いますが、リスナーだったこともあって自分は真っ先にこの番組のことが思い浮かびます。
番組としては、当時発売されていた雑誌「覇王」から派生した情報番組で、パーソナリティはもちろん佐竹雅昭さんと、林原めぐみさん。「ディスコミュニケーション」「反町くんには彼女がいない」「岸和田博士の科学的愛情」「ラストブロンクス-東京番外地-」といった作品のラジオドラマも放送された、なかなか豪快な番組でした。

13.僕たちがいる奇跡

文化放送系ラジメーション「ここはグリーンウッド放送局」ラジオドラマのオープニングテーマ。原作は「花とゆめ」で連載されていた登場人物の男性率が9割5分越えな作品で、前番組まで「魔神英雄伝ワタルシリーズだったこともあってギャップに混乱しつつ聴いていたら、岩田光央さんと関俊彦さんのトークが兄貴分みたいな感じで惹かれ、そのまま番組終了まで聴き続けていました。個人的に、本作との出会いが「花とゆめ」系列にハマるきっかけになっていたり。
主題歌を歌うのは坂本洋さん。放送開始直前まで、同じく文化放送の「サスケの夜はこんびんば!」の正体不明なパーソナリティ「サスケ」さんとひっじょーによく声が似ている方で「おや????」と思っていたら、後年やはり御本人だと明かされたのでした。

14.時の振り子
15.蒼い迷宮

文化放送系ラジメーション「電撃アワー 極道くん漫遊記外伝 生き血をすする聖女たち」ラジオドラマのオープニング・エンディングテーマ。文化放送が金曜深夜にアニラジゾーン(現・A&Gゾーン)を拡大した際に生まれた番組で、トークパートのパーソナリティは三石琴乃さんと石田彰さん。番組名どおり電撃文庫で刊行されていた同名作品を原作としており、主題歌を担当したa・chi-a・chiは、この作品が唯一かつ最後の「ワタルシリーズ以外の主題歌」の担当となったのでした。
「極道くん漫遊記外伝」はその後埼玉県の県域FM局「NACK5」で始まった「VIRTUAL ADVENTURE」でも続編が放送され、こちらは番組自体のパーソナリティを石田彰さんと三重野瞳さん(※1)が担当。よく石田さんがゲストでやってきた中村うさぎさんに振り回されていたのを思い出します……

16.Until Strawberry Sherbet

文化放送系ラジオ番組「あかほりさとる劇場 爆れつハンター」ラジオドラマのオープニングテーマ。上記の「極道くん漫遊記外伝」と同時期に始まった番組であり、後に始まる「あかほりさとるののわぁんちゃってSAY YOU!」(ポリケロののわぁんちゃってSAY YOU!)の前身の番組でもあります。
当時流行していたラップを林原さんが唄うのは新鮮で、毎回真夜中に聴くのを楽しみにしていました。

17.街へ出よう
18.Going History
19.灼熱の恋

林原さんの楽曲が続きます。「街へ出よう」はTBSラジオで放送されていた「MEGU・OMO 街へ出よう」のオープニングテーマで「Going History」「灼熱の恋」は番組内で放送されていたラジオドラマ「スレイヤーズEX.(えくすとら)」のオープニング・エンディングテーマと、まさに林原さんの楽曲が目いっぱいな30分でした。
放送時間は木曜24時半。この頃のTBSラジオは「ファンタジーワールド」というアニラジ専門枠を月~金の24時台まるまる使って設けていて、そのうえ土曜・日曜もアニラジ枠があったという今では考えられないような編成をしていました。

20.naked mind
21.虹のように

今度は「スレイヤーズ」続き。こちらは「街へ出よう」の後に文化放送で放送されていた「有希と美冬のスレイヤーズPachi^2ナイト」内ラジオドラマ「スレイヤーズN・EX.(ねくすとら)」のオープニング・エンディングテーマです。アニメの「NEXT」でオープニングが林原さん、エンディングが奥井さん、「EX.」が両方とも林原さん、「N・EX.」が両方とも奥井さんという形になりました。

