【小説】ある猛暑の日に

今日本は異常気象と言われ、8月ともなれば連日40度近い猛暑日が続く。
暑さを少しでも凌ごうと必然的に世の女性も露出が多くなり、外を歩けば短パンやミニスカ・・・それもかなりの短さで、ほとんど足の付け根から生足を晒している。
その影響は高校生の制服にも影響し、この時期は限界までスカートを織り込んで短くしている女子生徒がほとんど。

PL高校に通う三年生の餌夢男には、気になっている子がいる。
同校の一年生で、名前を理奈という。
顔が可愛いのはもちろん、かなりの色白で、例外でなくその晒された太股があまりにも刺激的である。
・・・誰にも言えないが餌夢男は大の太股フェチなのだ。
この異常な猛暑には、むしろ感謝しているとも言えるくらいで、日常的に見られる女性の太股をこっそり目で追っては興奮している・・・
理奈の真っ白で美しい太股はまさに餌夢男の性癖ドストライクで、一目見たときからすっかり虜となってしまったのだ。

「顔より何より太股で人を好きになるって、どんなだよ・・・」

もちろん喋ったこともないし、向こうからしたら餌夢男の存在なんて認識もしてないであろう。
その魅力的な太股を毎日目で追っているうちに、可愛く整った顔や清楚で大人しそうな雰囲気まですっかり好きになってしまい、とにかく話でもしてみたいなと思うようになった。
特にきっかけもなく夏休みに突入し、ある日公園のベンチでぼーっと座りながら相変わらず周りを行き交う生足群を眺めていると・・・

「三年生の餌夢男先輩・・・ですよね?」

可愛らしい声が聞こえて我に返ると、あの大好きな太股がっ・・・じゃなくて理奈が声をかけてきた。
理奈はパンツが見えるんじゃないかと思えるほどの短いレースのミニスカートを履いており、素足でサンダルを履いている。
餌夢男は身長165㎝と決して高くはないが、理奈の背丈はほとんど同じくらいである。
女子としては高い方だ。
遠目で眺めていた憧れの太股をいざ目の前にするともう目のやり場に困ってしまい、不自然にも目を泳がせてしまった。
どこか戸惑うその様子を見てクスッと笑うと、理奈は

「お隣失礼します」

と言って横に腰をかけた。
腕が触れ合いそうなほどの距離感である。

ーーー初対面でも割と積極的なんだな〜ーーー

お互いに軽く自己紹介をしつつ他愛もない会話を弾ませる。
なんとなく胸に抱いていた理奈とのお喋りが、こんなところで実現するとは・・・
わからないものだ。
それにしても横で脚を組む理奈の太股がエロくて眩しくて、だんだん会話に集中できなくなってきた餌夢男。

「LINE交換しましょうよ!」

という突然の申し出に

「いいよ」

と声が裏返る。
内心びっくりしているが、これほど嬉しいことはない。
その日はそのまま、またね と別れた。
顔がニヤつく自分を抑えて急いで家に帰ると、理奈のあの絡み合う太股を思い浮かべながら・・・オ○ニーした。

ーーーやばい、あの太股に触れたいなぁ。気持ちいいだろうなぁ。ーーー

翌日、まだ頭の中は理奈の真っ白い太股でいっぱいだ。
と、携帯が鳴ったので覗いてみると、なんとさっそく理奈からのメッセージが。

「ちょっと悩み事があって…先輩話しやすいなって思って、良かったらこの後会って相談聞いてもらえませんか?」

ーーーマジかよ、また会えるのか!!ーーー

と飛び上がったが、とりあえず 俺で良ければ と返事を打つ。
なんでも今日から数日間家には誰もいないということで、理奈の家にお邪魔することに。

ーーー落ち着け、なんだこの急展開・・・まさかまさかのこともあるのか!?ーーー

と勝手に期待と妄想を膨らませながら、インターフォンを鳴らした。
出迎えた理奈は相変わらず爪先から太股の根本まで美脚全開!
下着かと思うほど短い短パンにノースリーブという格好に、興奮する気持ちを抑え込むので必死だった。
冷たいお茶を飲みながら高校や友達の話で盛り上がるも、もはやあぐらをかく理奈の太股が気になって仕方がない。
そう言えば、相談ってなんだろう?と思い始めた頃である。

「先輩って、いっつも私の脚見てますよね」

不意な切り出しにお茶を吹き出しそうになる。

え?

ととぼけて見せるも、突然冷ややかな口調で話を進める理奈。

「気付いてないと思います?入学して間もない頃から、ずっと。好きなんですか?私の脚。」

ぐっと顔を寄せ、問い詰めるように話をする。
後ろに手を突き、何も言い返せずにただただ戸惑う餌夢男に、立ち上がった理奈は突然、その柔らかくてプルプルと揺れ動く内腿を餌夢男の口に優しく押し付けた。

むぐっ・・・?!

