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14週目:神奈川県リーグ開幕戦

4月7日
トップチーム(神奈川県社会人リーグ1部)、セカンド(同県リーグ2部)がそれぞれ開幕戦を迎えましたが、トップは鎌倉インターナショナルに2-0で勝利、セカンドは久野FCと1-1のドローという結果で終わりました。

セカンドの試合については、トップの試合開始時間との兼ね合いもあり、後半10分のまだ0-0だったところで会場を後にして東戸塚に向かってしまったため、失点シーンと俊樹の同点ゴールを見ていないのでなんとも言えませんが、前半終了時点でかなり運動量が落ちていた相手に対してのドローは、追いついた結果とは言えちょっと残念…というところ。

まあ昨年の開幕戦は、押し込み続けながら追加点が奪えず、後半に入って同点ゴールを許した上でのドローだったが、今年はセカンドが追いついた上でのドローというのは違う点でもある。昨年は「勝ち点2を失った」という開幕だったが、今回は「重苦しい状況下でよく追いつけた」と捉えることもできるかと。ただ、2月のTRMでかなり悔しい負け方をした相手だったので、スカっと勝ちたかったのは偽りざる本音でもあるので、このモヤっとした雰囲気を第2節で払拭できるように積み重ねて行きましょう!

さて、鎌倉インターナショナルと対戦したトップチームの方ですが、チーム公式でも試合レポをアップしておりますので、そちらもご覧になっていただければと思いますが、こちらはあくまでも非公式版(笑)なので、チームからお叱りを受けない程度に裏話も交えながら開幕戦の話をして行こうかと。

鎌倉インターナショナルとの昨年度の対戦成績は1勝1敗という形で終わっているのだが、リーグ戦(昨年6月)だけで見れば1-4と大敗を喫しており、どうしてもキッチリ勝ちたい相手でもあった。

さてこの開幕戦に向け、横浜猛蹴(2-2)、東邦チタニウム(2-4)、クリアソン新宿(2-2)、南葛SC(3-1)と、格上との対戦を続けながら調整してきた品川だが、試合を通じて積み重ねてきた繋ぐサッカーを披露し、あっさり先制点を奪う。前半11分、鬼京選手ー松浦選手の連携を挟んでワンタッチボールで右サイドの坂東選手に流すとダイレクトで右足一閃!これが決まって品川が早くも先制。

だがしかし、この失点でも鎌倉は焦ることなく立て直しを図っていく。この辺、チーム事情的、スカウティング的にあまり詳しく書きたくないポイントなので割愛(笑)まあ先制点以降、品川の攻撃が単発的となる反面で、鎌倉の攻撃がゴール前を脅かす時間が増え出してくる。さらに確か30分のちょい手前くらいかな?バイタル付近でFKを与えてしまい、その流れからミドルを撃たれた場面は、コースがよければやられていたなあ…という一撃で、かなり冷や汗もの。

まあなんとか前半はそのまま1-0で折り返せたが、ベンチに戻ってきて槙野監督も「書きたくないポイント」と先ほど話をした部分について当然指示を出す。その際に「それやり切れる?キツくない?」と選手に確認した上で「やれます」という返事をもらい、よし!それで行こう!と後半にピッチに送り出したが、なかなかこの修正が試合の肝となり勝利を手繰り寄せる結果に結びついたところはとても良かった。正直に言えば、得点を挙げた坂東選手、松浦選手以上に個人的には「その選手」が開幕戦のMOMというかキーマンだったと思っています。

後半に入っても立ち上がりは鎌倉の方が押し込む時間帯がやや多めだったが、55分ベンチが切った交代カードが試合を動かすことにつながっていく。前線のターゲットマンとして、及第点の活躍を見せていた古川選手に代わって岡選手が入ったが、大柄な自身の体をうまく使って前線のターゲットとして動いていた古川選手から、タイプが違う岡選手が入ったことで、徐々に相手マークに綻びも生じ出し、60分、岡選手のチャージから相手ボールを奪うと、最後はそれを松浦選手が蹴り込み、待望の追加点が生まれる。そしてそれ以降、交代カードを有効的に使いながらフレッシュな選手を投入し、運動量で相手を完全に圧倒し、優位に試合を運んで勝利を手繰り寄せた。

出場した選手のパフォーマンスも良かったし、何よりベンチの采配も光ったこの試合。新生「槙野品川」としては、上々のスタートを切れたと言える試合でした。

品川の良さも出ましたが、鎌倉インターナショナルさんの意図のある攻撃も迫力があり、都道府県リーグレベルの試合としては、かなりよいゲーム内容だったかとも思いますが、それ以上に東戸塚フットボールパークに両チームを応援する方々が多数来場してくれたところの方が、実は感慨深かったりもします。

これ、所属しているカテゴリーとか関係なく、品川も鎌倉も「価値を創造していく」ことを積み重ねてきた結果として、このような都道府県リーグとは思えないぐらい熱気ある会場が作り出せたとも思うんですね。この日の試合結果としては品川が勝利しましたが、魅力あるクラブ造りという点では、鎌倉も品川も「同じ方向を向き合う仲間」であるので、チームという現場だけではなく、クラブ本体の力という部分でも切磋琢磨していける仲間であり続けたいと思います。

さて来週の試合ですが、セカンドは公式戦ナシでTRのみとなりますが、トップチームは玄海田公園で11時からイトゥアーノ横浜さんと県リーグ1部公式戦第2節を戦いますので、こちらもご興味を持っていただければ幸いです。

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