選挙方法の話

 ようやく参院選がおわりになりました。皆さん投票お疲れさまでした。今回は選挙の投票についてお話したいと思います。本記事を読む際には下記の記事を読まれることをおすすめします(読まなくても一応問題ないよう書くつもりです)

投票したくても投票できない人たちがいる(または投票が困難な人がいる)
 上記の記事では投票の3つの方法があることを状況別にのべています。その中でほとんどは投票日での指定投票所での投票と期日前投票で行われます。ただそれらが不可能な場合不在者投票を行う必要があります。実は若者たちが投票にいかないのは政治に関心がないからではなく投票にいくのが難しいからであることが大きな原因であると考えています.具体的には地元から離れた学生がそれにあたります。地元から離れた学生の場合、住民票をうつさずに地元を離れることが多くいます。その結果選挙にいくには遠く離れた地元にもどるか不在者投票の手続きを行う必要があるというのが現状です。実際それが困難で投票にいけなかった人が投票意思のある人のうち15%以上いました。基本的には現住所に対して住民票を移すのが原則ですが学生の場合親の不要の関係もあり住民票を移すことのデメリットが大きかったり、手間が多くなったりします。逆に住民票を移すことのメリットは公的な契約など学生のうちは少ないのでメリットが少ないです。私自身出身地の和歌山から長岡に住民票を移したのは長岡に住んで2年がすぎたころで会社を起業するために住民票を移しました。

ではどうするか
 
いくつかパターンがあります

①住民票を遠方からきた学生に対して強制的に移動させる
  
これは鈴鹿高専など寮を備えた学校において一部実施されている内容です。既存の選挙システムのままできるのが魅力です。反面住民票を親と子供で分離することにより発生する追加の手続きなどについてはしっかり学校側や行政側が説明責任をはたす必要があります。

②学校に投票所を設置
 
学内に投票所を設置し学生証を提示することで投票できるようにします。学生は学内にある投票所にいき学生証を提示することによって”学校のある選挙区”で投票を行うことができます。大きく投票システムを改変する必要がありますが地元を離れた学生にとって今いる環境に対して意見をいえることになり、また投票の障害を大きくさげることができます。

③マイナンバーカードによる投票
 マイナンバーカードを用いて投票所にある指定の端末にて入力作業をすることによって投票します。これにより選挙にかかわる費用を大きく減らし、どこでも投票を行えるようにします。またそれぞれが持っているスマホからの投票ではなく特定の端末からマイナンバーカードによる認証で投票を行うためセキュリティ的なリスクのてんでも強くなることが考えられます

以上のように投票システムそのものを見つめ直すことによって単に国民や若者が政治に対する関心がなくなったというだけでなく投票に行ける国民の数をふやすことができると考えています

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