そのまま餌夢男の体を仰向けにゆっくり押し倒すと、

「どうですか?私の太股に触れる感覚は。ずっと、こうしたかったんじゃないですか?」

餌夢男の手を取ると、内腿で口を塞いだままその手を自分の太股に誘導し、ゆっくりとその脚ラインに沿わせる。
あまりに唐突な状況に軽くパニックになりながらも、ずっと憧れていた大好きな太股に口を塞がれ、触れている状況を大人しく受け入れ堪能している自分がいた。
その状態がしばらく続くとだんだん餌夢男も落ち着きを取り戻し、自分の意思でそのマシュマロのように柔らかい太股をさすったり揉んだり・・・すっか理奈の太股の虜にされていた。

「どうですか?満足しました?」

少し間を置き、

「それなら・・・私の方も満足させて下さいね…」

そう呟くと、口を塞いでいた太股を下にずらし、首の辺りに移す。
優しく抱き抱えるように手を餌夢男の頭の後ろにまわすと、軽く持ち上げて反対の脚を首の下に潜り込ませた。
餌夢男の顔を、横に座る自分の方に向くよう誘導すると正面から太股の付け根を押し付けるように首を挟み込み、膝を伸ばして足首をクロスさせ、ゆっくりゆっくりとその太股が首に食い込むように閉じ込んでいく。
いきなりではなく、大蛇が巻きついた獲物をジワジワと追い込み締め上げていくように。。。
ふんわりと柔らかな太股、そして女の子らしい甘い香りに包み込まれ、まるで洗脳されているかのように理奈に身を委ねる。
頭の後ろで理奈の膝と膝がピタッとくっつく頃には、餌夢男は体感したことのない苦しみの中に閉じ込められていた。

グググ・・・

ーーーり、理奈?????これはどういうこと????ーーーー

突然襲われた苦しみに我に返った餌夢男は、慌ててその太股を振り解こうとするが…
柔らかで適度に弾力のある内腿が首に一切の隙間を与えず纏わり付き、もがいてももがいてもますます食い込みを増すだけである。
理奈は自分の股の中でもがき苦しむ餌夢男をサディスティックな目で見つめ、じわりじわりと絞め付ける。
力で絞めることはせず、内腿の筋肉をうまく使って首を圧迫する。
少しずつ、その太股の根本近い筋肉を突起させ、お尻を引き締めるようにして恥骨を押し出し、首への食い込みを深くして苦しめている。
決して全力ではない。
まだ絞めにかかっていない。
それでも確実に脳への酸素供給が徐々に遮断されていき、苦しみは増してゆく。
そのネットリとした絞めから、餌夢男はまだまだ底の知れない余力を感じるのだ。
いつ、今は柔らかく纏わり付くこの太股が硬直した凶器となり、絞め殺さんとばかりに絞め上げて来るのかという恐怖を感じずにいられなかった。

「まだ絞めてませんよ。でもいつでも先輩を絞め殺せる…私の気分次第で。こうして、どうにもできず私の太股の中でもがいて、苦しんで、弱っていく姿がたまらなく好きなんです。先輩の命を私が握ってる感覚・・・」

と言いながら理奈も興奮してきたのか、息が荒くなり、一瞬マシュマロのような太股が硬直した。
ついつい気持ちが昂り、絞めに力が入る。

ぐげげっっっ!!!

それまでとは次元の違う苦しみが、餌夢男を襲う。

「あ、すみません。なんか先輩の苦しむ顔見てたら、つい締め殺したくなっちゃいました。大丈夫ですよ、まだ私、満足してないんで。」

ーーーゆる・・・して・・・ーーー

涙目になり、声にならない声で、何に対してかわからないがとにかく許しをこう。

「ダメです。先輩はもう十分、私の太股を堪能して満足したじゃないですか。自分だけ、なんて虫が良すぎますよね?次は私の気が済むまで、苦しんでください。」

ニコッと笑顔でそう言うと、太股を内側に巻き込むようにグーーーーっと脚を伸ばしていき、首の両側から強い圧力をかける。
それによって物理的に首はより深く、太股の付け根、恥骨に食い込んでいき、舌が飛び出るほどの苦しみが襲う。
これほどの苦痛を男の餌夢男に与えながらも、さほど力は使ってないのか表情一つ変えずに絞め続けている。

「太股で絞めるのって、要はコツなんですよ。絞めてる私は一切疲れないし、なんならこのまま1時間でも2時間でも同じ苦しみを与え続けられるんで。先輩がどこまで耐えられるか、試して見ます?」

同じ力で絞められ続けていると、頭がボーッとしてきて苦しみがなんとなく和らでいくような気がする。
すると、それを見計らうように少しだけキュッと内腿が絞まり、その度に苦しみが戻ってくる。
時が流れるのが延々と長く感じ、もうジタバタする気力も失っていた。

「そろそろ・・・」

そう呟くと、理奈はググッと太股に力を込め、強く絞め込んだ。
手先が痺れ、視界がぼんやりと狭まり、体がふわりと浮き上がるような感覚になったと思ったら、その体をビクンと痙攣させ気を失った。
絞め落とされたのだ。

「ふふ、恐怖から強張っていた体の力がスッと抜けて落ちていく感じ・・・気持ちいい・・・
 まだまだ、私満足してませんよ。今日という日はまだまだ長いので。しっかりと私の心を満たしてくださいね、先輩。」

理奈は自分の太股に挟まれ、意識のない無様な男の頭を優しく撫でながら優しく囁いた。

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