見出し画像

植物は数字のように規則正しい

引き続き面白くて眠れなくなる植物の本についてまとめたいと思います。

前の記事で紹介しています。

映画に登場する謎の番号

文中では映画ダヴィンチコードが例に挙げられています。下記はWikipediaの説明になります。

『ダ・ヴィンチ・コード』(The Da Vinci Code)は、2003年、アメリカ合衆国において出版されたダン・ブラウン著作の長編推理小説である。『天使と悪魔』に次ぐ「ロバート・ラングドン」シリーズの第2作。

物語の中で金庫を開ける暗証番号として「1123581321」という数字が登場しています。この数字はある規則に則って作られたものです。

1、1、2、3、5、8、13、21という8つの数字が並んだ数列に分かれます。一見すると不規則に並んだ数字にどんな法則性があるというと、、、

フィボナッチ数列

1、1、2、3、5、8、13、21・・・の数列には前の数字を二つ足した数字になっています。1+1=2、1+2=3、2+3=5…という風に次の数字が作られています。この不思議な数列はフィボナッチ数列と呼ばれます。

ひねくれた数列に思えますが自然界にはこの数列に従ったものがたくさんあります。本の例ではうさぎのつがいの例がありました。

植物はフィボナッチ数列に従う

このフィボナッチ数列を1つ前の数字で割ると、どうなるでしょうか。例えば3を2で割ると1.5、5を3で割ると1.67、8を5でわると1.6になります。

数字を追いかけていくと黄金比である1.618に近づいていきます。黄金比(おうごんひ)は、1:(1+√5)÷2の比の値で、近似値は1:1.618

線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。貴金属比の1つです。

葉のつき方は工夫に満ちている

植物の葉のつき方もフィボナッチ数列(シルバー・ブラウン数列ともいう)に従って配置されています。植物の葉の配置が、フィボナッチ数列に従っていることをシルバー・ブラウンの法則というそうです。

シルバー・ブラウンの法則とは螺旋葉序における開度と数列との関係.古典的に有名な葉序の法則で,最も普通にみられる主列はフィボナッチ数列となる。

植物の茎につく葉はでたらめについているわけではありません。植物の葉は、光がまんべんなくあたるように、少しづつ葉の位置をずらしながらついています。葉のつき方を葉序と呼ばれます。どの程度で葉がずれるかは植物によって異なります。

例えば、360度を1周と見ると1/2の葉のつき方は180度ずつずれています。1/3であれば120度ずつずれることになります。こうやって何枚で何周まわってもとの位置にもどるかを見ていくと葉の角度が分かります。

植物には葉のつき方にそんな数字の法則があるなんて知りませんでした。長年植物を扱っている会社でも知識が浅いとこういった基本的なこともわからないままになってしまいます。園芸になじみのない人にとってはマイナーな話題ですが、私は本の話に引き込まれます。

もっとこの本で勉強して、noteで発信していきたいです。

(最後まで読んでいただきありがとうございました)






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?