22.タイム・リープ

※Spotifyに収録されているのは「EARLY OGATA BEST」収録のアコースティックアレンジ版
文化放送系ラジオ番組「緒方恵美の銀河にほえろ!」の2代目(※2)オープニングテーマ。爽やかな曲調をバックに流れるハガキ職人からの1枚目のネタハガキ、というコントラストが最高でした。
こちらの番組では「ラジオネーム禁止・本名もしくは司令官(緒方さん)が名付けたニックネームのみハガキの投稿OK」という一風変わった掟があり、リスナーからの下ネタやバカ話のハガキを緒方さんがバッサバッサとさばいていく一方で「人生相談」では真正面から相談のハガキに応じていたのも人気に。
送られてくるハガキは毎週平均2,000通で、最終回付近では8,000通も送られてきていたとか。自分もチャレンジしていたのですが、諸先輩方の壁は滅茶苦茶分厚かったです……

23.くるみパン

文化放送系ラジメーション「魔神英雄伝ワタル外伝 ピュアピュアヒミコ」のエンディングテーマ。ボーカル担当は宮村優子さんで、ほのぼのした曲調と歌声とは裏腹に、子供時代によくある切ないすれ違いや見栄が歌詞に散りばめられていたのが印象的でした。
ラジオドラマはタイトル通り、ワタルの仲間である忍部ヒミコが主人公で宮村さん演じる魔界のお姫様と騒動を巻き起こしていくというもの。ワタルシリーズのコミカル部分が全開だったので楽しみつつ、エンディングでしんみりとしていたのがお決まりでした。

24.Romantic Flight
25.Angel 恋をした

文化放送系ラジオ番組「堀江由衣の天使のたまご」の2代目オープニング&エンディングテーマ。番組開始が2002年で、こちらの曲が収録されたアルバム「sky」の発売が2003年。現在は2023年ということで、かなり長い間番組の看板となっている曲です。

26.Lovely Magic
27.雨のパンセ

こちらの文化放送系のラジオ番組「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」の初代オープニングテーマとラストの24代目エンディングテーマ。2003~2016年の13年間の間に、多くのご自身の曲を番組の看板として用いていたのでした。

堀江さんと田村さんはかつてアニソンカウントダウン番組「SOMETHING DREAM マルチメディアカウントダウン」でパーソナリティを務めつつ「やまとなでしこ」というユニットを組まれていて、以来2023年に至るまで文化放送でパーソナリティを担当されています。実家のような安心感。

28.君だけが使える魔法
29.Stand by Me  ※Spotify収録版は再アレンジ版

超!A&G+で放送されていた「丹下桜のRadio・A・La・Mode」の8代目オープニングテーマと初代エンディングテーマ。活動休止から復帰後初めてのレギュラーラジオ番組で、丹下さんひとり語り形式のラジオドラマなど、リスナーとの交流が特徴的な番組でした。

なお、「Stand by Me」はかつてTOKYO FM・JFN系列で放送されていたアニラジ番組「丹下・氷上のトラブルチョコレート」のオープニングテーマとしても使用されていて、こちらはアップテンポの元気いっぱいなアレンジ。その後本番組用にミディアムテンポの穏やかなアレンジ、その後さらにピアノとストリングスによる伴奏の「Stand by Me-ReArrange-」として再アレンジが行われ、計3バージョンが存在します。

30.めっちゃすきやねん
31.RADIO SHIP
32.ミラクルカラフルトレイン

大空直美さん・中島唯さん・松田颯水さんの大阪出身声優3人組による、ラジオ大阪と超!A&C+で放送されていた「めっちゃすきやねん」の番組CD3枚からそれぞれ看板曲をチョイス。「めっちゃすきやねん」は公開収録やイベントの開催に非常に熱心で、番組CDも計5枚制作されてユニット曲はもちろんのこと、パーソナリティお三方のソロ曲まで制作という気合いの入れよう。元々は番組イベントや通販でのみ購入が可能でしたが、Spotifyに多くの曲が収録されていたのでした。どの楽曲も元気いっぱいで大好きなのです。

33.ユー&アイ
34.Give Me Five!!!!! ~Thanks my family♡~

大橋彩香さんが文化放送と超!A&G+でパーソナリティを務めていた番組「大橋彩香のAny Beat!」の2代目と6代目のテーマソング。「A&G TRIBAL RADIO エジソン」の箱番組から独立して始まった番組で、2017年春から2023年秋までの6年半放送されていました。
「楽曲」にまつわるコーナーが多く、リクエスト曲だったり大橋さんがチョイスした曲がよく流れていたのが特徴的。個人的には「アイドルマスターシンデレラガールズ」の関連ラジオ「デレラジ」の頃からどこかふわふわしていた大橋さんが、ラジオパーソナリティとしてどんどん成長していったと感じられる番組でした。

