One for all , All for one

まさにラグビーを表現するのに最も適している言葉だと思います。
一方で、ラグビーは「社会の縮図」とも表現されたりしています。

15人で一つのチームで、両軍30名に対して、ボールは一つしかない。
その一つのボール試合時間80分のうち一体何分の時間ボールを持つことが出来るのか?
それは非常に限られた時間です。
人生においても自らがボールを抱えて前に進む機会とはそれほどないかと思われる。
そして、ラグビーではボールを前には投げられない。
自分より後ろに投げなければならない。
己が受け取った場所から前に出ないと、どんどんボールは後ろに後退する。
だからこそ、自分の脚で前に進むしかない。
更に、ボールが欲しければ、声を出して呼ばなければ貰えない。
加えて、ボールが貰えるコースに走り込む必要もある。
黙ってずっと待っていてはボールも回ってこない。
防御においても、どれだけ大きな選手が来ても逃げずに立ち向かう必要がある。
己の身体の大きさは関係ない。どれだけのスピードやどれだけの大きさでも逃げ出す訳にはいかない。
だからこそ、仲間が助けてくれるし、仲間を助けようともする。
一人で相手チーム15人に勝ることは出来ない。

ラグビーとは人生の縮図、人生において仕事において、自分一人で生きているなど勘違いしていないだろうか?
電気が点くことも水道も、電車も全ての助け合いなのだ。
家族も職場のメンバーにおいても自分に出来ることを懸命にやっているだろうか?
やっていると思っている瞬間にまだまだレベルは低い。常にまだまだやれることがある。やれていない。もっと頑張っている人がいると考え高みを目指したいものです。

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