もうnつの箱根駅伝

明けましておめでとうございます。

新年最初となる今回のnoteはお正月の風物詩のひとつである箱根駅伝の裏話になります。

1月2日、3日は東京箱根間往復大学駅伝競争大会、通称箱根駅伝が行われます。テレビでご覧になる方も多いのではないでしょうか。

大舞台を駆け抜ける選手の走りはもちろん応援して頂きたいのですが、もうひとつ注目して頂きたいものがあります。

それは、

沿道にいる黄色いジャケットを着た走路員たちです。

テレビ中継をよく見てみると、走路の端に等間隔で立つ走路員がいることに気がつきます。

黄色いジャケットを着て右端で手を広げているのが走路員です。

あの走路員の正体は関東学生陸上競技連盟に所属している大学の陸上部員です。男子の駅伝大会にも関わらず、他種目の女子選手やマネージャーまでも配置されます。

ほぼ「強制的なボランティア」となっていることから、東京オリンピックのボランティア問題もあり問題視される声もありますが、ここではそれには触れません。

この走路員という仕事は、

箱根駅伝に出場している大学の長距離選手にも割り当てられます。

走路員は観客の方を向き、観衆の整備にあたって安全を確保する仕事。走路に背を向ける形で立たなくてはいけないので、仲間が走っていても声援を送ることはもちろん、レースを観ることすらできません。

これは相当残酷なもの。

走路員として仕事をする背後数メートルを仲間、知人、友人が通過していくわけです。

この日のために1年間様々なものを犠牲にして努力しても届かなかった。

そんな複雑な想いを抱えて、仕事にあたる走路員もいると思います。

箱根駅伝が終了すると

「もうひとつの箱根駅伝」

という番組が放送されます。

これは箱根駅伝に出場した選手の裏話をまとめたような番組で、亡くなった家族のことや仲間の絆など、とても感動する内容となっています。

でも、実際のストーリーはそんなにキレイなものでもなく、もっと「人間らしい」もの。

特にずっと努力し続けてきて、出場できなかった選手はより「人間らしい」感情を抱くと思います。

華やかな舞台に対する嫉妬、出場できなかった悔しさ、自分への情けなさ・・・

メディアに露出する「綺麗な」もの以外に、選手はもちろん、走路員にも数えきれないほどの「もうひとつの箱根駅伝」があります。箱根駅伝に関わる一人一人にそれぞれのストーリーがある。だからこそ、箱根駅伝に人々は感動し、日本一の駅伝と呼ばれる試合となっているのではないでしょうか。

今年の箱根駅伝は、華やかな選手の走りはもちろん、お正月を返上し、様々な想いを胸に選手に一番近い位置で大会運営を支える走路員にも注目して頂けると幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。よいお正月をお過ごしください。

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