35.今日はきみのおたんじょうび -instrumental-

超!A&G+で2016年から2022年まで放送されていた「徳井青空のまぁるくなぁれ!」のテーマ曲。最近のラジオ番組で多く使用されている「ロイヤリティフリー」な楽曲のうちのひとつなのですが、普段はメロディがシンセが奏でられるインストゥルメンタル版なのが、徳井さんの誕生日or誕生日近くになると合唱版になるというのが特徴的でした。ロイヤリティフリー音源でもこういう使い方があるですね。

36.I ♥ NEW DAY!
37.flattety?

超!A&G+で2008年から、そして文化放送で2022年4月から放送されている「花澤香菜のひとりでできるかな?」の2代目テーマソングとエンディングテーマ。トークではちょっと低め、歌では高めのウィスパーボイスな花澤香菜さんによるトーク番組で、番組の中ではその両方のコントラストが楽しむことが出来ます。
2023年12月現在、テーマソングが4曲とエンディングテーマが6曲ある中で自分の一推しはこの2曲。両方ともミディアムテンポでありながら、それぞれ始まりの楽しさと終わりのほのかな寂しさが感じられるいい曲なのです。

38.悠遠のアミュレット
39.キラキラレディオ

埼玉県のFMラジオ局「NACK5」で2008年から放送されている「THE WORKS」の初代と2代目のオープニングテーマ。桃井はるこさんと、2015年末までは志倉千代丸さん、2016年初頭からユカフィンさん(元「純情のアフィリア」メンバーのユカフィン・ドールさん)がパーソナリティを担当されていて、交代と前後して曲も代替わりした形です。
ふたりやゲストを交えた雑談がメインで、声優やアニメソング・ゲームソングの歌手だけではなく、NACK5に縁のあるゲストも参加したり、直前の番組「橋爪ももの生乾き放送」とコラボして相互出演したりと、局の看板番組のひとつとなっています。

40.ゆめいろ学院校歌

2014年から2016年まで超!A&G+で放送されていた「木戸衣吹・エリイちゃんのゆめいろ学院 Doki☆Doki参観日」のオープニングテーマ。当時現役高校生だった木戸衣吹さんと山崎エリイさんによる、タイトル通りデビュー間もないふたりが奮闘する姿を見守るような番組でした。
曲のタイトルは「校歌」とは銘打っているものの、曲調はというと元気いっぱいなガールズポップ。2014年8月の第33回からロイヤリティフリー音源と交代する形で採用され、ふたりが20歳まで限定で組んでいたユニット「every♥ing!」のプレデビュー曲でもありました。

41.RiEtion please♡

2015年から2019年まで超!A&G+で放送されていた「村川梨衣の a りえしょんぷり〜ず♡」のオープニングテーマ。村川さんらしさあふれる無軌道でパワフルな番組内容とは真逆なゆったりとした曲で、初めて番組を聴いたときにはただただ驚いたものでした。そして慣れていくと中毒性が出てくるのです。
曲名は番組名と村川さんの愛称である「りえしょん」から来ているのですが、「ちなみにrietionの綴りは~?」から始まるメール募集用のアドレス告知小芝居がまあカオスでして。声はもちろんのこと、超!A&G+ならではの簡易動画放送だと動きまでうるさいという……

42.ストロボシネマ
43.Light Births Shadow

2008年からTOKYO FM、2016年からFM愛媛で放送されている「水樹奈々のMの世界」の3代目と12代目のエンディングテーマ。ソロアーティストとしての水樹さんにフォーカスした番組で、前出の通り水樹さんの地元・愛媛でも放送されています。
テーマ曲はおよそ半年から1年ぐらいのサイクルで変更されていたのが「Light Births Shadow」は新型コロナウイルスの流行時期もあってか、2年半と最長の採用時期となりました。

44.三日月の寝台

1993年の7月から10月まで放送されていた「ラジメーションMOON WAVE・ぼくの地球を守って」のオープニングテーマ。トークパートのパーソナリティは「ぼくの地球を守って」のOVAとドラマパートで紫苑役を担当されていた速水奨さんと亜梨子役の白鳥由里さんが担当されていて、ラジメーションシリーズには珍しく原作にまつわる話題が多かったのをよく覚えています。
曲調はシンセサイザーと管楽器を交えた「オープニング」としては幻想的なもの。OVAと併せたBGMも含めて「作品」として一体化していたように思われます。

