1000円の中身を考える
2024年4月1日
相変わらず、この日はどうしてもやめられずに他愛もない嘘をついてしまう私です。
今年の4月1日はGIGAファクトリーギア神戸に新入社員の入社式を兼ねてやってきました。GIGAファクトリーギア神戸の日中は暖かく、春の日差しに包まれていました。近くではチューリップが満開。
春が来ました。そして大好きな夏がまた来ますね。ウキウキです。
また新しい一年が始まる。日本人にとって春って、全てを新しくきれいにしてくれるそんな季節ですよね。
で、今日は15年前に書いた日記を振り返ります。
でも、なんで、この時、1000円のことを書いたんでしょうね。
ビジネスはお金を得るのが目的だけどその根本のお金はどうやって生まれるのか?を、スタッフと一緒に考えたかったのかもしれません。
そんな15年前の私にタイムスリップしてみましょう。
1000円の中身を考える(日記2009年4月7日)
私は一日に3食ご飯を食べています。そのご飯はタダで食べているわけではありません。
それは大学3年生になる前の春。ちょうど今頃でした。
親にタンカを切って、家を飛び出し、東京の下高井戸の4畳半一間のアパートで一人暮らしをはじめました。
裏には神田川が流れていました。木枠の窓の位置はとっても
高くて、風が通り抜けない部屋でした。
もちろんトイレは共同。
お風呂は無く、毎日銭湯にいくしかありませんでした。
もちろん、家を飛び出したので仕送りはありません。
おなかが減って近くのパン屋さんに耳パンを安く分けて
もらったり、
公園でコーラの空き瓶を広い集めて換金したり
友人の家でご飯を食べさせてもらったり、
今の時代では信じられないようなサバイバルな
毎日を過ごしました。
そこで、気が付きました。
生きていくためにはお金が必要なんだ。と、いうことを。
そして私は、初めて、「お金を稼ぐ」ということはすなわち生きるということに直結していると気づいたのです。
遅いわ。。。。(笑)
今、世の中が厳しいというけれども日本では、ほとんどの人が
一日に3回食事をすることが出来ています。
その食事のお金はどうやって得たお金ですか?
会社からの給料だといってしまえばそれまでですが、
そのお金の中身はなんなのだろうか考えてみてください。
会社が給料としてくれたお金です。ではなくて、会社という組織を使って生み出されたお金の中身。
つまり、そのお金はなにに対する対価だっただろうか考えてみましょう。
自分は、そのなにかに対してだれかが支払ったお金を会社として得た時、
自分はどんな役割でなにをしたのだろう。
自分に支払われた給料がどうやって生まれたのか?川の上流に遡るようにそのお金の源泉をたどって思考をめぐらせることは、お金の価値を知るうえでとても大事だと思います。
お金の重みを感じることができれば仕事に対しての意識も変わるのではないかと思います。
そして、仕事への意識が変われば人生もきっと大きく変わります。一枚の1000円札を手に、じっと見つめてその源泉を辿る時間を
もってみてはどうでしょうか。
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