『フォートナイト』は世界中で大人気のバトルロイヤルゲームですが、その課金システムには問題がありました。Epic Gamesは消費者の意思を無視してゲーム内通貨を請求したり、子供が親のクレジットカードを勝手に使ったりした場合にも返金を拒否したり、アカウントをロックしたりしていました。これに対して、アメリカの連邦取引委員会（FTC）は2022年12月にEpic Gamesに対して5億2,000万ドル（約710億円）の罰金を科しました。

返金の対象となる条件

FTCは2023年9月22日に、『フォートナイト』プレイヤーに対して返金申請の受け付けを開始すると発表しました。返金の対象となる条件は以下の通りです。

• アメリカ在住であること

• 2019年11月1日から2021年12月31日までの間に『フォートナイト』でゲーム内通貨を購入したことがあること

• そのうちの一部または全部が望まないアイテムに使われたこと、または子供がクレジットカードを無断利用したことがあること

• 不正請求についてクレジットカード会社に異議を申し立てた後、アカウントがロックされたことがあること

返金の方法と期限

返金申請はオンラインで行うことができます。返金額はゲーム内通貨ではなく、現金またはクレジットカードへの払い戻しとなります。返金申請の期限は2023年12月31日までです。FTCによると、3,700万人以上が返金の対象になる可能性があります。また、Epic Gamesに科された罰金のうち2億4500万ドル（約360億円）が今回の返金に充てられます。

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Epic Gamesの今後の対応

Epic GamesはFTCとの和解により、今後は消費者に課金する際には明確な同意を得ることや、不正請求に異議を唱える消費者のアカウントへのアクセスをブロックすることを禁止されています。また、ダークパターンと呼ばれる消費者の心理を操るような課金システムも使用できなくなっています。Epic Gamesはこれらの規制に従って『フォートナイト』や他のゲームを運営する必要があります。

『フォートナイト』は多くの人々に楽しまれているゲームですが、その裏では不正請求やプライバシー侵害などの問題が起きていました。FTCの介入によって、被害を受けた消費者に救済が与えられることを願います。

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