45.いつか会えたら
46.星空のシャワー

NACK5で1995年から1997年まで椎名へきるさんが担当されていたトーク番組「HOLY SHINE IN NAKED」の、ラジオドラマコーナー「ヨコハマ買い出し紀行」オープニングテーマと番組エンディングテーマ。声優アーティストとして活躍されていた時期の番組だったこともあり、椎名さんによる様々な楽曲がオンエアされていました。
「いつか会えたら」はギターデュオ・ゴンチチが作詞・作曲・編曲を手がけた曲で、原作のテイストが盛り込まれているどこかのんびりとした曲調。「星空のシャワー」は当時発売されていたゲーム「PAL -神犬伝説-」のエンディングテーマということもあってか寄り添うような曲調。後藤次利さんの曲、中山加奈子さんの詞と椎名さんの歌声がマッチしています。
ゲームのサウンドトラックでのみ収録されていた6分超のロングバージョンも、Spotifyに収録済み。本当、いい時代になったものです。

47.Horizon
※Spotifyに収録されているのは「My best friend 3」収録のリアレンジバージョン版

1993年からラジオ大阪で放送されていた「國府田マリ子のGAME MUSEUM」、その後1998年に改題した「國府田マリ子のGM」の初代エンディングテーマ。原曲では國府田さんの歌声とともに夕暮れを思わせるかのようなサクソフォンのメロディが印象的で、番組とその日一日の終わりを感じさせてくれる曲でした。
前出の改題はメインコーナーであった「ゲームミュージックカウントダウン」の終了を受けてのもの。こちらのコーナーでは様々な名曲がランクインし、ゲーム「テイルズ オブ ファンタジア」のスーパーファミコン版オープニング曲「夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜」は1996年の一年間を通して上位にランクインし続け、年間総合でも1位だったのが思い出深いです。

48.虹色のSneaker
49.Heartful Station

1991年春にラジオ日本、同年秋から2015年までラジオ関西(AM KOBE)で放送されていた、林原めぐみさんによるトーク番組「Heartful Station」のテーマ曲。ラジオ日本では(番組には全く責任のない)某事件のあおりを受けて打ち切られてしまったのが、ラジオ関西で30分番組として復活すると人気もあって1時間へと拡大し、以降20年以上にわたって放送された人気番組でした。
淡路島の送信所から北東方面に指向して送信していたこともあり東日本でも聴きやすかったので、ネット局やradiko開局までは雑音混じりで聴いていた方も多いのではないでしょうか。
「虹色のSneaker」はラジオ日本時代から続く看板曲で、オープニングと1995年始めまでのエンディングでインスト版、1995年からのエンディングでは長らくボーカル版が使われていたのが、2003年から「負けないで、負けないで…」へ、その後2010年の末に放送1000回を記念して制作されたアシスタントの保志総一朗さんとのデュオ曲「Heartful Station」へと推移していきました。

50.スウィングマン

超!A&G+で2003年から2015年11月6日まで放送されていた「有限会社チェリーベル」の後期エンディング曲。このプレイリストを思いついたきっかけが、実はこの曲。いろいろあったし、今もいろいろあるけれども、それでもみんなで笑って泣いた番組の曲として、最後にどうしても入れたかったのです。

というわけでお送りして参りました、Spotify内にあるアニラジ関連曲から全50曲。歴代OP/EDを入れればもっと行けるのでしょうが、そうなると番組ごとに偏りが出てきてしまうため今回はおとなしく50曲に。え、ワタル曲入れすぎ? そ、それはその、シリーズごとからの採用ということで……
最近ではめっきりロイヤリティフリー音源に取って代わられてしまった感のある番組テーマ曲。制作費とか色々な兼ね合いはあるとは思いますが、担当声優さんにとっては看板でもあると思うので、また採用される番組が増えるといいなーと思っています。

※1 現在アニメのシリーズ構成・脚本家として活躍されている「赤尾でこ」さんと同一人物。

※2 初代が「Drive on the milky way」、2代目が「タイム・リープ」、3代目が「Vacation map」だったという記憶……間違っていたらご指摘頂けますと幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?