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11週目:セカンドチームの成長具合

神奈川県社会人リーグの開幕は4月7日。
あと15日後に開幕となるが、そこに向けて組めるTRMはあと2回となった1部リーグ所属の品川CC横浜、2部リーグB所属の品川セカンド。

先週はトップチームのことだけだったので、今回はセカンドのいまを伝えたいと。

県選手権1回戦で敗退し、そこで完全にチームがリセットとなったセカンド。丸々2ヶ月ある準備期間で、新チームを作り上げていくこととなった小川新体制下のセカンドだが、8.5週目でも軽く触れているとおり「まだまだだよな」というところであり、あと15日で開幕を迎えるチームの仕上がり状態は、厳し目に言ってまだ70%にも届いていないと見るのが妥当なところかと。

昨年セカンド監督を務めた槙野監督の教えである「握る、繋ぐ」を継続する今年のチームではあるが、後ろからのビルドアップにおいて、絶対的なトライアングルを形成していたGKの植栗はトップチーム所属となり、CBコンビの高橋、中西は退団となり、完全にイチから「後ろの要」を作り直すこととなったが、その部分に目処がたったのか?と言われるとまだ不安な部分でもある。

攻撃については、日々のトレーニングで動き方を反復して刷り込みを行うと同時に、選手同士の共通理解も深まって来たことで、こちらはかなり向上しているし、格上との対戦が続いたTRMの中でも良い部分を出せたことは間違いない。しかしそれに対しての守備面だが、どの試合でも「大事な場面」で同じようなミスを繰り返しての失点で連敗が続いており、さすがに10日の試合後は決して良い雰囲気とは言えなかった。

悪いことばかり書いてどうする?
となりそうですが、シーズン中ではなく開幕に向けてチームの整備をしている「いまだからこそ」の話だし、いまそれを課題として取り組まないでどうするよ?という話でもある。また、その思いは監督、コーチ陣も同じであり、中には「なんで俺ばっかり言われるんだよ?」と感じる選手もいただろう。でもそれ、監督もコーチも「期待しているからこそ」の言葉だとも思うんだよね。

このチームにいるメンバーの中で「おまえがやらないでどうする?」という部分からのハッパでもあるし、それだけの実力がありながらも、それをうまく出しきれていない、殻を破れていない選手への「エール」でもあるし、好き嫌いでダメだししているような、小さい人間でもないよ、監督は。

以前も書きましたが、ベクトルが「どこ?」を向いているかの問題でもある。チームスポーツである限り、自分の思い描く形通りに事が進む方が少ないはずだし、妥協と自己犠牲があって初めてチームが良い方向に向かっていくものだとも思うんだよね。そう、技術的な問題を改善するというよりも、選手個々の意識改善の話でもある。

・ちょっとした声がけ
・明確なコーチング
・焦らない
・周囲を見渡しての状況判断

どれも技術的な話ではなく、それぞれが意識を高めればもっとチームとして改善していくはずだし、これらのことがしっかり出来ていれば、ここまでのTRMで繰り返してきたミスは間違いなく減っていくし、失点も減っていくはず。

そしてその積み重ねの結果が、多少なりとも反映されたのが17日に行われたTRM。

結果的には1-1のドローではあったが、ディフェンスラインも1点は奪われたものの、過去の試合と比べればかなり落ち着いて対応できていたし、粘りという部分も出るようになってきた。ただ、勝利とは行かなかったので、評価的には「半歩前進」というくらいには留めておきますが、攻守に渡って良くなって来ていることも間違いない。そこで明日行われるTRMこそが、開幕前に向けての「最後の調整」という感じになってくるのかと。

カテゴリー的には「下」となる相手だが、実力的にはセカンド同等、もしくはそれ以上???という相手でもあるので、ぜひともここで結果を出してリーグ戦開幕に向けて弾みをつけてほしいところだ。

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